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北マケドニア ゲストハウスボランティア滞在日記15日目

こんにちは!ゲストハウスボランティアのHiriです。
遂に来ました!6連勤の6日目です。明日と明後日はお休みです。嬉しいです。

今日はお昼ごはんの後で、週5日提供される食事で使用する各種食材の買い出しに行きました。
1週間に1回、決まった曜日に買い出しに出かけます。1人で行くわけではなく複数人で行きます。

前週は買い出しに行く日に私の休日が被ったため、私は参加していません。だから2週間ぶりの買い出しだったのですが……街に、人が、増えていました!!
明らかに増えていて、びっくりしました。

夏真っ盛り。バケーションシーズン、観光シーズンですね。

オフリドではアジア系の観光客を見かけることは少なくて、ヨーロッパからの観光客が多いです。異世界転生という感じで、時々アジア系の方を見かけると勝手に親近感がわきます。

買い出しの後は夜ごはんの調理補助をしてから、フロントで待機です。

今日はポーランドからのお客様がいらっしゃいました。
英語は相変わらずあんまりわからない。しかし今日、びっくりしたことがあったのです。

マニュアル通りの英語フレーズで対応した後、デスクの上に見知らぬスマートフォンがあって「Is this your phone?」と言ったのです。誰がって、私が。

この、私が。

英語を全然喋れなくて、ゲストハウスのボランティアを始めたばかりの頃はチェックイン対応のたびにビビッて泣きそうになっていた私が。

何があった!?

って、思いました。

何をそんなに驚いているのかというと、今まではそれすらも咄嗟に出てこないレベルだったからです。

頭では英語の文法をわかっていても、咄嗟に言うときって疑問形の文法にならなくて、普通の文章で質問したりしていたのです。それでも語尾を上げていれば、ほとんどの人は質問をしているのだと理解してくれます。

そんな私が、「Is this your phone?」ですよ。

「This is your phone?」ではないのですよ。

びっくりしました。何度でも書きます。びっくりしました!!

しかもその後、そのお客様にパーキングについて聞かれて、パーキングについて聞かれたと理解してストリートに停めてって(多分文章的には間違えていましたが)伝えることができました。

びっくりしました。やっぱりびっくりしました。

このゲストハウスに来た頃は、そんなことができるレベルではなかったのですよ。

何があったと聞かれても、何もありませんでした。毎日掃除して洗濯して調理補助をしてブログを書く繰り返しです。

心当たりがあるとしたら、次の行先はオーストリア(ラリアではなくヨーロッパ)に決まり、日本人がまったくいないから英語を何とかしないといけないと切羽詰まって、100回失敗する覚悟でここの英語の接客を経験しようと決めたこと。

それが昨日です。

そして今日が「Is this your phone?」です。

人間、切羽詰まると進化するのかもしれません。とはいえやっぱりまだまだ全然聞き取れないし言えないので、勉強を続けます。

さて、フロントや客室やオフィスにあるこちら。何かご存じですか?

ハイツングです。

ハイツングというのはドイツ語で、英語では多分セントラルヒーティングです。

北マケドニアもそうなのか聞いていないのでわからないですが、ハイツングはお湯で建物全体を温めます。
ヨーロッパでは、バスルームにもあったりします。

初めてドイツに移住したとき、契約したマンションに入れるまで1週間ホテルで暮らしていました。
初めての海外ホテル。バスルームの壁にハイツングがあって、それが何か検討もつかず。「バスタオルを干す物干し?」と思って触ってみたら、熱かったのです(冬でした)

「え、物干しが熱い?」という常識では考えられない事態に私がどうしたかというと、すこぶる慌てて目に留まったダイヤルを回して「0」にしようとしました。

でも、ホテルが「4」に設定しているものを、「0」にするのはマズイのではないかというカンが働いて深呼吸してネットで調べてみたら、それがハイツングであることと、ハイツングは「0」にしてはいけないらしいことを知りました。

建物全体を温める暖房器具なので、どこかの部屋が切断すると他の部屋にまで影響が出るそう。

このボランティアは夏の期間だけで冬の北マケドニアには滞在しないので、このゲストハウスのハイツングがどれくらい温かいかは知りませんが、北マケドニアにもあるのかと思った……という話で今日は締めたいと思います。

明日と明後日は休みです。

Writerityの社員の女性と、北マケドニアのコーヒーを飲みに行く予定です。おすすめのカフェに連れて行ってもらいます。
あまり高くないところで!と、リクエストしたら日本円にして300円あれば飲めると教えてもらいました。

安いです。コーヒー好きには嬉しいです。

ブログを書きながら、明日何しようとワクワクしているのですが、まあ多分コーヒーを飲みに行く以外は永遠に日本の仕事をやって駿足で2日間終わる気がします。

休日前夜が、もしかしたら人間一番ワクワクするときなのかもしれません。ではでは。

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