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突然「Half Time Old」にハマっている

最近突然若者バンドを聞いています。

もともと大した音楽好きでもなく、「NO Music My Life」くらいのことを公言していた私ですが、なぜか最近Half Time Oldという若者バンドにハマっています。

せっかくなので放置していたnoteにもこの思いを書いてみようと思います。

Half Time Oldとは?

名古屋出身の4人組バンドです。私なんかが説明するよりWikipediaを見ていただいた方が早いでしょう。

ボーカルが塩顔イケメンの割とよく見る若者バンドビジュアルで(大変失礼)2020年お正月に放送されたauのCM「みんな自由だ」で一躍お茶の間にも知られる存在になったようですね。

魅力は歌詞(だと思う)

音楽のことは正直よくわかりません。何せ「NO Music My Life」で特に音楽が必要だと思ったことなど人生に一度もなく、結婚相手にはカラオケに誘わない人を選んだくらいですから(笑)

そんな私が魅かれたのは「歌詞」です。

しがないフリーランスライターの私とはいえ、言葉を商売にするものとして、音楽の歌詞については文字情報としていろいろ読み込んだりもします。

そう、そうして出会ったのがHalf Time Oldです。

やらなくても 空は今日も明けてくる
すぐに飽きても 次の何かが待っているから

 ーHalf Time Old「みんな自由だ」より引用

「明けない夜はない」「止まない雨はない」など語り尽くされた過去のフレーズとは異なり、「やらなくても 空は今日も明けてくる」という比喩もクソもないこのストレートな当たり前をシンプルに表現する歌詞に衝撃を受けました。

そう、何にもやらなくても空は開ける。寝てりゃ明けている。別に寝てなくても明ける。そこに意志や思惑なんてない。明ける朝に希望を勝手に見出すなんてバカバカしい。

とはいえ、だからやらなくていいわけではなくて、勝手に明ける朝を待つなよってことだと思うんですよね。自分の意思とは関係ないところに意思を持たせ、勝手に期待することの無意味さ。自分の意思の通りにしたければ、自由に選べよ、お前の意志でやれよ、ってことだと思うんですよね。

そして続く「すぐに飽きても 次の何かが待っているから」

ここに繋げるのも秀逸だと思います。

人は誰しも新しい自由を手にしたいとき、過去の失敗や人の失敗、興味関心の薄れなど様々な恐怖が不安とともに襲うものです。自己防衛本能として正しい機能ではあるんですけどね。

ですが、「すぐに飽きても 次の何かが待っているから」は過去の失敗というか成功というか、まぁ挑戦してダメでもまた次あったもんなぁという自己防衛を上回る経験を呼び起こすわけですよ。誰しもが小さい頃に夢中になったことなんて今は忘れて、次の何かに夢中になっているはずなんで。

ということで、いろいろ聞いてみた

とまぁたったワンフレーズで気になったバンドについて、その後いろいろ調べてみました。

歌詞自体はボーカル&ギターの鬼頭さんという方が全て担当されているようですが、彼の才能なのか努力なのか、言葉、単語の紡ぎ方ついて尊敬します。

日本語という美しく難解な言語を難解な言葉ではなく、とてもシンプルな組み合わせで複雑な心理状態を表現していると思います。

あと、割と神経質というか、小さい約束が忘れられずにずっと気にする繊細な方なんだろうと思います。(個人的妄想)

ということで、暇を見つけては聞いているHalf Time Oldについて、私も自分の言葉で語ってみたいなぁと思ったのでまた書いてみます。

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