夫へのイライラは○○して欲しいのサイン
あなたのことばは本心を伝えていますか?ついつい感情にのせられて、強いことばでココロの武装をしていませんか?
ココロのことばを正しく伝えたら、みんながあったかい気持ちになる。そんなことばのお作法のお話です。
▫️悲しい顔
私はついつい主人にきつい言葉をかけたくなってしまうクセがある。家事や育児を手伝ってくれても、〇〇のやり方が違う。そうじゃなくて。ちゃんとやってよ。
イライラが止まらない時代、よくそんな口論をしていた。いや、口論というより一方的な文句だ。その度に優しい夫は、悲しい顔をしていた。
わかっていた。それが良くないこと。せっかく手伝ってくれている主人のやる気をそいでいること。優しさを踏みにじっていたこと。
わかっていたのにどうして止められないんだろう。言った後にすごくもやもやするのに、つい口にしてしまう。
夫の悲しい顔に、なんだか責められているようにさえ感じていた。
▫️怒りの中の真実?
ある日、こんなことばを知った。
"怒りの根底には別の感情がある"
わけもなくイライラしていた私は、は?と思った。なんのこと?
そのことばが気になって、わたしは私の感情を突き詰めてみることにした。わたしはどんな時に、主人に文句を言うのか。相手が何をしたときにイライラするのか。
夫が、、、、、
▫️説明したのに、違うやり方をしているとき
▫️自分の話を理解してもらえないとき
▫️勝手に決めて、報告がないとき
▫️仕事で忙しいとき
▫️十分なフォローがないとき
ああ。なるほど。わたしは、「わたしのことを大事にして」って言いたかったのだ。もっとわたしのことを見て、聞いて、理解して。わたしのことを愛して。
そんなこと、認めたくなくて無視し続けた。言いたくても言えなくて、強い言葉で武装していた。
本当はケンカをしたいんじゃなくて、仲良くしたいだけなのだ。
▫️ことばを押し殺した結末。
中には文句すら言えない人っているよね。わたしと同じように、愛して欲しい、かまって欲しいって思っているのに、言葉にできない。文句にすらできなくて、我慢しちゃう人。
そうすると我慢があきらめに変わって、あきらめから憎しみに変わる。そういう自己防衛本能が働いちゃうんだよね。自分は悪くない。「相手がわかってくれないだけ」「相手が悪い」という攻撃になる。
そして、苦しさのあまり『おわかれ』という決断を選んでしまう。本当のココロを伝える前に。本当は大好きなのに、可愛さ余って憎さ100倍。
一度は愛した人。一生一緒に生きていこうと誓ったその人を、憎んでしまうなんて悲しいじゃないですか。
本当は自分のことを愛して欲しいだけなのに。
▫️本当のココロをことばにする
「わたしを愛して」って、めちゃめちゃ言いにくい(笑)夫婦関係が長くなればなるほど、自分から愛を伝えるなんて"負け"みたいな雰囲気がある。
愛されてナンボ、みたいな、ね。
だけど、ちょっとの勇気と一緒に、思ったことを口にする。なかなかね、勇気がいるよね。私もそうだった。
だけどね。いつもの怒り口調ではあったけれど、いつもの文句の最後に言ってみた。
「もっと私とも話をして。わたしはあなたとの時間も大切にしたいんだよ。」
そう言ってハグを求めたら、夫はまんざらでもない顔をしてハグしてくれた。
そう。みんな優しい言葉が欲しいんだ。みんな愛されたいんだよね。
もしかしたら、子供たちも同じかもしれないね。いやいやって、言うことを聞かない。ママがダメって言うことばっかりやっているのは、本当は僕の話を聞いて!私のことを見て!って言う合図かもしれない。
本当のココロを認めて、伝えるのはちょっと勇気がいるけれど、それこそが、ミスコミュニケーションの始まり。
勇気を持って、つたえてみよう。手を繋いでみよう。相手だけじゃなくて、自分の心もちょっと変わるはず。
せっかくの本当のココロ、伝えなきゃ損だよね。