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いい風呂の日。ペンの日。
「文豪が愛した温泉」
そんなタイトルを雑誌やネットで目にすることがしばしばある。異常気象か地球温暖化か、真夏日猛暑日が続いたと思いきや、ひと雨で一気に寒さを増した。温泉が恋しくなる。
先述の「文豪が愛した温泉」もいろいろあるようだ。
新潟県湯沢町にある「雪国の宿高半」と、川端康成。
岩手県花巻市の鉛温泉の「藤三旅館」と、宮沢賢治や田宮虎彦。
こちらも岩手県花巻市の「大沢温泉」と、詩人高村光太郎。
また、群馬県みなかみ町の法師温泉には、名だたる文豪達が通ったそうだ。
11月26日は語呂合わせで「いい風呂の日」。
また、ペンの日でもある。詩人・小説家の島崎藤村を初代会長として、1935年(昭和10年)のこの日、日本ペンクラブが創立された。
そんな島崎藤村は、神奈川県湯河原町の温泉旅館「伊藤屋」で、名作「夜明け前」の原案を練ったそうだ。
日本ペンクラブはアルファベット表記で、
The Japan P.E.N. Club
と書く。ペン(P.E.N.)は、文字を書く道具としてのペン(PEN)を表すとともに、
Pは詩人(Poets)と劇作家(Playwrights)を、
Eは随筆・評論家(Essayists)と編集者(Editors)を、
Nは小説家(Novelists)
をそれぞれ表すそうだ。
現代のようにパソコンのワープロ機能がなかった時代、ペンと紙をつかって執筆していた文豪達は、温泉に浸かりながら指に出来かけたペンだこを防いでいたのだろう。
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