【Amazonランキング爆上がり!】今日読めば今日書けるようになる本?!「セールスコピー大全」ブックレビュー
もしも「ライティングする上でそばに置いておきたい本はなにか?」と聞かれたら、私は間違いなく、
セールスコピー大全:見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方
を挙げます。
それだけ「至れり尽くせり」という言葉がふさわしい本です。
もちろん私は医療広告を扱うライターであり、セールスライターではありません。
しかし、広告という一点でつながりもあることから、この本からは多く学ぶことができます。むしろ、Webライターや広告コピーを書く人であれば持っていて損はない本だと確信しています。
突然の執筆依頼も怖くない!
ひとことで言うなら「セールスコピー大全」は、
即効性のある武器
です(「魔法の書」って言ったほうが胸を熱くする人が多いだろうか…)。
まだライターとしてキャリアも積んでいないあなたが、
「え?ライターやってるの?
じゃあうちの商品の
LP(ランディングページ)書いてよ」
と言われたとして、自信を持って「やります!」「できます!」と言えるでしょうか。
・・・正直不安ですよね?
だからと言って、
「そんな…ランディングページなんて、
セールスライティングなんて、
やったことないから
無理無理無理!!!」
と言ってしまうと大切なチャンスを失うでしょう。
しかし、もしもあなたがこの「セールスコピー大全」を持っているのならそのような急な執筆依頼も受けることができるでしょう。
なぜなら本書にはどのように文章を書くか、道筋が細かく記されているからです。
手に入れた瞬間から
あなたの文章が「劇的に」変わる
これだけの理由
「そんな本1冊読んだだけで
訴求力のある文章が書けるように
なるわけないじゃないか」
そう思うでしょ?
そこで、この本があなたの文章を劇的に変化させる理由についてピックアップして紹介します。
【理由①】
実際に効果があった
セールスコピーをベースにしている
私は今、セールスコピー大全の82ページ「集客効果が2倍になった経営セミナー」という項目を開いています。
そこには著者がキャッチコピーを変えたことで、病院専門のコンサルタントの集客効果がどのように変化したかが書かれています。
キャッチA(元々のキャッチコピー)
医師が進んで経営に関わるようになる「お金の話」
利益が職員のモチベーションになる
ビジョンに導かれる「キャッシュフロー経営」とは
このキャッチコピーでも毎回20名ほどの集客ができていたそうです。しかし、著者が以下(キャッチB)のようなキャッチコピーに変えただけで、50名の席が満席になったのです!
キャッチB(著者が変えたキャッチコピー)
赤字にあえぐ中小病院が
年間2億円以上の増収を実現している方法
重要なのはこのような実際に成果が出たキャッチコピーを掲載しているという点です。そしてその成果を根拠に訴求力のある文章とは何かを詳しく説明してくれています。
当てずっぽうで文章を書いていくより、現実で成果があった文章を参考にするほうが、良い結果につながるに決まってます!
【理由②】
サンプル・事例が豊富に用意されている
私がこの本を「ライターの武器」と呼ぶ理由は、
・文章の表現法
・心理テクニック
などのサンプルが豊富に準備されているからです。
例えば、キャッチコピーだけでも「43種類の表現方法(サンプル)」が書かれています。
掲載されているキャッチコピーの種類
・売れるキャッチコピー「13の表現法」
・「購入意欲が高い客」に有効なキャッチコピー11の表現法
・「検討客」に有効なキャッチコピー9の表現法
・「購入意欲が低い客」に有効なキャッチコピー10の表現法
一つずつの表現方法に具体的な解説もついているので、自分で文章を書くときは仕組みを理解した上でアレンジしながら使えるようになっています。
表現方法に迷ったら「セールスコピー大全」を開いて、より自分の書いている文章にマッチしたサンプルを参考にすればいいんです!(まさに「武器」でしょ?)
【理由③】
解説が丁寧で
学習教材としても優秀
この本は文章を書く上で必要な知識や理論についても詳しく記載されています。
「どうやって書くか(How)」という手段も重要ですが、より大切なのは
「なぜそう書くのか(Why)」
という目的の部分ではないでしょうか。
本書には文章の考え方や組み立て方についてはもちろん、
なぜそのように文章を構成するのかという点にも触れられています。
そして(理由①でも言ったように)それは実際の成果に裏付けされた理論です。
最初から最後まで通しで読めば、読者に伝わる文章について深く学ぶ機会になるでしょう。
【理由④】
マーケティング戦略についても学べる
「木を見て森を見ず」ではないですが、文章のテクニックばかりに目が行きがちで、戦略や目的を無視したような文章を書いてしまうライターも少なくありません。
ライティングは大きな目的を果たす戦略の一部です。
本書では文章の書き方だけに偏るのではなく、より全体のマーケティング的な視点の重要性についても語られています。
例えば、以下のような内容について解説されています。
・写真上に文章を載せる際の注意点
・訴求力を強めるための仕掛けについて
・ページのデザインやレイアウト
・改行や空白といった文章の「見せ方」
・広告のテスト方法
ただ文章を書くだけのライターではなく、このようなマーケティング戦略やデザイン・レイアウトについても話し合えるライターは、実際の現場で重宝されます。
あなたの「ライターとしての価値」をより高めてくれる情報が満載です。この本を持っているだけで、多くの現場を渡り歩くことができるかもしれません!
【理由⑤】
読みやすく図解やイラストが散りばめられている
ライティングとは直接関係ありませんが、この本を紹介する上で外せないのが「読みやすさ」です。
ただダラダラと文章による解説がされているのではなく、分かりやすいように
・図解
・イラスト
・フレーム
が散りばめられています。
知識的な理解だけでなく、イメージ的(直感的)な理解も促すデザインになっているのが特徴です。
DTPが優秀。読者目線を実践で示してくれているのが分かります。
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ここで一つ注意点にも触れておきましょう。
この「セールスコピー大全」は、タイトルの通りコピーライティングに対して書かれたものです。そのため、読者を楽しませることを目的としたエンタメ系の記事コンテンツには不向きです。
しかし、あなたが情報発信や商品紹介、販売を中心としたライターを目指しているのならこの本は最高の武器になるに違いありません。
チャンスを受け入れる準備は
できていますか?
「ライターやってるの?じゃあうちの会社のLP作ってよ」
と、声をかけられて、あなたは「はい!やります!」と答えられますか?
実はこれ、私自身が経験したことなんです。
私の場合はブログで雑貨屋の集客をやっていて、その流れで「じゃあウチの留学学校のLP書いてよ」と知り合いを通して依頼されました。
正直思いました。
「ブログとLPでは
そもそもジャンルが違くね?!」
しかし、その依頼を受けて(かなり苦労して)完成したLPは今でもお客を集め続けています(そして、その対価としてお金をもらいながら留学ができるようになった話はまた別の機会に…)。
このようにチャンスというのはある日突然やってくるものです。
しかし、大抵は自分にできるかできないか微妙なラインのチャンスが来るため、不安や一種の恐怖心が伴います。
そんな時にこの「セールスコピー大全」が手元にあれば、どれだけ安心でしょうか?
迷ったら本を開いて、
実際に成果の出ているサンプルを見つけて
アレンジして使うだけ!
簡単でしょ?
これ、買わない手はない!(お近くの本屋またはAmazonへ!!)
P.S.
著者の大橋一慶さんはTwitterでも情報を発信されています。DMでちょこっとしか話したことありませんが、おそらく面白いひとです(偏見)。
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