ライター活動は後ろ向きな理由で始めました
2024年7月現在、専業でライター活動をやっています。
たまに「なぜライターをやっているの?」と聞いてもらえるので、詳しく回答したいと思います。
ライターになって自力で稼ぎたかった理由3つ
私がライター活動を開始したのは、2020年~2021年くらいでした。
半年ほど副業で活動して、客観的にみて収入が安定していないうちからすぐ専業化しました。
早いうちから専業化した理由は、どうしても雇用される以外の方法で稼ぎたかったためです。
さまざまな理由から、自力で稼ぎたい気持ちが強くありました。
ここからは、ライターになって自力で稼ぎたかった理由を詳しく紹介します。
①コロナ禍による失業後にまともな職が見つけられなかった
ライターを志したとき、ちょうどコロナ禍による行動制限のピークでした。
工場で派遣社員として働く私は実質的な派遣切りに遭いました。生活費を目的に稼いでいたのもあり、急ぎで仕事を探す必要がありました。
在住地はいわゆる田舎で、そもそも求人数が少ない場所。
さらに私がまともな経歴・学歴・資格がないため、ワケあって人手不足の職しか選べませんでした。(経歴・学歴・資格は自業自得なのですが、論点がズレるためここではこれ以上触れません……)
ワケあって人手不足とは、業務内容や人間関係に問題がある職場です。
とはいっても生きるためにはお金が必要なので、地獄のような職場をぐるぐると巡ってコロナ禍中に5~6回ほどの転職しました。
また、当時は同棲から結婚したばかりでもありました。
共働きで奥さんが職場を転々としていたら、さすがに「お前の人間性に問題があるんじゃないか?」くらいは言われるはず。
私の夫はやさしい性格できつい言葉はありませんでしたが、明らかに飽きれているのはひしひしと感じていました。
そんな日々でリモートでライターの働き方を見つけたときは「なんとしても、必ず稼げるようになる」と勝手にやる気になってました。
②職場の人間関係に疲弊していたから逃げ出したかった
ライター活動を開始する直前の私は、職場をはじめとする人間関係に疲弊していました。主観になりますが、20代後半で新しい人間関係を始めるって想像以上に大変。
当時は同棲・結婚で遠方に引越ししてきたばかりで、人間関係が0からスタートに近い状態でした。
属性や考えの違いにまったく理解のない人物と職場で雑談せざるを得ない場合、結婚や子どもの有無などで初対面時の距離感が結構変わります。あまり一般的でない考え方をもっていると、職場の人間関係に馴染みづらいです。
円滑に人間関係を構築するためには、自分の意思に反する受け答えが適切になる場合もあります。たとえば、子どもを作る気がそもそもない場合に「早く子ども作らないと大変よ」と言われ、無難に受け流す方法を習得するなど。
単純にマウント取りたい人物が発言している場合もありますが、悪意なく言ってるならよりタチが悪いです。そちらも含めて仕事だとしても、ずっと自分の意思に反する受け答えをするのってストレスが溜まります。
リモートで働けるようになれば、受け答えに困る質問をされる機会を減らすことができると感じたため、ライターになりたいと感じました。
③自力で稼ぐことが悪循環を脱出する方法と勝手に信じていた
いろんな定義があるかと思いますが、自力で稼ぐとは自分でお仕事を獲得することとして話を進めます。
当時の自分達はお金に困ってはいるものの、我慢して稼ぐ方法しか知りませんでした。仕事内容や対価となる時間で、人が嫌がる仕事をすることでしか稼げないと思い込んでました。
親も周りもそういった価値観だから、それ以上に考えることはなく思考を停止していました。しかしフリーランスでライターとして働くことで、自分主導でやりたい仕事に価値提供できると確信します。
さらにライター活動を始めて間もなく、以下の出来事が起きたことも影響しています。
夫が適応障害で10年勤めたブラック企業を退職
義母がくも膜下出血で入院
どちらも救急搬送されるほどの重症でした。
夫と義母に共通するのは、慢性的に我慢をしていたことだと思ってます。
そして、どちらの出来事もお金があれば避けられたかもしれないと思います。いまとなっては「かもしれない」でしかありませんが……。
お金に余裕があれば、夫が心身に不調を自覚し始めたときに退職しやすかったし、1人暮らしで生活費をパートで稼いでいた義母に仕送りをすることもできたかもしれません。
活動を本格化する前の自分は、ライターが悪循環から抜け出す方法になりえるから挑戦したいと思う気持ちがありました。
後ろ向きな挑戦でもいいじゃない
ライターになって自力で稼ぎたかった理由は、改めて自分が見返してもビックリするほど後ろ向きです。
でも挑戦する理由に前向きでなくてはいけないルールはありません。結果よければすべて良し。
生きにくかった人生を送ってきた私に、居場所を与えてくれた働き方に感謝してます。挑戦したときの気持ちを忘れず、ライター業を一生の仕事にする所存です。
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