【活動記録】白神山地の麓でボランティアしてきたよ
2021年のGW、世界自然遺産の白神山地の麓へ行ってボランティア活動してきました。滞在先は青森県鯵ヶ沢町(わさおのいた町!)の山の中、白神自然学校というところ。
はじめてのことがたくさんで、とってもおもしろかったです。
こんな状況の世の中だけど、行けてよかったな〜〜〜
以下、充実していた1週間の振り返りです。どうぞ。
タイムスケジュール
7日間中、最初と最後の日はほぼ移動、途中の1日はフリーデイで観光に連れて行ってもらったので、実質4日間の活動でした!
7:30頃 起床
8:00 ラジオ体操
8:30 朝ごはん
9時〜12時頃 活動
13:00 お昼ごはん
14〜17時頃 活動
18:30 夜ごはん〜おしゃべり
21:00 お風呂、洗濯、明日の準備etc
24:00頃 就寝
ご飯はみんなで自炊(作って食べて片付けて)、活動は基本肉体労働って考えるとなかなかタイトなスケジュールでした!!!みんなよくがんばった!!!
フリーデイの観光のことはまた別記事で。
活動内容
・ビニールハウスのビニール張り
・薪割り、薪運び
・雪囲い外し
・返す畑の片付け(12〜14年くらい経ったブナの木を切って運ぶ)
・体育館に保管してある木材の整理と掃除
ほか、白神自然学校のお手伝い!
薪を運ぶわらこ。
上半身の筋肉をものすごく使う(笑)大がかりな作業が多くて、とっってもやりがいがありました。ビニールハウスってこんなに労力かかるんかいって思ったし、育ったブナの木はしっかりしてて重かったし、割った薪運ぶの重かった〜〜〜!
書いてみて思ったけど、木たくさん運んだな、今回。雪囲いも木だし、アロマオイルを蒸留した後の木のチップも運びました。
切って運んで積み上げて。この山が7つくらいできてました。
ビニールハウス。上から押さえるテープを張ってます
これだけ働くとな、
休憩の麦茶が染み渡るんだな〜〜〜!!
ごはんがいつもよりおいしかったな〜〜〜!!!
(そもそも用意してくれた地物のお米と水道から出る井戸水が美味しい)
あと、みんなで体動かすの楽しかった!
ちなみに雪囲いって知ってますか?初めて知ったんだけど、雪が積もったとき窓が割れないように、窓に木材を取り付けておくものらしいです。今回はこれを外す作業をしました。これ毎年やるの大変よねえ。
外したあとまた運ぶのが大変なんだな
あと雪つながりで言うと、ビニールハウスのビニールを上げてあったのも、雪が積もった重さで壊れてしまわないようにするため。冬の間はビニールを張らずにあげておくんだって。
雪がたくさん降る地域って手間かかって大変だな、って、身に染みて思いました。雪かきすれば良いってもんじゃないんだね。
というか農村の高齢化ってめちゃめちゃやばいじゃん、こんなに大変な仕事たくさんあるのに、、ってなった。
感想
今回活動に参加してよかったのは、
・地方の生活(農業中心)を少しでも体感できたこと
・雄大な自然を感じられたこと
・人が好きって気づけたこと
だなあって思います。
一つ目は上述の通り。大変な作業の存在自体を初めて知ったし、実際に体験できてよかったなと。
二つ目は、今まで都市部に近い自然しか知らなかった自分にとって、規模が違う!!!!!ってなったこと。どこまでも続く山と田んぼと川。どこまでも続きすぎて迷い込んでしまいそうになる景色。見たことのない景色だった。頭ではこっちが海でこっちが山奥ってわかっていても、本当にこの先にあるの?と疑ってしまうくらいに続く山の景色。
街灯が少なくて、星も綺麗でした。あと、自然に恵まれた地元の食べ物、本当に美味しかった。
三つ目は、今回出会った人たちと話して思ったこと。こういう活動に参加する人、企画する人、関わっている人っておもしろいんだよなっていうことを改めて実感。そんで、その人たちのことを聞いたり自分のことを聞いてもらったりして、話が広がっていくのが本当に楽しいんだなあ〜〜〜!!!私は人に興味があるんだなって。どんなことを考えていて、どんなことが好きで、どんな生活をしているのかっていうのが気になる。聞くの楽しい。ここで出会った人との繋がりを大事にしたいし、これからもこうやっておもしろい人に出会える機会を定期的につくりたいなと思いました。
おまけ
〜カメムシと山菜の天ぷらと津軽弁〜
屋内、ひたすらカメムシがいました。踏んだらあの匂いのたまったもんじゃないし、ご飯に落ちてきたらもう食べたくなくなるし(未遂が何件か)、洗濯物にもつくし布団にもなんかいるし、ってことで、ひたすらガムテープで捕獲、密封。カメムシには冷静に対処できるようになりました。成長だね。
持って帰ってきたスーツケースの中からも、2匹出てきたのよ(動いてた。ちゃんと捕獲できてよかった、、)。参加者の一人は洗濯終わった中からカメムシ出てきたらしいです。複雑な気持ちやね。
〜〜〜
ある日のお昼、天ぷらを人生で初めて作りました。
畑の片付けの時に地元のおばあちゃん2人が、よもぎとこごみを採って、天ぷらにしたらいいよー、って教えてくれて。よもぎの天ぷらを作ったんですよ。めっっっっっっちゃ美味しかった!こごみはおひたしのような感じで食べました。こごみって初めて聞いたし初めて食べたけど、美味しかった。
それで帰ってきてからも天ぷらが食べたくなって、天ぷら祭りしました。美味しかった。とりあえず衣の温度をちゃんと下げておく(冷やしておく)のがコツみたいです。
奥がよもぎの天ぷら、手前がこごみのごま和え
また、限られた時間の中で毎日ひたすら自炊をしたことで、人に食べさせられるような料理をテキパキつくれるようになりたいなーって思いました。
参加者4人の中に、1人めっちゃ手際のいい姉さんがいて。かっけ〜〜〜ってなってたんです。天ぷら教えてくれたのも姉さんで。自分が食べるのも作るのも好きなだけに、料理スキル鍛えたいな〜〜〜ってなりました。
〜〜〜
地元の方言は津軽弁。かなり略して喋るらしく、なーに言ってるだかわかんない笑。なんかほんとにスペイン語とかフランス語聞いてるみたいな感じ。でもしばらく聞いてると単語とかは聞き取れるようになったり。んだー、とか、んだばー、とか、愛おしかったな。もう少しわかるようになりたかった!!!
参加した団体について
今回活動したプログラムはこちら!
【世界自然遺産・白神山地のブナの森を守り、次世代に繋ぐ。】
同じ場所で、6月は植樹祭の手伝い、8月には子どもキャンプの運営補佐のプログラムもあるので、気になった方はぜひご覧ください🌱
今回お世話になったNICEという団体は、国内外のワークキャンプ(国際ボランティア)の企画・運営・紹介を行っているので、参加できるものがたくさんあるんですよ〜〜〜!週末参加のものから、半年や1年間など、長期参加できるものまで様々!!
「カラフルでヘルシーな世の中へ」を理念とするNICE(代表の方はすごくファンキー(?)でおもしろい方らしい)、もっと色んな人に知ってもらいたいな〜と思います。
次は6月はじめの週末ワークキャンプ、菜の花プロジェクト🌻に参加します!
菜種を栽培して油を作り、地域資源循環を実践・発信しているところらしい。今回は菜の花の刈り取りのお手伝いをしに行ってくる予定!1日だけの参加だけど!わくわく!
というわけで、以上、白神山地の麓でボランティアをしてきた活動報告と次回の活動の宣言(笑)でした!
読んでくれてありがとう!