見出し画像

2030年には「1日3時間しか働かなくていい社会」がやってくるのか?

こんばんは、ひらっちです。今日は僕のGW3日目、折り返し地点にきました。皆さんはいかがお過ごしですか? 9連休の方はそろそろ帰省先から戻るところですかね?

今日は、夏野菜の定植準備に精を出しておりました。畝を立てたり、マルチを張ったりしたので、明日の雨が降る前に苗の植え付けを完了したいと思います。GWといっても休みはやっぱりないですねぇ~。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中。よろしければぜひご覧下さい。就農を考えている人には役立つ情報が色々とあると思いますよ(^^♪

■そもそも皆さんは、ケインズさんってご存知ですか?

あらためまして、ひらっちです。今日は「これからの働き方」をテーマに書いてみたいと思います。

皆さんは、今から7年後の2030年にどんな世界がやってくると思いますか?

このnoteでも散々お伝えしている通り、「未来を確実に予測できる人はいない」というのが大前提ではありますが、過去を振り返ってみると、いろんな偉い人が「未来の経済はこうなる!」と大胆な予言をしておりまして。

その一人が、イギリスの経済学者、ケインズです。

……って、皆さんはもちろん「ケインズ」ってご存知ですよね? 

……あれ? 知らない?

何を隠そう、僕も詳しく説明しろと言われるとちょっと不安かも(笑)。ということで、ここは潔くウィキペディアに頼ってみることにしましょう。

ジョン・メイナード・ケインズ: John Maynard Keynes、1883年6月5日 - 1946年4月21日)は、イギリス経済学者ジャーナリスト投資家[2]一代貴族[注釈 1]バス勲章受章、イギリス学士院フェローイングランドケンブリッジ出身。20世紀における最重要人物の一人であり、経済学者の代表的存在である。ケインズは、失業の原因に関する経済理論を確立し、代表作である『雇用・利子および貨幣の一般理論』(1936) では、完全雇用政策に基づく経済不況の救済策を提唱した[2]マクロ経済学の理論と実践、および各国政府経済政策を根本的に変え、最も影響力のある経済学者の1人である

冒頭部分を引用しましたが、めっちゃむずい…(笑)。まあ、ここでは「あの有名な経済学者だよね」くらいの認識で一旦大丈夫です。

で、そんなケインズさんですが、今から100年近く前の1930年、大恐慌の真っ只中に「孫の世代の経済的可能性」という講演の中で、こんな予言をしたとされています。

先進諸国の生活水準は4~8倍程度になっていて、1日に3時間も働けば、生活に必要なものを得ることができるようになるだろう。

ケインズさん、残念!大外れです! 僕たちはいまだに1日8時間労働を続けています。2030年までに1日3時間はさすがに無理でしょ!

……と反応される方が大半だと思いますが、よーく自分の仕事を振り返ってみてください。もしかしたら、あなたが「無駄な仕事」を大量に作り出しているだけではないですか?

■1日8時間のうち、ちゃんと仕事しているのは3時間くらいかも?

有名な経済学者のケインズさんは、100年後には「何をしたらいいのか問題」が発生すると考えていました。

「あれ?オレって仕事ないんだけど。やることないよ、どうしよう…」

そんな不安に悩む人が増えていくと予言していたのです。そして、この問題の解決方法として「残ったわずかな仕事を分け合い、1日3時間くらい働くようになる」と指摘していたそうです。

よーく考えてみてください。

あなたの周りは「本当はやってもやらなくてもどっちでもいい仕事」「むしろやることで仕事が増える仕事」であふれていたりしませんか?

もしかしたら多くの人が、すでに必要な仕事は3時間程度になっているにも関わらず、「何もやることがないから、無駄な仕事を作って自分の存在価値を維持している」という状況に陥っているのかもしれません。

――あの上司は、冷静に考えると何もやってなくない? 

――あの先輩は、本当に利益に繋がる仕事をしてる? 

思い当たる節がある人は、結構いるかもしれませんね(笑)

このあたりの事情を詳しく知りたい方は、この本を読んでみるといいかもしれません。『ブルシット・ジョブーークソどうでもいい仕事の理論』です。

いかに「クソどうでもいい仕事」がたくさんあるのかに気付けること請け合いです。

というわけで、ケインズの未来予測に対する僕の見解は、「ケインズさんの予想はちょっと外れそうだけど、ChatGPTみたいなすごいものが出てきて、実質的には概ね達成するんじゃないか?」です。皆さんはどのようにお感じになりますか?

■まとめ

GWも残り少なくなってきましたが、この機会に「自分の身の回りにどんな無駄な仕事が存在しているか」を再認識してみるといいかもしれませんね。

今後、フリーランスになろうと考えている方であれば、きっとその無駄をいかに省いていくかが、業務効率・時間単価アップの大きなカギを握ることになるからです。

一方、あなたが定年まで会社員として勤め上げるのであれば、「いかに自分が今取り組んでいる『ブルシット・ジョブ』を、会社にとって有意義なもの、重要度の高いものとして演出し続けられるか」が大事な生存戦略になるかもしれません。

だって「あれ?●●●さんの仕事って意味なくない?」ということになったら、それこそ今後の生命線が絶たれてしまいますからね。

こんなことだから日本の生産性はちっとも上がらないし、若い世代の人たちが会社勤めを嫌になる根本原因になっていると思います。その一方で、「家族を養うためには仕方がないじゃん!」という人もいるのが現実です。

良し悪しはあえて申し上げません。それぞれ仕事に対する価値観は違いますから。それでもやっぱり「ブルシット・ジョブ」にしがみつくしかない人生は、ちょっぴり寂しいような気もします。

ぜひ若い世代の人たちは、自分たちの目の前にある仕事が「どうでもいい仕事かどうか」を見極めながら、将来に繋がる仕事を選んで自己成長にしていってくださいね(^^♪

いいなと思ったら応援しよう!