日本人の死因ランキング、あなたはご存知ですか?
おはようございます、ひらっちです。今日も朝から原稿を書いております。コロナの感染拡大の影響で外出は極力控えていますが、せっかくのお休み期間ですから、山の方でも遊びに出掛けたいな、と考えております。もちろん、仕事も兼ねたワーケーションです(笑)
<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
■新型コロナの第3波が収まる気配を見せません・・・
あらためまして、ひらっちです。今日は「人生」あたりがテーマになるのかな?
新型コロナの第3波が収まる気配を見せません。新型コロナは風邪の一種ですから、普通に考えれば冬場に広がる可能性が高かったわけですが、案の定、寒さが厳しくなるにつれて、全国各地で感染者数が増加しています。
ただ、第1波、第2波を経験し、当初恐れていた時に比べると対処法が見えてきましたし、特に若い年代の方が重症化するリスクがかなり低いことが分かってきました。ご高齢の方や基礎疾患のある方は気を抜けない日々が続きますが、一方で、経済でうまく両立する道筋も薄日ながら見えてきているような気がしています。
さて、このnoteでも紹介したことがあるベストセラー本『FACT FULNESS』では、その副題にある通り、思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見ることの大切さを説いています。
では、みなさんに質問です。新型コロナの感染拡大が始まって、どれくらいの死者が出ているかご存知でしょうか?
ニュースをこまめにチェックされている方なら、お分かりですよね。
NHKの特設サイトによれば、1月2日時点で、日本国内の死者数は3572人となっています。
ここで、個人的にふと疑問に思ったのが、果たしてこの数字は「他の病気と比べてどれくらい多いのか・少ないのか」です。
「インフルエンザは年間1万人死んでいるんだ!」みたいな情報が出回っていたのを見たことがありますが、しっかりと1次情報に当たったわけではありませんでした。
というわけで、調べてみることにしました!
■日本人の「死因トップ10」を詳しく見てみましょう
厚生労働省のホームページには「令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況」というのが掲載されていて、死因ごとの全国の死亡者数が詳しく紹介されています。
これによると、日本人の死因トップ10は、以下の通りとなっています。
■全体の死亡者数(2019年) 138万1098人
【1位】悪性新生物〈腫 瘍〉 37万6392人
【2位】心疾患(高血圧性を除く) 20万7628人
【3位】老衰 12万1868人
【4位】脳血管疾患 10万6506人
【5位】肺炎 9万5498人
【6位】誤嚥性肺炎 4万354人
【7位】不慮の事故 3万9410人
【8位】腎不全 2万6442人
【9位】血管性及び詳細不明の認知症 2万1370人
【10位】アルツハイマー病 2万716人
ちなみに、1年間にお亡くなりになった方の数をさらに細かな死因別でカウントした資料も掲載されておりまして、そこから、新型コロナの比較対象にされやすい死因を引っ張ってくると、こんな感じです。
・インフルエンザ 3571人
・交通事故 4295人
・自殺 1万9415人
新型コロナの流行は昨年2月頃から本格化したので厳密にいえば1年間ではないですし、国を挙げての対策の結果の数字ですから単純比較はできませんが、数字上の話だけをすると、例年のインフルエンザと同程度、交通事故の死亡者の方がやや多く、自殺者の方が圧倒的に多い、ということが言えそうです。
ちなみに、2020年におけるインフルエンザの死亡者数は激減しそうです。一部には「別の要因で死亡した場合でも、新型コロナに罹っていれば新型コロナの死亡者にカウントされるから数が多いんだ!」といった指摘もありますが、インフルエンザと新型コロナの感染対策がほぼ一緒だということを考えると、これだけ死亡者が多い新型コロナは、やっぱりインフルエンザよりは怖い病気だと評価できそうです。
■まとめ
いかがでしたか? こうやって数字を並べてみると色々な気付きや発見があると思いますが、いかがでしょうか?
「やっぱりそうだよね」という方もいれば、「ちょっと意外だった」という方もいるかもしれません。なかには「国が出すこんな数字、眉唾だよ!」とおっしゃる方もいるかもしれませんが(笑)
個人情報の兼ね合いなのか、なかなか詳細なデータが出てこない国の対応にも問題があるとは思いますが、私たち個人ができることは、できる限り正確なデータにあたり、不確かなデータに振りまわされないように行動することだと僕は思います。そして、投資と一緒で、新型コロナに対するリスク許容度は人それぞれ違うわけですから、お互いに思いやりを持った行動を心掛けたいですね(^^)