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烏羽、表彰される

先日、私の作品『狂人作家もどき』がにいがた市民文学小説部門の佳作に選ばれました。そして今日、表彰式に出席してきました。

こんにちは、自殺未遂から約一年、最近ようやく仕事を再開した烏羽美空朗です。

再開と言いましても、新潟にある白山神社という小さな頃から大好きだった神社の方に一週間に二、三回程度フルタイムで巫女として勤めさせていただいている感じで、正社員復帰は体力的にも精神的にも当分先です。正直、復帰する気もありません。
もうどこかに所属するのはこりごりですが、お金と小説のネタの為、何よりずっと見守ってくださっている神様にお礼をする為、申し込ませていただいた次第です。

大好きな場所、白山神社

さて、心の拠り所として仕事以外の日もほぼ毎日参拝させていただいている白山神社さんですが、今回、表彰していただいた私の作品である『狂人作家もどき』にも舞台として少しだけ書かせていただいています。

今回の作品を執筆している時も、本殿はもちろん、神殿の裏にある祠、特に私の大好きな神様が祀られている松尾神社には何度も参拝させていただきました。
夏になると様々な色形の風鈴が飾られ一斉に音を奏でる『七夕風鈴まつり』、自分の背丈よりも大きな蓮の葉が生えそろう『はす池』など、国の重要文化財に選ばれるのも納得の尊厳ある姿はいつ見ても壮観です。
私の稚拙な文章では表しきれないことを承知の上で、できるだけこの素晴らしさが伝わればいいなと思いながら描写しました。

授章したことへの喜びと不安

賞状と一緒に本誌をいただき、少しだけ拝読したのですが、本当に素晴らしい作品ばかりです。
著作権の関係でここに本文を載せることはできないのですが、もしにいがた市民文学第27号を書店で見かけた方はぜひ手に取ってください。よかったら私の作品もちょっとだけでも良いので読んでください。

これでも、ものすごく嬉しいのです。
佳作程度で? などと思われる方もいるかもしれませんが、私にとっては自信に繋がる大切な積み重ねです。

高校生の時は文芸部に所属していたのですが、賞に掠りもしませんでした。
あの時から何か変わったのかと言えば、全く変わっていません。心のままに書いたまでです。
小学生の時からどこにも馴染めず、愛されず、萬代橋の上から信濃川を見下ろしては澱んだ水面に飛び込んで死んでしまいたいと考え続けているような、不甲斐ない自分のままです。
ただ、一つだけ。

今は時々、死ぬということが過剰な程に恐ろしくなります。
頭は毎晩痛むし、左足の毛細血管が透けて見えるようになったのが気になって仕方ありません。
血管が詰まり、破裂し、心臓が止まり、これまでの罪を清算する為に長く長く苦しんでから死ぬのだと思ってしまいます。

完全に病んでいますね。多分一生この考え方は変わらない気がします。
でも、こんな思考回路になってしまった己の脳を私は割と気に入っています。そして、そこから出力される暗い文章も大好きです。内容的にも大衆受けはしないかもしれませんが、書いていると満たされるのです。

これからもずっと、書き続けていられたら。
私はそれだけの為に生きています。

もちろん、承認欲求もありますよ。まがりなりにも人間ですので。なんならめちゃくちゃ強いです。反応を貰えるととてもとても喜びます。
もしよかったらスキとフォローしてくださると嬉しいです。
タメになることは書けないかもしれませんが、なんだかんだ生きている私を観察するつもりでいてください。

長々とすみません。ここまで付き合ってくださり、ありがとうございました。

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