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Webライターのひどい扱い5選!転機となるフリーランス法とは?:ニュース

Webライターを始めたばかりの初心者は、ひどい扱いを受けて挫折してしまうケースが多いです。

私自身、Webライター黎明期から仕事を続けていますが、当初は今では考えられないくらい本当にひどい扱いを受けていました。

ですが、近年はようやくフリーランスの働き方が主流になってきたおかげで、Webライターのひどい扱いが変わる可能性が出てきました。

2024年11月からフリーランス法が施行されたからです。

今回はフリーランス法の施行を機に、あらためてWebライターのひどい扱いの例をいくつか解説するとともに、フリーランス法の概要をニュースとしてお伝えします!

Webライターのひどい扱い5選

私自身が経験した体験をもとに、Webライターのひどい扱いを5つに絞ってまとめてみます!

約束を守ってくれない

クライアント都合で厳しい納期を要求される一方で、発注予定や検収に関する約束を守ってもらえないことが多かったです。事前に連絡してくれるのが社会人として常識の対応だとは思いますが、当たり前のように後日に連絡されます。社会的にWebライターは見下されているのではないかと思ってしまうようなひどい扱いです。

永遠に検収されない

時間をかけて丁寧に記事を作成してようやく提出したのに、1週間、2週間、1か月となっても報酬が支払われず、音信不通となるケースがあります。最終的にクラウドソーシングサイトの運営に相談して、システム上で強制的に検収してもらうことがありました。直接契約をしていたらと思うと、ゾッとするひどい扱いです。

記事を受け取ってくれない

方向性を伝えて執筆の許可までもらったのに、こだわりが強く全面的な書き直しを命じられたことがあります。方向性を伝えた意味がないことを含めて抗議をしても記事を受け取る姿勢を示してくれませんでした。評価がないクライアントで油断して受注してしまったのですが、ほかのライターさんからも悪評価がつき始めたので、関わらないほうが得策と判断し、報酬は不要とのことをお伝えして契約を終了してもらいました。記事を作成する労力を一切想像してくれない点が、本当にひどいなと感じた一件でした。

テストライティングの結果が通知されない

新規案件獲得のためにテストライティングを受けたとき、検収されても継続かどうか結果を告げられないことがありました。自分から連絡をすれば回答してもらえることがありますが、一切その後連絡がつかなくなるケースもよくあります。テストライティング後の本発注では単価を上げるとの募集が多いのですが、音信不通になる場合は、最終的に記事を低単価で納品させているのではないかという疑念まで湧いてきます。

テストライティングの詳細が気になる方は下記の記事をチェックしてみてください。

契約を自然消滅させられる

うまくいっていた案件でも、「次の仕事を準備しているのでお待ちください」といわれたまま一切連絡が取れなくなり、契約を自然消滅させられるケースがあります。クラウドソーシングサイトではクライアントのログインの有無がわかる仕組みとなっていますが、ログインしているのに返信をしてくれないひどいケースもあります。せめて理由は教えてほしいなというのが率直な感想です。

フリーランス法が施行!困ったら「フリーランス・トラブル110番」へ

Webライターのひどい扱いをご紹介しました。

ただ、これまでのひどい扱いが横行していたのは、フリーランスの働き方がマイナーで、取り締まる法律がなかったことが大きな原因だったといえます。

その点、2024年11月1日からフリーランス法という悪質なクライアントからフリーランスを守る法律が施行されました!

フリーランス法は、フリーランスとクライアント間の取引を適正化するための法律です。

基本的にクライアントが業務委託契約にあたって守らなければならないルールが明記されています。

たとえば、報酬支払期日は基本的に納品日から60日以内のできる限り短い期間内で定め、一度決めた期日までに支払うことを義務としています。

1か月以上の業務を委託した場合において、情報成果物の受領を拒む行為や、費用負担なしで受領後にやり直しを強要する行為なども禁止されました。

そのほか、6か月以上の業務を委託している場合は、契約解除にあたって少なくとも30日前までの予告を義務としており、解除理由の請求に対しても遅滞なく開示しなければなりません。

違反があった場合は、行政調査のうえで必要な措置が勧告され、勧告に従わないと企業名が公表され、命令に従わないと罰金が科される決まりとなっています。

Webライターがクライアントからひどい扱いを受けたとき、法律を盾に抗議できるのが心強いです。

なお、厚生労働省の管轄で「フリーランス・トラブル110番」も運営されており、クライアントとのトラブルがあったときに無料で相談できます。

Webライターが厄介なクライアントと遭遇したときは相談してみてはいかがでしょう。

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