経営者目線で「労働環境新時代」という新しい時代の価値観と向き合う
「労働環境新時代」とは?
コロナ過を経て労働環境が新時代になり、新たな価値観の明文化が必要だなと考え「労働環境新時代」という単語を検索したところ日本国内では20年以上前に一度論文で利用されたことがあり、(https://cir.nii.ac.jp/crid/1050282812627932672)それ以外では「労働環境新時代」という単語自体がHITしませんでした。
しかし今後の時代は労働環境が明らかに新時代に変化しており、新たな価値観や労働環境の概念が必要となるためその説明や定義に関して私は個人的に「労働環境新時代」という表現を提唱することにします。
ブラック企業の定義とは?
「ブラック企業」は、日本で使われる俗語で、労働者に対する不適切な労働環境を提供する企業を指す言葉です。厳密な定義は存在しないものの、一般的に以下のような特徴が指摘されます。
長時間労働:ブラック企業では、過度の残業が常態化し、休日や休暇が十分に取得できない場合があります。
過度なノルマ:達成困難な目標を設定し、その達成に向けて過酷な労働を強いることがあります。
パワハラやモラハラ:労働者に対するパワーハラスメント(パワハラ)やモラルハラスメント(モラハラ)が存在する場合もあります。これは、上司や同僚からの過度な圧力、侮辱、脅迫などが含まれます。
低賃金:業務の内容や時間に比べて、適切な報酬が支払われない場合もあります。
労働者の権利の侵害:労働基準法などの法律を無視し、労働者の権利を侵害することがあります。
ブラック企業とは、労働者の健康や人権を損なう可能性のある企業を指す概念で、そのような企業の存在は社会的な問題とされています。この問題に対する認識や対策が必要で、各国の労働基準監督機関や、労働者が加入する労働組合などが重要な役割を果たしています。
ブラック企業が生まれる経緯は?
ブラック企業が生まれる理由は明らかで、その企業において創業者の思考が上記ブラック企業の定義の労働価値観だからです。
その後、会社が大きくなったり、社長が変わったり、上場したり、などの経緯を経てブラック企業ではなくなる企業もあります。
しかし、ほとんどの場合には強く根付いたマインドで成長した会社は、そのブラックな価値観で社員教育されて幹部もブラックの価値観を基本として評価されたり会社が成長してきた経緯もあり簡単には変わりません。
なぜ「労働環境新時代」なのか?
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の発展は、我々の社会や生活に大きな影響を与えています。それは労働に関する価値観に対しても同様で、以下にいくつかの可能な悪影響を挙げてみましょう
24時間体制: SNSの普及により、時間や場所を問わずに仕事についての情報を共有することが可能になりました。これは一見すると効率的であるように見えますが、結果として労働者が常に「オン」の状態になり、働く時間と休む時間の区別が曖昧になる可能性があります。これは、過労やストレス、心身の健康問題を引き起こす可能性があります。
プライバシーの侵害: SNSは個人情報を共有するためのプラットフォームですが、それが職場に持ち込まれると、従業員のプライバシーが侵害される可能性があります。例えば、従業員がSNSで自分の趣味や家族について投稿することが、職場での評価に影響する可能性があります。
現実とのギャップ: SNSでは、多くの人が成功した仕事や完璧なライフスタイルを強調して投稿する傾向があります。しかし、これは現実とは異なる場合が多く、SNSを見ている人々が過度なストレスや不安を感じることがあります。また、自分自身のキャリア進行に対する不満足感や劣等感を引き起こす可能性もあります。
コミュニケーションスキルの低下: SNSを通じてのコミュニケーションが増えると、面と向かってのコミュニケーション能力が低下する可能性があります。これは、労働環境でのチームワークやリーダーシップを損なう可能性があります。
以上のような悪影響は、SNSが私たちの労働環境や働き方に及ぼす可能性のあるものです。しかし、これらの問題を適切に認識し、管理することで、SNSの利点を最大限に活用することが可能です。
問題は何か?
上記SNSの問題において、すべてに議論が必要ですがまずは「現実とのギャップ」を生み出している点が特に表題の「労働環境新時代」に大きく影響しています。
そこで、「労働環境新時代」における「現実とのギャップ」とは何なのか?どう考えてどう対策すればよいのか?を掘り下げて考えてみたいと思います。
長くなりましたのでいったん次回の記事に続きます。
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