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【撮る仕事】スポーツ取材の裏側〜種目競技の単科戦〜

スポーツ取材をやったことのない人、興味のない人にはなーんの面白みもない記事。スポーツを取材する上で、「競技」と「種目」を取材する2パターンがあって「種目」の取材は大変よってお話です。

まず競技と種目の違いについて。陸上や水泳、サッカーやフィギュアスケートなどの大項目を競技と言う。その競技の中でもさらに細かく種類を分けたものが「種目」と言われる。例えば陸上という「 競技」の中にあ100mハードルや走幅跳、やり投などが「 種目」に当たるわけです。東京2020オリンピックでは、「野球・ソフトボール」、「空手」、「スケートボード」、「スポーツクライミング」、「サーフィン」の5競技18種目の追加が認められ、その結果、オリンピック史上最多の33競技339種目が実施されることになったそうな。

私が主に取材しているダンスでは、

競技:社交ダンス(競技ダンス)
種別:スタンダード(ボールルーム)/ラテン
種目:各5種目
 スタンダード:ワルツ・タンゴ・ヴィニーズワルツ・スローフォックストロット・クイックステップ
 ラテン:チャチャ・サンバ・ルンバ・パソドブレ・ジャイブ

ということになりますね(種別は説明せんのかい、などと突っ込んではいけない)。

で、取材する側にとっては競技のみの結果で取材が済む場合は、割と楽。種目別があったとしても、総合結果のみで競われる場合も割と楽。いずれもその競技における順位というものが1種類しか出てこないからです。

ところがどっこい、種目別の順位がそれぞれ出てくる競技っていうのは、取材がとっても大変なんである。いわゆる社交ダンスにおける「単科戦」ってやつです。

某ダンス雑誌の記者さんでも、
「単科戦の時って、いっつも俺に撮影とか取材の依頼が回って受くるんだよね〜」
とボヤくカメラマンさんはいる(笑)。なぜなら、割とイキが良くて集中力が続かないと単科戦の取材は記者やカメラマンにとっては厳しいからである。

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