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エリアフライ講座③〜エリアフライに必要な釣り具と準備〜

今回はエリアフライに必要な釣り具について解説していきます。
それでは順番にみていきましょう。

ロッド(竿)
フライ用の釣り竿(フライロッド)には扱いやすい太さのフライラインを示す番手が書かれており、#で表します。

最も細いフライラインは小川のオイカワなど小さな魚を狙うような#0~
最も太いフライラインは海の大型魚を狙うような#15までとなっています。

この内、管理釣り場に適している番手としては
渓流エリアのような狭い場所や魚が小さい場所用として
#3~4番クラス 長さは7~8フィート前後

広大なポンド型エリアや大型魚が放流されている場所用として
#5~6番クラス9~10フィート前後

が一般的です。

注意しておきたいのが#番手の表記はあくまで目安です。
例えば#3番ロッドには#3番のフライリールとフライラインを使うのが
一番適正ですが。

実質的には#3番のロッドでも適正から1番手ズレた
#2番や#4番の太さのフライラインなら扱えないことはないです。

さすがに#1番とか#5番など2番手ズレてくると
別にロッドを用意した方が釣りやすさにも影響してくるので
適性の前後1番手くらいまでが許容範囲と考えておくのが良いでしょう。

リール
フライ用のリール(フライリール)にも、大きさがあり、前述のロッドと同じように、ラインキャパシティも含めて扱いやすい太さフライラインを示す番手が#で示されております。

フライリールもフライロッドと同様に前後1番手のラインなら対応可能な
製品が多いです。

ライン(釣り糸)
フライラインには前述したとおり、太さに応じて番手があります。
エリアフライでは#3~6番程度が一般的です。

実際にリールに巻く時はバッキングラインという下糸を巻いてから
その上にフライラインを巻き、その上にリーダーラインを結びます。

リーダーラインにフライを直結して釣りをすることもできますが、
何度も結びなおしているとどんどんリーダーが短くなってしまうので
ティペットという継ぎ足しの釣り糸を結ぶこともあります。

フライリールにバッキングラインやフライライン、フライリーダーを
結ぶ方法はフライ用品でも有名なティムコのサイトが分かりやすくておすすめです。

⇒道具のセッティング

フライ
フライは日本語では毛針ですが、大別すると以下の2種類があります。

・ナチュラルパターン
虫の幼虫~成虫、魚卵など実際に
魚が食べているものに似せて作られた、主に食性にアピールするもの
エリアフライでは各種ドライフライやニンフ、ストリーマなどが一般的です。

・アトラクターパターン
自然界に無い色の組み合わせや動きで、主に好奇心にアピールするもの
エリアフライでは各種マラブー系フライが一般的です。

エッグフライは大変釣れますが、
レギュレーションで禁止されている所もありますので注意が必要です。

フライフィッシングも釣り場やその日の状況に応じてフライを使い分ける
のが楽しみの一つです。

フライの大きさは針の大きさ(フックサイズ)に応じて
番手#があります。

フライの場合はロッド、リール、ラインとは逆に
番手の数字が大きくなるにつれて小さくなります。
最も小さいものは#32番~最も大きなものは#1番

#1より大きいサイズになると〇/0の表記になり、1/0、2/0、3/0の様に
数字が大きくなるに従ってフックサイズも大きくなります。

最も大きなものではサーモン用の8/0クラスのフライもありますが、
フライの大きさは基本的には魚が食べているものの大きさに合わせます。

エリアフライでは#18~12番くらいが一般的です。

針外し
エリアフライは魚がたくさん釣れる可能性がある釣りですから、針外しを用意しておく方が釣りがスムーズになります。

専用の針外しがない場合は100均のラジオペンチなどでも良いので必ず1つは用意しましょう。

ランディングネット
針を外す時も魚が暴れ回ると大変なので、ネットですくってから外す方が簡単です。

リリースする場合は、魚を傷つけにくくするためにシリコン素材のラバーネットを使用して、針を外す時も極力、魚体を水の中から出さないように配慮しましょう。

…という事で

次回は「エリアフライの準備とフライの付け方」について
詳しく紹介します。

お楽しみに!

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