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【連載】魚釣り初心者が初めての1匹を釣る為の釣り講座 ⑨~淡水用の釣具と仕掛け、釣り方~

今回は初心者でも手軽に釣れる淡水魚について
釣り道具や釣り方についてお伝えします。

①ハヤ、オイカワ、ウグイ、タナゴの仕掛けと釣り方

キャプチャ7

◆仕掛け:釣具店にある小物釣りセットと餌を購入しましょう

小物釣りセットは細くて軽い延べ竿と
小魚を釣る為のウキ釣り仕掛けが入っています。

竿の長さも色々バリエーションがあります。

小物釣りだけでなく少し大物を狙ったり
広い場所で釣りをする予定があるなら
長めを購入する方が汎用性は高くなりますが
初めは短めの方が扱いやすくておすすめです。

180や210など2m前後の長さが
無難で良いかも知れませんね。

小物釣りセットには
釣り糸やウキ、オモリ、針などが結ばれた
完成した仕掛けが入っているので、

袋から取り出して竿に糸を付けるだけで
釣りの準備が完成します。

仕掛けを竿に結ぶ方法も輪っかを通して
竿先に括りつけるだけなので簡単ですし

説明の台紙に図が書いてある事がほとんどなので
釣り経験の無い初心者さんでも分かりやすいですよ。

⇒プロマリン かんたん小物釣りセット

キャプチャ8

針につける餌は紅サシなどの虫エサでも釣れますが、
練り餌を購入する方が水中でバラけて
魚を寄せる効果もあるのでオススメです。

通常は袋の練り粉と水を配合して
好みの硬さに作りますが、

袋に水を量るメモリが書いてある
個別包装のタイプを購入すると
簡単に適切な硬さに作れるのでお手軽です。

⇒マルキュー ちょい釣りくわせ

◆釣り方:餌を針につけて仕掛けを投入したら
ウキが立ち上がるまでしばらく待ちます。

ウキが立ち上がったら注意して見ていて下さい
魚が餌に食いつくとウキがポコポコを沈み始めます。

食いついた瞬間を見計らって竿を素早く持ち上げて
魚の口に針を口にかけましょう。

はじめの内は逃げられてしまったり、
タイミングが分からなくて
針にかからないかも知れませんが

何度か失敗して感覚をつかんでくると
釣れるようになるはずです。

竿を立ててプルプルとした
小気味良い引きが伝わってくれば
針かかり成功です。

そのまま更に竿を立てて魚を釣り上げましょう。

小魚釣りとはいっても、
釣りの面白さがきっちり詰まっています。

合わせのタイミングや餌の大きさ、
仕掛けを投入する場所など

色々考えている内に
いつの間にか釣りにハマっているかも知れませんよ♪

②フナ、コイの仕掛けと釣り方

フナ、コイの釣りの仕掛けもハヤ、ウグイと同様に
延べ竿+ウキ釣り仕掛けがおすすめです。

餌も同じ練り餌でOKですし、特に大型を狙わない限りは
小物釣りセットでも竿の強度は問題ないですので

ハヤやウグイ釣りの仕掛けで紹介した様な
小物釣りセットを流用しても大丈夫ですよ。

キャプチャ9

もし魚が大きめの場合は
小物釣りセットよりも
少し大きめのウキや、少し太い釣り糸の
仕掛けがあるとより安心です。

⇒フナ釣り 仕掛けセット

釣具店に行けばフナ釣りセットも
色々置いてありますので探してみて下さい。


◆釣り方:ウキ釣り仕掛けなので
基本的にはハヤやウグイと釣り方は同じです。

仕掛けを何度が投入して餌で魚を寄せて
ウキが沈んだらアワセを入れて針を掛けましょう。

タイミングや仕掛けの深さの調整、餌の大きさなど
調整した方がより釣れる場合もありますし、

魚も大きいので針にかかると
グググッという重みが伝わってくるはずです。

魚の引きを竿でいなしながら
焦らずゆっくりと竿を立てて取り込みましょう。

フナやコイや釣り堀もありますので
釣り竿がレンタルできる場合もありますし

自前の釣り竿の持ち込みもOKな所がほとんどなので
野池や川でなかなか釣れない場合は
釣り堀を探してみるのも良いかも知れませんよ。

③ブラックバス、ブルーギルの仕掛けと釣り方

キャプチャ10

◆仕掛け:主に餌釣りとルアー釣りという
2種類の方法があります

餌釣りの場合はフナやコイと同様に
小物釣りセットを流用出来ますが

肉食性の魚種なので餌は練り餌ではなくて
ミミズやソーセージなどをつけた方がよく釣れます。

キャプチャ11

ブルーギルは好奇心旺盛で
動くモノには何でも反応するので
スイートコーンとか、夕食の残りの肉とかを
適当につけてもOKです笑

むしろ餌をつけずに針を落とすだけでも釣れますし、
その辺の糸くずなどのゴミをつけても釣れる
というくらい何にでもとりあえず食いつくので
簡単に釣れる魚種です笑

キャプチャ12

ルアー釣りの場合は海釣りの時に紹介した
サビキセットでも流用できなくはありませんが

竿の長さや調子などがもう少し短くて
シャキッとしている方が釣りがしやすいので
ルアー釣りセットを購入するのも良いかも知れません。

⇒ツレルンジャー ルアー釣りセット

キャプチャ13

ルアーも種類が色々とありますが
プラスチックや金属などで出来ている
ハードルアーよりも

味や匂いがついているソフトルアー(ワーム)の方が
餌に近いので初心者の方でも釣れ易くなります。

バス釣りはハードルアーもソフトルアーも
沢山の種類があります

とりあえず超定番で汎用性も高いのは
ゲーリーヤマモトというメーカーのワームが人気です。

塩入り高比重で少しウエイトがあるので
飛ばしやすいですし何より魚がよく釣れます♪

⇒ゲーリーヤマモト 4インチグラブ シングルテール

カラーはウォータメロンや
グリーンパンプキンなどが人気ですが

釣り場の水質や状況にもよるので
本当の正解は魚にしか分かりません笑

とりあえず自分が一番釣れそうだと思った色を
信じて投げるのが良いかも知れませんね。

キャプチャ14

ソフトルアーを使う時の仕掛けにも色々ありますが
一番シンプルなのはジグヘッドリグや
オフセットフックを使ったノーシンカーリグです。

釣具店に行けば様々なサイズや重さの針が置いてあり、
大体300円くらいで買えますよ。

エコギアのメバル釣りセットは針もついているし
ブルーギル、ブラックバス共に狙える
大きさのワームが入っているので便利です。

⇒マルキュー ポケット イン メバル

※注意:ソフトルアーの使用については
野池であれば問題ないですが、
一部有名な湖や釣り堀などでは
禁止されているので使わない様にしましょう。

◆釣り方:基本は魚が釣れそうだと思うポイントに向かって
ルアーを投げて少し沈めてからリールを巻くだけでOKです笑

魚が食いつくと竿先がググッと重くなるので
竿を煽ってアワセを入れましょう。

魚を寄せるには竿を立てながらリールを巻けば良いです。

大型のサイズだと中々寄せるのが難しくなりますが、
バス釣りの一番楽しい瞬間です。
竿でいなしながら、リールを巻きつつ頑張ってファイトして下さい笑

魚が近くに来たらネットですくうか、
小さいサイズならばそのまま竿で持ち上げましょう。

④ナマズの仕掛けと釣り方

キャプチャ15

◆仕掛け:餌釣り、ルアー釣りとありますが、
ミミズやカエルなどをつけるのが苦手な方も多いと思いますし、
近年ではトップウォータープラグを使ったルアー釣りの方が人気です。

釣竿はパワーのあるベイトタックルが使われる事の方が一般的ですが
とりあえずはブラックバス用の
スピニングタックルの流用でOKです。

※ベイトタックル
=釣り糸をウインチ式に縦方向に巻き上げる
リールがついたパワーのあるタイプ

※スピニングタックル
=糸を回転するベールで横方向に巻いていくタイプ
(先ほど紹介した初心者バス釣りセットはこちらのタイプです)

ナマズのルアーは専用の物も出ていますが
一番有名でよく釣れるのはジッターバグという
水面に浮くルアーが超定番です♪

⇒ジッターバグ 一覧

ナマズは視覚よりも嗅覚や聴覚を頼りに捕食しますので
カラーはぶっちゃけお好みで構いませんが

明け方や夜に釣りをするならば視認性の良い色の方が
釣りやすいかも知れません。

◆釣り方:今回も基本は魚が釣れそうだと思うポイントに向かって
ルアーを投げてリールを巻くだけでOKです笑

ジッターバグは水面に浮くルアーですが
リールを巻くとフロントの金具部分に水を受けて
左右にボディをくねらせながらカポカポと音を立てて泳ぎます。

近くにナマズが居ればたまらず飛び掛かってきますので
慌てず、驚かずにアワセを入れて針を掛けましょう。

ナマズは捕食が下手ですし、水面に浮くルアーは
針にかけるタイミングが独特です。

バシャッと水しぶきが上がったタイミングで
アワセるのではなく、ワンテンポ待って
竿に魚の重みがのってからアワセを入れると掛かりやすくなります。

ナマズはそこまで素早く泳ぐ魚ではありませんし
日本にいる魚種は基本的には引きもそこまで強い
魚ではありませんが、重さがある為、
トルクフルなファイトが楽しめます。

水質の綺麗な水域で持ち帰る場合を除けば
キャッチ&リリースが基本になるかと思いますので

ゆっくり寄せて取り込みをしたら
針を外してリリースしましょう。

ルアーのフックはカエシをつぶす(バーブレス)仕様にして
必ずペンチを携帯する事をオススメします。

⑤ニジマス、ヤマメ、イワナの仕掛けと釣り方

キャプチャ18

ニジマス、ヤマメ、イワナなどのマス類は
日本では北海道や東北など寒い地域や
本州でも山奥の清流、源流などの険しい環境に
赴かないと中々釣る事が出来ませんので

初心者さんが釣りをする場合は
養殖魚が沢山放流されている釣り堀にいる
個体を狙う事になります。

冷水性なので寒い冬でも元気に釣れてくれますが、
自然の河川や湖にいる天然物とは少し性格が違いますので
仕掛けや釣り方も釣り堀仕様にする必要があります。

◆仕掛け:釣り堀によってルールは様々ですが、
基本的には餌釣りとルアー釣りの2種類の釣り方が主流です。

餌釣りの場合は持ち込みOKな釣り場ならば
小物釣りセットを流用しても良いですが
基本的にはレンタルしかNGという所が多いので
釣り場で用意されているセットを借りて使う様にしましょう。

餌はコーンや練り餌などが一般的ですが
こちらも各釣り場で指定されたものを購入して使いましょう。

管理釣り場で用意されている釣り竿は
小物釣りセットよりも長い場合がほとんどですが
ウキ釣りには代わりありませんので基本は同じです。

仕掛けを投入してウキが沈んだらアワセましょう。
ニジマスはアワセが難しい魚ではないので
お子様や女性でも、未経験者でも簡単に釣る事が出来ます。

逆にアワセが遅くなりすぎると餌を呑まれて
針を外すのが面倒くさくなるので、

ポコポコとウキが動き始めたら
少し早めにアワセを入れても良いかも知れません。

キャプチャ16

ルアー釣りの場合はバス釣り用のセットを流用しても
釣れない事はありませんが、

ブラックバスよりも軽いルアーを使った繊細な釣りが主流なので、
少し柔らかい竿や細い糸が揃っているセットの方が快適に釣りが出来ます。

鱒レンジャーという柔らかい釣り竿は
短くて取り回しがしやすく、色もカラフルでファッション性も高いので
カップルや家族で色違いを購入して釣りをしている人も良く見かけます。

⇒鱒レンジャー next 40 SP

キャプチャ17

ルアーは釣り堀では基本的にソフトルアー(ワーム)の使用は禁止ですので
金属やプラスチック製のハードルアーを使う事になります。

スプーンという種類のルアーが定番で、基本ですので
各色セットを一つ購入しておくと便利かも知れませんね。

重さも色々ありますが、
2グラム前後を基準に揃えると投げやすいですし、
浅場も深場も狙えて汎用性が高いと思います。

スプーンはメーカー品を新品で買うと1枚500円前後しますが
釣り堀のトラウトはルアーを見飽きると
釣れなくなる時もあるので何枚か色を揃えた方が良いですね。

1000円前後でも普通に釣れるセットがありますので
入るのもおすすめです。
⇒管理釣り場のニジマス スプーンセット

◆釣り方:ニジマスの釣り方は基本的には投げて
一定のスピードでリールを巻いて来るだけでOKです。

コンッという小さなものから、
ググッという大きなものまで様々ですが、

鱒レンジャーなどの柔らかい竿を使っていれば
竿が曲がって衝撃を吸収してくれるので
そのままリールを巻いていれば自動的にかかります笑

逆に細かいアタリを的確に拾って掛けていく事は
上級者でも難しいですし、
それなりに感度の良い竿も必要になりますので
釣り道具にもお金がかかる玄人向けのスタイルになります。

先ずはとりあえず一定のレンジをキープしながら
ルアーを巻いてこれる様に意識して釣ってみましょう。

カウントダウンといって着水から1秒、2秒、3秒と数えて
巻き始めるテクニックを使うと深さの違うレンジを釣り分ける
事が出来ますよ。

という事で、少し長くなりましたが・・・笑
今回は淡水で釣れる代表的な魚の仕掛けと釣り方について
お伝えしました。

次回は管理釣り場の魅力について更に詳細に解説します。
お楽しみに~。

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