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私のこだわり釣具シリーズ〜ショアジギングロッド編〜
今回は「気になる釣竿その4:ショアジギングロッド編」です。
ショアジギングロッドも各メーカーから様々な種類の製品が発売されています。
大物釣りはタックルや遠征など色々とコストもかかることが多いので、
私はこれまで本格的なショアジギングはあまりやったことがありませんが、
ソルト用ロッドで一番ヘビーな竿は、ライトショアジギング用のコルトスナイパー 1000Mです。
ちなみに個人的なショアジギングの定義としては以下の様なイメージを持っています。
ショアジギング(SJ)
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ロッドパワー:H~XXH
ロッドの長さ:10フィート以上
※基本的にはショアジギング専用竿が必要
メインターゲット:中~大型青物
メインジグウエイト:40~60g程度
釣り場:沖堤防や磯など安全靴やライフジャケットなどそれなりの装備や船のチャーターなどが必要
ライトショアジギング(LSJ)
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ロッドパワー:M~MH
ロッドの長さ:9.5~10フィート
※ショアジギング専用竿の他、
場所や状況によっては硬めのシーバスロッドでも可
メインターゲット:小~中型青物
ジグウエイト:20~40g程度
釣り場:サーフや漁港の堤防など外海に面した潮通しの良い場所、波の高い場所ではライフジャケットは必須
スーパーライトショアジギング(SLSJ)
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ロッドパワー:L~ML
ロッドの長さ:8~10フィート
※シーバスロッドの他、エギングロッドでも代用可
メインターゲット:小型青物(良型のサバやメッキなど)
ジグウエイト:10~20g程度
釣り場:サーフや漁港の堤防など
※魚が回っているなら堤防の内側でもチャンスあり
エキストラライトショアジギング(XLSJ)
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ロッドパワー:UL~L
ロッドの長さ:6~9フィート
※バスロッドやアジングロッド、メバリングロッドで代用可
メインターゲット:小型青物(小型のサバやメッキ、アジなど)
ジグウエイト:1~10g程度
釣り場:漁港の堤防など
本格的なショアジギングはやったことが無いので
シマノのラインナップでいうとコルトスナイパー XRとかXTUNEといった
フラッグシップの竿はヘビー過ぎて買う気にならず、
釣り具屋で触ったこともありません。
LSJ用のコルトスナイパーはロッドパワーがMとMHがあり、
シーバスロッドでディアルーナの9フィート MLを所有していた
こともあって、それよりもワンランク強い竿というイメージで
初代コルトスナイパー 10フィートのMを購入しました。
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私は現在、東京在住ですが、ショアジギングでターゲットになる青物を狙うには湾奥では難しいので、基本的には電車で遠征という感じになります。
都心から比較的近く青物が狙えるということで国府津海岸などでコルトスナイパーを持って何度か釣りをしてみました。
ショアジギングは基本的に竿をシャクってアクションを付ける釣りで、
場合によっては激しく動かす必要もあるので、LSJ用とはいっても10フィートのMの竿で40gのジグを大遠投して一日中シャクるというのは中々に体力が消耗する釣りだなという印象でした。
ショアジギング用の竿は硬くて太いのでシーバスロッドよりもかなり疲れます。
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サーフ用のミノーのただ巻き&トゥイッチやジギングサビキや遠投ウキ + 弓角やカッタクリ(バケ)を付けてただ巻きという様な釣り方もあるので、ショアジギングだからといって必ずしも激しいロッドアクションが必要という訳ではありませんが、基本的には本格的に青物を狙うなら、ある程度身体もちゃんと鍛えた方が良いなと感じた次第でした笑
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それと電車釣行で気になったのは、ロッドの長さです。
初代のコルトスナイパーはデザインも割とカッコよくて良い感じではあるのですが、10フィートの2ピースなので
160センチ超と仕舞寸法がかなりの長さになります。
電車釣行では乗車降車のタイミング以外にも、基本的にはロッドをずっと気にしていないといけないので、車で移動するスタイルでないなら、10フィートクラスのロッドはせめて3ピース以上か、出来れば並継ぎよりは性能が落ちても振り出しの方が楽だなと感じました。
初代コルトスナイパーはデザイン的にはグリップ部分の形状やブランクスの質感などかなり高級感もあって機能的にも十分です。
欲をいえばセパレートグリップのブランクス部分やメインブランクスのバット部分、それから飾りスレッドに青が入っているので、全てブラックで統一したシックなデザインの方が好みだなと感じていますが、
この辺はコルトスナイパーのブランドカラー自体がブルーのようなので
多少は仕方がないですね。
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基本的に電車釣行メインになるという釣りスタイルから考えて、
今私が注目しているシマノのLSJ用の竿としては
コルトスナイパーSSの振り出しモデルです。
振り出しとはいえガイドロックのスパイラルが入っているみたいで
一般的な振り出しロッドとは一線を画している感じがあると思いますし、
レビューもそれなりにイイ感じだと思います。
デザインもなかなかいい感じで型番のSSという表記の響きも印象が良いので、予算あったら検討しようかなと思っている所です。
少し残念な所としては振り出しロッドではありますが、
それでも120センチくらいの仕舞寸法にはなってしまうので、
6フィートの2ピースのバスロッドを電車で持ち歩くくらいのイメージになってしまう所です。
120センチだとリュックに入れて移動という訳にはいかない長さなので、
遠征の時には持ち物とは別に竿の管理に意識を割かないといけない感じになります。
強度の問題などでバット部分を強くしたいとかあるのかも知れませんが
振り出しにするならどうせならバット部分もグリップに収納できる様にして
50センチくらいの感じにして欲しかったなと思う所です。
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個人的に今最も注目しているフィールドが香川県にある
「ソルトレイク引田」という青物の釣り堀の様な感じの場所なのですが、
120センチの竿を持って電車移動ってちょっと大変かなと思いながら、
160センチに比べたら大分マシなのでまぁ行ってみるかと思ったり、
四国地方には上陸したこともないので、観光してみたい気持ちもありますが、新幹線は高いので青春18きっぷのシーズンに仕事の休みが上手く取れたら考えたいなーと思っている所です。
基本的に魚釣りは狙うターゲットが大きくなるにつれて装備も大掛かりになってしまうので仕方ない所ではありますが、リュックにポイっと竿とリールとルアーを入れて街歩きの観光ついでに堤防によってキャスト!という感じが理想なので、中々ベストな竿を探すのは難しいですね。
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コルトスナイパーシリーズの最も廉価版モデルとしては
コルトスナイパーBBというモデルもあって、こちらも振り出しバージョンが発売されています。
ぶっちゃけ機能的にはこれで十分だと思うし、お値段も安いので良さげではあるんですが、カラーリングが青みが強くなるのと、BBよりもSSの方がなんとなくカッコイイなという単純な理由で最有力候補はSSかな~という感じです笑
コルトスナイパーシリーズ以外で、ライトショアジギングに耐えうるシマノのモバイルロッドとしては、
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フリーゲームXTがあります。
XTは並継ぎタイプで10フィートのMとかあると思うのでSLJにも適しています。
シマノTVで静岡県のサーフで堀田さんがシイラを釣っている動画もあったので、実用に耐えうる性能があるとは思いますが、
残念ながらディアルーナMBと同じ、バズーカ砲のセミハードケースなんですよね・・・
そして個人的に決定的に残念なのはパーツがシルバーではなくてゴールドだということ、ディアルーナMBの方がパーツもシルバーなのでデザイン的には好みです。
というかディアルーナMBはデザイン的には完璧なんですが、あくまでシーバスロッドのシリーズなのでライトショアジギングとはいえ、適合ルアーウエイトギリギリの40gを毎回ぶん投げまくるという感じだと、ちょっとキツイかなという印象です。
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XTが付かないただのフリーゲームという振り出しタイプもあるみたいですが、やはりゴールドパーツなのでデザイン的にはちょっと微妙でした。
※ちなみにフリーゲームのリニューアルした現行版はブランクスカラーも青っぽくなってダサくなったので個人的にはデザインの時点で論外ですね笑
ということで、現状のショアジギングロッドの最注目モデルとしては
コルトスナイパーSSの10フィートMかなという感じです。
ということで次回は「気になる釣竿その5:アジングロッド編」をお届けします。
お楽しみに〜♪