イラストが持つ伝播力と文芸創作の分業化のオススメ
わふくストーリーProject SHIROHAでは昨日、ヒロイン白波のイラストを公開しました。
おかげ様でとても好評でして、イラストになったことで小説の世界をより具体的に理解できたというご感想も頂いています。
描いていただいているのは、現役のゲームのアーティストのSayuRiさん。SayuRiさんと私は5年ほど前に一緒に仕事をしていた同僚でした。当時は、イラストレーターをメインで担当されていました。とてつもない勢いで1ゲーム分の全キャラを一心不乱にペンダブで描きまくってたスゴスゴな方という記憶です。ロゴやチビのデザインもされていましたね。そこから、彼女も私もゲーム業界で何社か職場が変わましたが、ゲーム業界から離れなかった「希少種」である彼女と私は定期的に近況を連絡していたのであります。今はゲームアプリのUIがご専門とのことです。
▼さて、一方で、これまであった紹介投稿の一例。文字ばっかり。まず、一目見るだけでは、伝わるものも伝わらねぇ。もちろん、読んで頂いて体感できるフィーリングはとても大きいものがあります。しかしながら、その障壁がとてつもなく高い。これをクリックしてリンクへ飛べますか?少なくとも小説読む趣味なければ、クリックなんて期待しちゃいけないレベルのツイートだと思います。
▼もう一枚、イラストの差分です。ポーズのラフという位置づけですね。この他、4パターンぐらいあります。
イラストには一瞬で世界感を脳内に展開するチカラがあります。そうして人は動いていくのだと思います。
ここまでうまい対比が出来るのは、
・立ち絵として全身の動きを表現できたこと
・SayuRiさんのポーズラフの画力
この2点はとてつもなく大きいです。イラストのクオリティはとても重要だし、今回、安心して預けられる方としてSayuRiさんに入っていただきたかったのです。
※これからも、私の人脈でたくさんゲームクリエイターをNFTへ巻き込んでいくかもしれませんよいう予告
さて、Web小説で執筆をしているWeb小説作家さんが絵を手に入れるのはとても難しいのが現状です。従来であれば、小説家になろうで連載し続けて、良いお話が出版社の目に止まれば、出版を含めて絵が提供される。それまでは、文字での発信で耐え続ける展開です。AIアートが少し状況を変えるかもしれませんが、AIアートで試行錯誤するぐらいなら、いいお話を執筆する時間にしたいですよね。
イラストレーターさん、小説家さんで組んで動かれているサークルはその意味でとてもいいと思います。NFTやWeb3ができてから、絵にアクセスしやすくなりました。文芸はどうしてもマネタイズが難しいので、その部分を絵に任せるという考え方もあります。
伝播力は絵や動画、小説家の方は文筆に集中。この体制がこれからの自分の文芸を広げていくために必要な考え方のような気がしますし、私はマーケターとして、絵を絡めたプロモーションを積極的にやっていきますよ。
最後、お知らせ。
わふくストーリー編集部で、Twitterコミュニティとして、Web小説の交流の場を作りました。
・小説の感想、意見交換
・小説執筆のノウハウ
・自分のWeb小説の宣伝
などで交流することができます。
私としてもぜひ、上記のようなご相談にも乗りたいと思っています。お気軽にご参加ください。
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