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Windows10時代になった今、結局メーラーは何を使うべきなのか?
この記事はライブメールを使っていたがサポート期間も切れているし、まだwin7を使っているがそろそろ流石にwin10にしないといけないし、というお方や、メールソフトは何を使えばよいのだろう?というお方に向けた記事です。
前提として個々の業務内容や立場・ポジション、業務スタンス(出張が多いとか在宅が多いとか)などによって最適なソフトは異なります。
世の中ではそういった「人によってこのソフトが良いですよね」という視点の記事が少ないので散々試行錯誤した結果をログとして書き記しておきます。
1、まずはメーラーの種類を理解する
有名なところではWindows Livemail、Outlook、Gmail、などがあります。ところがWindows7のサポート期間が2020年1月に終了して、今はWindows10を使ったほうがいいですねという状況になりました。ことの発端はこれです。
多くの人がWindows Livemailなどを使っていたわけです。20年ほど昔はWindows98などで前身のOutlook Expressを利用する人が大半で、その後OSの進化によりWindows Mailを経てWindows Livemailへと変化していったのでそのままの流れで使っている人が多いメーラーでした。
2、Windows Livemail ではだめなのか?
ところがWindows Livemailは非常に不安定なソフトでして、バグや不具合も多くデータ消失もそれなりの頻度で発生するというビジネスで使うには大変残念な面が多かったものです。
不具合が発生しやすくなる原因というのは、1:メールアカウントが多い、2:フォルダが多い、階層も深い、3:容量が多い、などの状況になると特に不具合が起こりやすいソフトでした。
また、容量が多くなると一定のタイミングで起動時にデータベースの再構築が行われるのですが、これが大変な罠でして、場合により数十分もPCが固まるわけです。
何が起こったか分からない人はバツで消してもう一度立ち上げます。そうすると今度はすぐにメーラーが起動しました。しかしデータが全くないなどの状況になっている、というトラブルがよくある事例でした。
復旧方法などもありますので、そこは割愛しますがデータベースの再構築は我慢してそのまま待っていればトラブルは起こりません。しかしながらやはりこういった出来事の経験者が多くなるにつれ不評になっていき、Windows10では完全に切り捨てられました。
(一応エッセンシャル自体は入手が可能なので、Windows10でもWindows Livemailは利用は可能です)
有料系はベッキーなどいくつかありますが今回は一切除外します。あくまでも無料系のみを対象にした話とします。
3、メーラーの選択方法
結論的には以下のようなイメージが当てはまります。
〇メールアカウントは1つが基本で出張も多くPCも持ち歩くがスマホも持ち歩く。スマホでもメールチェックはしたい。削除や受信は全部連動しているとやりやすい。メールの受信数は比較的少ない(1日100通以下など)
→Gmailがおすすめ
〇メールアカウントは非常に多く(10以上など)、メールの受信件数も毎日総数で数百通などと削除ログがすぐに数万通になってしまい、なおかつそのログも何かあれば検索して調べたりすることもあり、フォルダも取引先に分けたりしてしっかり管理を行いたい
→Outlookがおすすめ
〇USBメモリや外付け2.5HDDなどを持ち歩き、メールアカウントは複数受信をするがそこまで膨大なメールの受信数ではない。家では家で職場とは別なPCで受信環境自体はしっかりPCもネットワークも使い分けたい。家族も家庭でPCを共用しているのでセキュリティや誤削除なども不安。
→Thunderbird Portableがおすすめ
〇Windows Livemailはダメではないがセキュリティのリスクを考慮するとやはりビジネスでの安易な継続利用は控えるべき
〇Outlook Express、Windows Mailなどの2世代以上前のメーラーはセキュリティ上選択肢として論外
〇Windows10に標準搭載されている「メール」アプリは使い物にならない
以上、メールアカウントを業務上仕方なく10以上の運用、毎日500通~1000通程度の受信、メールのログは数十万通の100GB近くをメーラーにフォルダ毎に階層管理などを行いながら全てのログを保持した状態で20年分の業務履歴をいつでも検索しながら不具合なく日々の業務を行い、なおかつメール移管や今後のバックアップ管理なども総合的に様々な方法を試した結果のメーラー選択の記事でした。