昔話コラボ@わふくラブ(粗プロット)
第一号の投稿となります。
物語のあらすじや世界観、登場人物の設定や彼らに関わる出来事、それによる先の展開、そして最後のオチに至るまで具体的に作成した情報をまとめたものを「プロット」と呼びます。
今回は、ストーリーテラーをベースに日本の昔話と接続する設定で、粗い(初期の)プロットとしてまとめています。
複数のストーリーを格納し、ストーリーテラーが存在する世界観(昔話コラボ)
大きな書棚の中に、たくさんの本がおさめられている
ここは、さまざまな人生がおさめられた書を保管する幻想空間
命ある者の人生を見守るわふくの管理者がいる
一見さんは入れない、完全なる紹介でしか辿り着けない閉鎖した場所
今宵も酔狂な客がここを訪れ、管理者はやさしい声で、客が所望する物語を読み聞かせる
※蔵書が完全オリジナルでもいいし、昔話や童話を集めた施設とかでもいい
昔話にのせる系サンプル
桃太郎の世界
登場人物
幻想空間の管理者わふく=狐わふく?「輝く魂たちが紡ぐ昔物語、ゆるりとお愉しみください」
わふく=主人公
犬わふく
猿わふく
きじわふく
鬼っ子わふく
起承転結
<起>
上流から大きな桃が流れてきて、おじいとおばあがそれを拾う
中から女のわふくちゃんが生まれる
わふくちゃんがすくすく育つ
わふくちゃんは裏山に遊びにきてくれる
犬・猿・きじが大好き
わふくちゃんが生まれたときに手に持っていた桃の種には不思議な力が宿っている
わふくちゃんが祈りを捧げると、人ならざる者もわふくをまとった人型になる
<承>
ある日、裏山でいつものように犬猿きじと遊んでいると、迷子の鬼の子と出会う
言葉が通じない鬼の子と話すために、祈りを捧げるわふくちゃん
鬼の子は里の文化に興味津々でやってきためっちゃいい子
鬼の子を海岸まで送り届けたわふくちゃんたち
<転>
わふくちゃんが住む街に未曾有の大水害が起きる
村の人々の間では、鬼ヶ島に住む鬼が災いをたくらんで村を襲っているとのこと
迷子の鬼の子が村で目撃されており、疑心暗鬼な村人は鬼の子について言いたい放題
わふくちゃんが真相を確かめに鬼ヶ島へ行くと決意
<結>
鬼ヶ島に到着したわふくちゃんたちは鬼からの熱烈歓迎を受ける
水害の原因は鬼ヶ島由来だったが、近代化をめざす鬼ヶ島の土地設営がうまくいかず、結果として里に被害が出てしまったとのことで鬼たちに悪意はない
わふくちゃんと鬼の子は里との和解を仲介し、みんなで仲良く暮らしましためでたしめでたし
編集後記
ベースの設定でストーリーテラーの定番設定を持ってきているので、お話を無尽蔵に追加できる状態です。NFTコレクションで二次創作のストーリー集を作るとすればこの考え方は定番じゃないかと。
ストーリー側のサンプルである桃太郎は、誰もが知っているお話であるため、読者が高い理解度で読み進めてもらいやすいメリットがあります。他方、正規のお話とのギャップ感を描くことが重要となっています。
昔の日本のが世界とはいえ、和服正装であることの根拠を違和感なく序盤に入れられるか
昔話が勧善懲悪なシンプルストーリーなので読み応えにつながっていくシナリオを盛り込めるか
鬼ヶ島へついたときにどうするか、やはり最後まで釈然としない。わふくちゃんの見た目的に戦わせるというのはどうだろう
などなど、課題は数あるものの、格納されるストーリー例をお送りしました。