「自分の才能って何?」才能がわからないときに見つける方法
才能というと、「一部の人しかもっていない特別なもの」というイメージをもつことが多いかもしれません。
とはいえ、きちんと認識できてしていないだけで、誰もが才能をもっていて、それは意外と身近なところにあるものではないでしょうか。
少し前に、映画「ビューティフル・レターズ 綴られた言葉」という映画を見て、才能について考えることがあったので、今回は自分の才能の見つけ方について書いてみたいと思います。
「ビューティフル・レターズ 綴られた言葉」
まず、この映画について簡単に説明すると、主人公の女子高生マギーがあるきっかけでサムという老人と知り合い、精神的な成長を遂げて自分の才能に気づく姿を描いたものです。
この映画の前半で印象的なのは、サムの書く手紙です。老人ホームに住むサムは、励ましの手紙やカードを書き、見ず知らずの人に届けることを日課のように行っています。
知らない人に手紙を届けるという行為は、警戒されたり怪しまれてしまったりしそうで、なかなか出来そうにないことのように思われます。それでも、サムの書く手紙はポジティブで暖かく、しかも相手をよく知っているかのように書かれていて、言葉の一つひとつが違和感なく心に入ってくるのです。そのためか、手紙を受け取った人たちは感動し元気づけられたり励まされたりと、よい意味で心を動かされています。
マギーもたまたまサムの手紙を受け取った一人でした。
マギーは自身のバンド活動に夢中になりながらも、母親との関係がうまくいかなかったり、父親は他に家族をもち自分のそばにいてくれなかったりと、いまいち満たされない毎日を送っています。そのためか、どこか自分に自信が持てず、自分を持て余しているように見えました。
そして、サムと知り合い関わるなかで、マギーは「自分もサムのような手紙を書きたい」と思うようになりますが、サムは手紙を書くよりも自分のもっている才能を見つけるようにと促します。
才能は素質からはじまる
才能というとスケールの大きなイメージを思い描いてしまうことが多いので、「自分には才能はない」と思ってしまいがちです。
映画のストーリーでは、後半でマギーは自分の声が才能だと気づきます。その少し前に、親友や彼氏に裏切られバンドを辞める事になるなど、マギーにとっていくつか辛い状況が続きます。しかし、それをすべて受け止めて消化していったとき、自分の才能を適切に活かす方向を見つけられました。
マギーのように、自分がもっている才能に気づいていない人も多いと思います。先入観や自信のなさなどで自分のよさがわからない状態になっていることもあるでしょう。
それでも、先入観などの不要なものを手放してクリアな状態になったとき、その奥に潜んでいた自分の才能に気づけるようになり、どう活かしていくかの方向性も見えてきます。
もしくは、才能というよりも、素質と考えておくほうがピンとくるものがあるのではないでしょうか。誰もが自分だけの「才能」を生み出す何らかの「素質」をもっている。たとえば、「文章を書くのが好き」「整理整頓が得意」など、些細なことであっても素質には違いありません。そう考えると、自分の才能が何か気づくヒントになります。
素質を役立てる方法が見つかったとき才能になる
才能につながる素質は誰もがもっているもの。とはいえ、それに気づいて育てなければただ眠っているだけ、宝の持ち腐れになってしまいます。誰もが才能をもっているとしても、それを自覚して能力を育てたり、どのような活用の仕方をするかを考えたりする必要はあるのです。
才能を発揮して輝いている人とそうでない人がいるように思えるなら、もっている素質を自分で認識するかしないか、何かに活かすために育てるために行動するかしないか、それだけの違いでしかありません。
「自分の才能を見つけたい」「才能で人の役に立ちたい」と思ったら、自分にどんな素質があって、どんなやり方で活用できるのかを考えてみるとよいと思います。
まとめ
どんな才能があるかは人によってさまざまですが、才能がない人はいません。
自分には才能なんてないと思っているときには、不要な考えや思い込みを捨ててみたり、どんな素質をもっているか、より身近な自分を分析をしてみるとよいです。
占いをすることでも客観的に自分の性格や才能を理解できるようになるのでおすすめです。