利害関係なしの広告

昨日宣言した通り、いくつかのプロジェクトからおりた。



熱心に向き合ってくれていたところからは、「寂しいです」と言ってもらえたし、私も同じくなのだが、別の景色を見るためにはそうも言っていられないよなと心を鬼にしてやることにした。





そんな矢先、Googleからメールが届いた。内容は2週間前九州1人旅の際に書いた某カフェの口コミが大人気です!というものだった。大人気と言っても閲覧数が2週間で100人ぐらいで、大袈裟でしょという感じなのだけれど。



このカフェではマスターとの素敵な出会いがあり、この感謝感動のやり場がなく、どうすれば良いかと考えていた。




その際にこのカフェのGoogleマップの口コミを見ていると、あまり良くないものが混じっていたので、それを上書きして謝辞に代えるべく空港バスの中で書いたのだ。



あの街を訪れた人がその場で私の口コミを見ていると思うと、あの日の熱狂がまだ鮮度そのままで九州に残っていると思えて嬉しかった。


口コミごときで大袈裟かもしれないけれど。



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公教育に約4年携わって、色々と裏側も知ってしまい、自分の子供は公立の学校には通わせたくないと思わされた。(もちろん学校によって差は大きい。むしろその差こそが通わせたくないと思う要因かも)



広告関係の仕事にほんの少し携わらせてもらって約1ヶ月。ネット上でおすすめとされているものを安易に鵜呑みにしちゃいけないなと思わされた。




そればかりかむしろ、過度な広告を打っていないものの方が素敵である確率が高いなとひしひしと感じさせられる日々である。


元古典の教員の端くれとして、孔子の言葉を引用させてもらうと、


「巧言令色鮮(すく)なし仁」見た目や顔つきが柔らかく、飾り立てた言葉を使う者ほど真心はないという意味の格言の通り、



商品も人間も過度に良い雰囲気を醸し出したり、上手く飾り立てられたものは信用できないなと感じるこの頃である。




けれど、自分は人や物の良さを文章によって引き上げていく仕事をしているし、これからもステージを上げて続けていくつもりだ。




せめて、利害関係なしに自分が心から愛せるものだけに対して心のこもったラブレターもとい記事を書きたいものである。



なかなかそうばかりも言っていられないから、Googleさんにはまたお世話になることでしょう。

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