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海上釣り堀講座④~海上釣り堀の準備と餌の付け方~
ここでは、海上釣り堀の準備の流れを見ていきましょう。
順番に解説していきます。
1 釣り座を決める
釣りを始める前にまずは釣座(釣りをする場所)を決めます。
お客さんが各自釣れそうな場所を自由に選んで釣りができる所もありますが、イケスはスペースも限られておりますので、渡船型の海上釣り堀では釣り座をくじ引きで決定して順番に下船するシステムの所もあります。
現地のルールに従ってイケスへ安全に移動しましょう。
2 竿とリールをセットする
最初に竿にリールを取り付けます。海上釣り堀の竿は基本的にはねじ込み式のグリップになっておりますので、リールの足部分をはめ込んで竿のグリップ部にあるネジを回してリールを固定します。
リールを取り付けたらベイルアームを起こしてから釣り糸を出します。
※ベイルアームを起こさないで釣り糸を出すと、リールのハンドルを回しても糸が巻き上げられませんので注意が必要です。
竿を伸ばしてリールから出した糸をグリップ側から穂先に向かって順番に通していきます。
3 仕掛けをセットする
穂先まで通した釣り糸を仕掛けに結びます。
海上釣り堀用の仕掛けは浮き釣りが一般的ですが、構造はそれなりに複雑なので、慣れるまでは仕掛けが一式セットになっているものを購入するのがオススメです。
一式セットの仕掛けならリールから出した釣り糸をスナップに結んで仕掛けを引き出すだけで準備が完了します。
道糸とスナップの結び方はユニノットかクリンチノットがオススメです。
ミャク釣りならリールから出した釣り糸を針に直接結びます。
釣り場の水深や餌の沈み具合に合わせて適宜オモリを追加しましょう。
結び方は外掛け結びがオススメです。
⇒外掛け結びの結び方
3 針に餌を付ける
ダンゴ状の練り餌や切り身などの冷凍エサは針先が隠れる様につけましょう。
冷凍オキアミなどのエビ系の餌なら尻尾から通し刺しにしても良いですが、生き餌のモエビは鼻部分にチョン掛けするか、背掛けにする方が弱りにくいのでオススメです。
青物狙いの泳がせ釣りで使うアジなどの小魚系の生き餌も鼻掛けや背掛けが一般的です。
青イソメなどの細長い生き餌は通し刺しにするか、ボリュームが欲しい場合はフサ掛けにすると良いでしょう。
餌までセットしたら次は実際に魚を釣る段階です。
…という事で
次回は「海上釣り堀の釣り方の流れ」について
詳しく紹介します。
お楽しみに!