好きなもので繋がる

家族でつづいさんと言うドラマを見ている。

つづいさんは、オタク女子つづいさんを取り巻く3人オタク仲間との、ほんわかしたオタクの日常を描くドラマなのだけど、なんともゆるくて見た後に幸せな気分にさせてくれるドラマだ。

ドラマの中で女子たちは
夜な夜な集まって、ポップコーンを片手にお茶、時にお酒を飲みながら、
漫画を読む、スマホゲームをする、推しのことを考えて過ごす、など
皆で一緒にいながらもそれぞれの時間を思い思いに過ごしたり、時に一致団結してオタク話に花を咲かせて盛り上がったりしている。

彼女たちがのめり込んでいる世界はそれぞれ異なるのだけど、同じように尊い時間を過ごしている、その場、その時間を共有していることの心地よさが見ているこちらまで伝わってきてほっこり気分を味わえるのである。

それがいかに人生を豊かなものにしてくれるか、というのは私にも経験がある。

私にとって和太鼓の仲間と過ごしている時間がそれだ。
和太鼓が好き!という思いで繋がっているメンバー。チームの皆が普段どんな仕事をしていてどんな経験や生活をしてきた人達なのか、
正直よくは知らない。
けど皆と過ごしている楽しい時間にそこは重要なポイントではない。

和太鼓が好き!日常の中に和太鼓を打つことで喜びを感じる自分がいる、そこを共有している仲間たちと過ごす時間にただただ心地よさを感じている自分がいる。

和太鼓という共通の話題で心が通い合う喜び、楽しい時間を共有することで生まれる一体感、思い出が増えることで宝物が増えているという実感を感じること、同じことに熱中することで互いに高めあい、新しいことに挑戦する意欲が湧いてきたり、自分自身の成長にも繋がっているという感覚、孤独感を感じずに過ごせることもそうだし、時に支え合い励まし合いながら前進していける喜び、それがストレス解消や自己肯定感を高めることにも繋がっている。居場所があるという安心感のもと、承認欲求さえも満たされる。

“何かを心から好きで、そこに生きる意味ともいえる情熱を燃やし、それで満たされる自分に幸せを感じている”という根底の部分で繋がっている。そのことだけで刺激、喜び、悔しさ、前向きさ、努力したい気持ち、人生に必要なたくさんのものが詰まっている気がするのだ。

人は生きていると意識せずとも多くのコミュニティに所属していたりする。ただただ共感し合ったり、励まし合ったりできる仲間との時間も大切な時間。互いを認め合い、居場所を提供してくれる家族との時間ももちろん大切な時間。

ただ、心地よさという意味で、
好きで繋がる関係性というのは最強だと感じることが増えた。歳のせいもあるかもしれない。
そんな仲間との時間をこれからも大切にしていきたいと思っている。

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