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桃栗三年柿八年
熊本県で開かれた「全国モンブラン大会」で、岐阜県恵那市の和洋菓子製造販売「恵那川上屋」が優勝した。岐阜県恵那市は、岐阜県東濃地方、日本百名山に選ばれている恵那山の麓に位置し、恵那栗の産地としても有名である。優勝した恵那川上屋は、元治元年(1864)に中津川で創業した川上屋の元工場長さんが恵那市で創業したお店である。
川上屋は和菓子メイン、恵那川上屋は洋菓子も販売しているらしい。しかし、双方とも目玉はやはり栗きんとんだろう。都市の駅ビルなどに直営の販売店があり、その店に栗きんとんが並ぶと、街中にいても秋を感じる。以前、川上屋と恵那川上屋双方の前を車で通ったが、栗きんとんの季節だったせいか、店は大盛況、駐車場は一杯だった。
有名なことわざに「桃栗三年柿八年」がある。人が術を身に付けるのは一朝一夕でできるものではなく、長い年月をかけることが必要であることを意味しているという。
ライターとして、お客様の納得いく、読者の心に響く文章を書けるようになるには、やはり時間がかかるものなのだろうか。また、江戸時代から続く川上屋さんのように、お客様にも読者にも永く愛されるライターになるにも、さらなる時間がかかるのだろう。
ちなみに、恵那川上屋について、「中津川市の川上屋で工場長を勤めた鎌田満によって創業されているため本家の味が受け継がれている」と、某フリー百科辞典サイトにあるが、その参照元が大手旅行記事メディア・ホテル予約サイト。二次情報か?三次情報か?真相を知ることを大義名分に、近くお店に行ってみよう。
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