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88 CAMP in Kagoshima 2024 supported by LINK
レジェンド級の選手たちによるクリニック「88 CAMP」
6月23日、鹿児島県薩摩川内市の樋脇体育館にて、現役Bリーガーを含む選手・コーチ陣によるバスケットボールクリニック「88 CAMP」が開催され、地元の小中学生50名が参加しました。主催は「88 Basketball Camp」 の3人。橋本竜馬選手(越谷アルファーズ/2024‐25 seasonより)、篠山竜青選手(川崎ブレイブサンダース)、湊谷アレクシス氏(元横浜ビー・コルセアーズ)という実に豪華なメンバー。初開催となった今年、山口と鹿児島、その後川崎市でも開催されました。日本代表経験を持つ現役のB1リーガーから直接指導を受けられるという貴重な機会に、参加した小中学生、保護者や駆けつけたサポーターも、わくわくドキドキの一日となりました。
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リズムトレーニングでアイスブレイク
まず初めに、原ゆうか氏によるリズムトレーニングで体と心を動かしていきます。原さんは高校バスケ界にて輝かしい伝統を誇る強豪校、福岡大附属大濠高校男子バスケットボール部でもリズムトレーニングを行っています。大きな選手たちが列をつくって、ピョンピョンとジャンプしている動画はSNSで大バズり。選手も子どもたちにまじって、全員でリズムトレーニングにチャレンジしました。
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鹿児島レブナイズから武藤選手も参加
クリニックでは岡山トライフープスGM兼ヘッドコーチの大森勇氏を中心に、橋本選手、篠山選手、湊谷さん、さらに地元の鹿児島レブナイズから、武藤修平選手も参加しました。最初は、ボールを使わないボディコンタクトの練習から。ミニバス年代では、普段あまりしない練習かもしれません。橋本選手と篠山選手が中腰になり実際に肩をぶつけ合って、お手本を見せてくれました。「みんなが思っている以上に強く当たってるよ」と選手たち。中学生の男子選手が橋本選手や篠山選手と直接コンタクトの強さを試す場面も。「いいよー、どんどん来て!」と、Bリーガーのフィジカルを間近に体験でき、その体幹の強さやバランスに改めて感激していました。
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最後は5対5マッチ
クリニックは大森コーチの指示のもと、テンポよく進んでいきます。ボールを使ってのシュート練習も、最初のボディコンタクトの練習を生かしてコンタクトをする、ディフェンスを体で受けながらシュートを決めると、学んだことをすぐに実践していきます。クリニックの仕上げは、選手とコーチ陣vs参加者で、5対5のミニゲーム。Bリーガーとマッチアップ!!子どもたちを相手に手加減したり、しなかったり(笑)篠山選手の神の左手も炸裂。きれいなスリーポイントシュートでネットを揺らしていました。参加者の子どもたちも目をきらきらと輝かせながら、選手とのプレータイムを思い思いに楽しみました。
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ファンサも神!
クリニック終了後には、ファンサービスもたっぷり。参加者の子どもたち、保護者やサポーターの希望者全員を対象にサインをして、ひと組ずつ写真撮影にも応じていました。
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クリニックを終えて
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LINKアカデミーの生徒さんを対象にリズムトレーニングを行っている川口コーチ。バスケットボールの指導以外でも、一般参加者を対象に拡げてレッスンを行っています。「今からスポーツを始めるという子や、あまり運動をしない子にも、リズムに合わせて体を動かす楽しさを知ってもらいたいですね。今まで小中学校、高校などのバスケットボールの現場で実践的なレッスンを行ってきました。最近SNSなどでリズムトレーニングを知り『受けてみたいけど、部活に入っていないと受ける機会がない。個人で参加できる場が欲しい』という声を多くいただいていたこともあり、今後、より多くの方に機会を提供できるよう、開催していきます。ふだん運動をまったくしていない、という人でも大丈夫ですか?とよく聞かれるんですが、全然、大丈夫です!(笑)リズムが本能的に楽しさを引き出してくれますし、脳トレーニングにもいいですよ」と、心強いお言葉。ちさとコーチの活躍にも期待です!
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「このような素晴らしい選手たちが地元に来てくれることを非常にうれしく思います。こういう機会に身近に触れることで、今後ますます鹿児島でもバスケットボールが盛り上がるといいなと期待しています!」
88 Basketball Camp
橋本竜馬 選手
自分たちが大切にしてきたことを、みんなが一生懸命やってくれました。最後、ゲームをして笑顔で締めくくれたことがとてもうれしいです。改善していけることはたくさんありますが、まずは第一歩を踏み出せてよかった。来年以降も継続していきます!
篠山竜青 選手
子どもたちが気づいていなかったこと、新たな発見がひとつでもあれば、と思います。現役の選手目線で感じていることを伝えられるのが、僕たちの強み。このアドバイスが子どもたちのプレーの充実につながればと思います。バスケットボールは切り替えやスピードが大事な競技ですが、一方で止まれる、スピードをコントロールできる、いろんな判断を正確にできるというのも非常に大事な要素。どちらかというと、子どもたちは早くいきたい、急いでしまうところを、ゆっくりと状況を見ながら焦らずに、ということも伝えました。
湊谷アレクシスさん
最後「5対5をやるよ」と言ったら、子どもたちの顔がニコッと笑顔になった。その笑顔を見て私たちも安心しました。喜んでもらえたなと実感できた。今回山口、鹿児島と開催し、次につながるキャンプになりました。
LINKインタビュー
―88年生まれということで「88 CAMP」、この3人になったのは?
湊谷アレクシスさん:88年生まれのなかで、たぶんいちばん真面目な3人です(笑)そういうことでいいんじゃないでしょうか(笑)
橋本竜馬選手:みんなと食事に行ったときに、最後はいつもバスケットの未来の話、自分たちがしてきたことの話になる。これから自分たちが年を重ねていくなかで、プロとしての時間も残り短いかもしれないが、経験を生かして伝えていきたいですね。プロとして14年、現役の選手から直接学ぶ機会というのはなかなかないので、何かを感じてもらえたら。今日も実践で使える技術を教えてもらったと思うので、学んだことを忘れずに、続けていって欲しいです。
―篠山選手は初めての鹿児島だったそうですね
篠山竜青選手:鹿児島も山口も初めてでした。昨日、食事に行かせてもらって、黒豚!食べたんですけど、本当に感動しました。今まで味わったことのないおいしさで、一生忘れないくらいの感動をおぼえました。いや、これ本当に!また食べに来たいですし、クリニックでも帰ってこられたらいいなと思います。
―今後に向けて
湊谷アレクシスさん:まだ始めたばかりの活動で、これからもっと改善していきます。もっと子供たちの将来に関わるような、子どもたちのためになるようなことができるように、僕たちもステップアップしていきます。みなさんが来ていただき、楽しんでもらえてありがたかったです。それが一番よかったですし、続けていくことを目標にやっていきますので!
―(豪華な講師陣に)子どもたちも緊張したと思いますが、本当に素晴らしい機会になったと思います
3人:鹿児島の子たちって内気なのかな? 顔が怖いからかな?…そういや3人ともヒゲじゃん!…剃って来た方が良かったかな…次回はそうしよう。。笑
シーズンの激闘を終えて、短いオフの時間を鹿児島でのクリニックに充ててくださった選手・コーチのみなさん。初開催が山口、鹿児島だった理由を聞きそびれてしまいましたが、竜馬さん、もしかして幕末の志士たちに思いを重ねるところがあったのでしょうか…(たまたまですか?)
88 Basketball Camp の今後の活動を楽しみにするとともに、次回の開催に向けて期待が高まる 88 Camp in Kagoshimaでした!
取材・文/泊 亜希子(2024年6月)