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ライターBOX特別企画! みんなの図書館からの学びを紹介 その1
ライターゼミのチャンネルの中に「みんなの図書館」というチャンネルがあります。
こちらは、ライターゼミのメンバーが読んだ書籍の学びを記事にして発表する場です。
今回は、2022年10月から11月で実施した図書館企画で作成いただいた記事を紹介します。
60歳でパソコンを始め、82歳でアプリプログラマーになった「若宮正子」さんの本とは?
最初はみんなのカレッジのメンターでもある、ひかりんさんの記事です。
書籍紹介
![](https://assets.st-note.com/img/1718851772-u0rNzCAgts.jpeg)
60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。
著者 若宮正子
新潮社 Webサイト
https://www.shinchosha.co.jp/book/351371/
最初にこの本のタイトル『60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。』を、目にしたシニア世代はどう思うでしょうか?
「そんなバカな、60過ぎて人生がおもしろいだなんて!衰退の道をたどるだけだよ」
「どうせ、歳を取ってもお金のある人の話でしょ!」
「えー!60過ぎて、人生がおもしろくなるなんて、ステキ!」
「どんな生き方をすれば、どんどん人生がおもしろくなるの?」
と、2つに見解が分かれることでしょう。
確かに私はこの年代で、どちらの見解も分かります。
そんな、シニア世代に「若宮正子」さんの『60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。』を紹介しましょう。
まさに「コンピューターが人生を変えた」ことが、詳しく書いてあります。
それは「人生、60歳を過ぎてからがおもしろい!」につながるまでのことです。
「シニアだってゲームを楽しめる!」「世界への扉が開いた」「好奇心は歳を取らない!」を細分化して書いてあります。
学び1:「若宮正子」さんの生き方
若宮さんのことはテレビCMで知り、気になっていました。
それが、まさかお会いするチャンスをいただけるとは!「運命の出会い」でした。
若宮さんをクラウドワークス本社にお呼びして、イベント用の撮影をする企画があり、撮影時に参加できる人を募っていたのです。たまたま、その日は東京へ出向く用事があり、すぐに手を挙げました。
お会いする前に買ったのが、この本です。新幹線で向かう途中、ワクワクしながらこの本を読み、この方のリサーチをしました。パソコンを始めた経緯や学び続ける姿勢は、まさに刺さりまくりでした!
お会いし一緒に食事して撮影を拝見。オーラが半端なく滑舌も良く、とても87歳とは思えない若さ!誰よりも「美しい女性」と脳裏に焼きつけ「この人を目指そう!」と決心したのです。
学び2:「若宮正子」さんの学び方
「82年間で学んだこと」の章に「好奇心は最大のエネルギー」の項目があります。
何が彼女をここまで突き動かしているのか、それは他でもない「好奇心」なのです。
このことは、私もよくわかります。「好奇心」でWebライターになったのですから。
60の手習いでクラウドソーシングに目覚め、今日まで学び続けてこれたのは「好奇心」のおかげでしょう。
そして「一生学び続けないとダメ」もあります。これは私も常々思っていること。
今どきのことを、学び続けなければならない。昔のことを言っても始まらないのです。
まとめ
私は若宮さんにお会いしこの本を読まなければ、プログラミングまで習おうとは思いませんでした。なぜなら「この歳では無理」と思っていたからです。
しかし、若宮さんが82歳でアプリを開発し『アップル』に招待されたことに衝撃を受けました!
「私もアプリを作りたい!」とプログラミングの勉強を開始したのです!
人生100年時代を見据え、道に迷っているシニア世代の方に、ぜひ読んでいただきたい本です。
車いすの人気YouTuber「現代のもののけ姫Maco」のポジティブパワーをもらえる本
続きまして、同じくみんなのカレッジのメンターである、山口ちゆきさんの記事です。
書籍紹介
![](https://assets.st-note.com/img/1718851773-14y1HDaOdr.jpeg)
普通で最高でハッピーなわたし 特別でもなんでもない二度目の人生
著者 渋谷真子
扶桑社 Webサイト
https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594086602
仕事中の転落事故によって脊髄を損傷し、下半身麻痺となった元瓦葺き職人ギャル、と聞いてどんな人物を思い浮かべるだろうか。
渋谷真子さんは、現在、車いすユーザーのリアルをYouTubeで発信している。チャンネル登録者数は10万人を超え、全国を飛び回って活動中だ。
そんな真子さんのポジティブさが詰まっているのがこの本だ。事故後のリハビリの様子や、障害を負った真子さんが知りたかったこと、車いすユーザーについて他の人に知ってほしいことなどが、等身大の言葉で語られる。
真子さんはどの病院でリハビリをするか、徹底的に調べた上で自分にとって最適だと思った道を進んでいく。オシャレも大好きだし、車いすがイケているかどうかにも徹底的にこだわる。排泄の苦労や赤裸々な性事情も語る。
「『みんなができているのにわたしにはできない』っていうのは、健常者でもよくあること。そして人と比べる必要があるのかなって思う。人生は人と比べるもんじゃなくて、自分との戦いでしかないというのに」
この言葉から、しばらく目が離せなかった。そうだ。誰にとっても、比べる相手は自分だ。真子さんにとっても、私にとっても。
自分は自分!
この本を手にしたのは、あるイベントの取材がきっかけだ。
イベントのMCをする車いすYouTuberとはどんな人なのかと、取材前日にこの本を読んだ。
読んでみて、「はじめに」から圧倒された。
転落事故直後に、自撮りしているギャル。何なんだ、このポジティブすぎるパワーは。
「自分でどうにかできる程度の失敗なら、ただ次に活かせばいいだけ」
下半身麻痺のため、真子さんはさまざまな失敗も経験している。しかし、それを元に次に失敗しないようにしているし、他の人にもシェアしていく。失敗を後悔するのではなく、前に向かうエネルギーに変えていくのだ。
イベントの当日。登場した真子さんは、明るく元気いっぱいだ。自分の出演時間以外には積極的に他のブースをまわって、きゃーきゃーと楽しそうな声をあげている。いや、本気で楽しんでいるように見える。本のままの、飾らない人柄がそこにあった。真子さんのポジティブさが周りの人を笑顔にする様子を、目の当たりにした。
その後、会場で出会ったおじさまに話を聞くと、少年のように目を輝かせてこうおっしゃった。
「さっき、真子さんと話せたんだよ~!車いすユーザーの間では、すごく有名な人でね。まさかわが町に来てくれるなんて!」
やはり真子さんは、車いすユーザーのアイドルだった。
自分は自分。
できないこともたくさんある。けれども、今できること、今するべきことを、楽しみながら重ねていこう。
真子さんという人をこの本で知り、実際の雰囲気に触れて、私自身がやるべきことが見えてきたような気がした。
追記:
2022年11月、真子さんのTweetが注目され、記事になっている。
それに対するTweetに、また考えさせられた。
まいどなニュースにも取り上げていただき、それがYahooニュースにも載りました!
— 渋谷真子 (@s_maco_) November 8, 2022
ネット記事になった途端に
私には想像できないような言葉を伝えてくる方もいます。
こういうのがあるからこそ、問題提起をするのが怖くなるのもわかるなと思いました。#Yahooニュースhttps://t.co/F2CwQ2CjnT
おわりに
今回は、みんなのカレッジ メンター2名の、本からの学びを紹介しました。
あと2名の学び記事も後日紹介しますので、楽しみにしていてくださいね。