「画像のラフも描いてください」と言われて思考停止した話
未経験で執筆をして、やっとのことで1記事を書き終えた時のこと。
先方から一通の連絡をもらいました。
「見出しごとに画像を差し込むのでラフも描いてください」
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ワッツ??
まず「ラフ」とはなんなのかわからなかったので、一瞬思考が停止しました(笑)
オリジナルコンテンツを追求する企業の案件は画像もオリジナルにこだわる
もしかしたらこれからWebライターを始めるという方も、このような状況に遭遇するかも知れないので解説しておきます。
コンテンツ記事を制作する先方の中には、
とことんオリジナルコンテンツを追求する
というところが時々あります。
これは
「Googleのような検索エンジンがオリジナルコンテンツを好む」
「制作側がオリジナルコンテンツにプライドを持っている」
という二つの理由が多いです。
そのような理由から、画像に関しても自前で作ることが求められる場合があるのです。
ラフとは画像を発注する際の指示書のようなもの
Webライター業界で言う「ラフ」とは、図解画像の設計図のようなものです。
手描きだったり、ワードやパワーポインターのソフトを使ったりして、画像制作の指示書を制作します。
イラストを描く際の下書きというのが本来の意味ですが、Webコンテンツの中では、差し込む画像を発注する意味でこのラフという言葉が使われることがあります。(以下雑な例)
「いや…急にデザイナー的なこと言われても」っていうのが本音
エンタメ系のライターなら撮影・取材・執筆をほぼ1人でやるので、画像を作るくらいだったら慣れっこなのでしょう。
しかし、わたしのような情報系を中心にやっていたライターからすると「ラフ???」っていう感じでした(苦笑)。
特にまだライターを志したばかりで経験の少なかったわたしは「ライターの仕事は文章を書くことだ」という固定概念があって、まさか画像の発注をするとは思いもしませんでした。
しかも見出しごとに画像を差し込むのでラフの枚数も多くなったのです。
結果。雰囲気でいけた
そこは正直に「すみません…ラフって描いたことないんですがどうしたらいいでしょうか?」と聞いて、やり方を教えてもらいました。
その後、ラクガキのようなラフを描いて提出すると、デザイナーさんから2、3質問されて終わりました。
正直、「大丈夫だったかな?」と不安になりましたが、完成した記事を見るとあんなラクガキのようなラフでも、デザイナーさんがうまく内容を汲み取ってくれて、しっかりとした画像に仕上げてくれました(ほっ…)。
最後に〜なんやかんやでなんとかなる〜
これ以外にもWebライターをやっていると、予想だにしていなかった注文をされることがあります。そのため、柔軟性が求められるのは事実です。
しかし、ここで紹介したわたしの体験のように、大抵はなんやかんやでなんとかなります。手を抜いて仕事をしろとは言いませんが、経験の浅いライターでも過剰に身構えなくても良いでしょう。
また、経験がないことは経験がないと伝えれば、先方がなんとかしてくれたこともあります。未経験だからといってなかなかWebライターの仕事に踏み出せないという方も、少し気持ちをラクにして挑戦してみてください。
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