※悪質な発注を回避※Webライター初心者が知っておくべきクラウドソーシングの注意点と対策:キャリア支援
クラウドソーシングサイト(お仕事マッチングサービス)では、Webライティング初心者を狙った悪質なクライアントが少なからず存在しています。
Webライターとしてデビューするうえで、クラウドソーシングサイトはとても心強い存在ですが、トラブルに巻き込まれないように細心の注意が必要です。
今回は、Webライティング初心者がクラウドソーシングサイトを利用する際の注意点と対策を解説します。とても大切な内容なので、クラウドソーシングサイトを利用しようとしている方は、ぜひ一度ご確認ください。
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Webライティング初心者がクラウドソーシングサイトで後悔しないための注意点
早速、クラウドソーシングサイトを利用するときに後悔しないための注意点を解説します。
注意点1.「トライアル合格後に単価を引き上げる」とウソをつかれる
文字単価0.1円のような極端に低い報酬(著者の感覚では時給100円ほど)でトライアルの仕事を発注するクライアントがいます。合格したら文字単価を2円~3円に引き上げるという条件が提示されていると、受注したくなってしまうかもしれません。
しかし、どんなに良い記事を提出しても、クライアントには継続意思がない場合もあります。明確な合格基準を示さないまま、安い金額で記事を買い取り、「また連絡します」とだけ言い残して音信不通になりがちです。
このような悪質なクライアントは、クラウドソーシングサイトでの評価を消すために、何度もアカウントを作りなおして活動をしています。合格後の単価が高い場合は「本当に継続意思があるのか?」という疑いを常に持っておくべきでしょう。
注意点2.応募した内容とは違う案件を紹介される
クラウドソーシングサイトには、危険な業者がWebライティング初心者に直接契約を結ばせようとする案件が紛れ込んでいます。募集要項はとてもしっかりしていて、ほかの企業が提示している文章をコピペして使っているようです。
応募したあとに「応募者多数のため今回はお見送りさせてください。ただ、別の案件でご活躍いただける可能性があります。詳しくは下記のリンクから確認してください。」とのメッセージが送られてきます。
案内通りに進めていけば、危険な業者と接点を持ってしまう恐れがあります。違法な仕事を引き受けてしまえば、気づいたときに後悔するでしょう。
注意点3.個人情報を抜き取られることがある
何かしらの理由をつけて個人情報を聞いてくるクライアントがいます。
住所を教えたところ連絡が来なくなり、仕事をもらえず個人情報だけが漏えいした状態になることも少なくありません。
名前もわからない人に住所が知られたという恐怖は、あとからじわじわと膨れ上がっていきます。
Webライティング初心者のころはとにかく仕事が欲しいので、クライアントの要求に従ってしまいがちです。目先の利益につられて個人情報を漏らさないように注意してください。
Webライティング初心者がクラウドソーシングサイトで後悔しないための対策
Webライティング初心者がクラウドソーシングサイトで後悔しないための対策を解説します。
対策1.悪質なクライアントの特徴を把握しておく
悪質なクライアントを見抜くための基準を知っておきましょう。下記の特徴を満たせば満たすほど悪質なクライアントである可能性が高まります。
・実績がほとんどない
・トライアル報酬と合格後報酬の差が極端に大きい
・初回なのに執筆文字数がやたらと多い
・初心者歓迎をアピールして一度にたくさんの応募者と手当たり次第に契約している
・複数のアカウントから同じ内容のスカウトメッセージが来る
・長期的に執筆すれば待遇を高めるニュアンスをほのめかす
文字数が多くて極端に安い案件を引き受けると、Webライターの仕事が割にあわないと感じて、挫折するリスクが高まります。
ただ、悪質なクライアントかどうか判断が難しい案件があるのも事実です。
Webライター初心者であれば、2000文字以下のトライアルから挑戦してみるとよいかもしれません。
単価が安くても、文字数が少なければ割とすぐに納品できるので、リスクは低いです。悪質なクライアントから多大なストレスを受ける事態は回避できるでしょう。
対策2.クラウドソーシングサイトのガイドラインを確認する
クラウドソーシングサイトでは、サイトを通さない直接契約が禁止されています。
直接契約が禁止されていることを知っていれば、応募した内容と別案件を外部サイトで紹介されても、危険な案件だと見抜けます。
そのほかにも、危険な案件を回避するためのルールはたくさんあり、クラウドソーシングサイトのガイドラインにまとめられているのが一般的です。
危険な案件に申し込んでしまわないよう、クラウドソーシングサイトのガイドラインを必ず確認しておくようにしましょう。
対策3.重要な個人情報が必要な案件は避ける
クライアントの社内ルールによっては、仕事を外注するうえで、本当に個人情報が必要な場合があります。
ただし、プロのWebライターでも個人情報の提示についてはリスクがともない、判断が難しいです。Webライティング初心者であればなおさら難しいので、重要な個人情報(本名・住所など)が必要な案件は基本的に避けることをおすすめします。
クライアントの仕事を続けていくうちに、企業情報や担当者の素性が詳しく判明していくので、信頼できるかどうかはお互いにわかってきます。本当に信頼できると思ったとき、自己責任で個人情報を開示するかどうか検討しましょう。
Webライターはクラウドソーシングで本名を明かすべきかどうか迷ったときは、下記の記事も参考にしてみてください。
まとめ
今回は、Webライティング初心者がクラウドソーシングサイトを利用して後悔しないための注意点と対策をお伝えしました。
クラウドソーシングサイトのルールがわかっていない初心者ほど、悪質なクライアントにとって扱いやすい存在はいません。
今回お伝えした以外にも悪質なクライアントを回避するために知っておくべき知識はたくさんあります。
クラウドソーシングサイトのガイドラインを読み込んでからWebライターとしての活動を開始しましょう。
Webライティング大学校では、Webライティングスキルの向上に役立つ記事だけでなく、今回のようにWebライターとして活躍するための具体的なプロセスについても解説します。
Webライターとしての働き方に興味がある方は、ぜひ今後もWebライティング大学校の記事をチェックしてみてください。
Webライターのトラブルを防ぐためのフリーランス法について知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。