安田記念 見解
今週はいよいよ東京ラストのG1、安田記念です!
外国馬が2頭出走し、こちらの取捨が最大のポイントになりそうです。
国内勢も多士済々、また今週も難しいレースです。
有力馬の見解
ロマンチックウォリアー/J・マクドナルド
ここまで19戦14勝2着3回の香港の中距離チャンピオン。G1も中距離で7勝している。
2024年4月のクイーンエリザベス二世カップでは、日本のプログノーシスを負かしている。
安定感のある先行力と、叩き合って抜かせない勝負根性が武器。
マイルへの対応が今回のいちばんの見どころと見られているが、対応できるだろうか?
遠征はオーストラリアのレースに2度出走して、4着とコックスプレートの1着。
左回りの経験もそのオーストラリアの2戦のみ。
鞍上のマクドナルド騎手は、オーストラリアのリーディングジョッキー。しかも複勝率は50%と驚異の数字。
オーストラリアのジョッキーだが、スポットでたびたび香港でも騎乗している。
世界一のジョッキーを決めるロンジンワールドベストジョッキーでも2022年に1位になっており、世界No.1 ジョッキーの呼び声も高い。
しかもマクドナルドとロマンチックウォリアーのコンビの戦績は9戦8勝。内G1を6勝と最強コンビと言ってよい。
マイル適正や左回りが課題だが、最強コンビが安田記念を獲りに来たと言ってよい。
過去のベストパフォーマンスレース:たくさん
前走のレース:クイーンエリザベス二世C1着
ソウルラッシュ/モレイラ
ここまでG1では善戦続きだが、今回初制覇を狙う。
しかし東京の安田記念は過去2年出走し、13着と9着とこれまでの安田記念は相性が悪い。
それ以外のレースで、ここまでの惨敗は近年していない。
調教師もそこは不安そうだが、今回はどうか?
馬場が荒れてもこの馬は問題なさそう。
べストパフォーマンスレース:2023マイルチャンピオンシップ2着
前走のレース:2024マイラーズC年1着
セリフォス/川田将雅
2022年のマイルチャンピオンシップで鮮やかな差し切り勝ちを見せたが、それ以降5戦してまだ勝ち星がない。
気性的に難しいところがあるようだが、今回共同会見の調教師の表情がいつもよりにこやかで、調子の良さが伺える。
日本の総大将として迎えると言っても良い。
馬場が渋れば減点だが、良馬場ならそろそろ一発があってもおかしくはない、良馬場なら本命候補。
過去のベストパフォーマンスレース:2022マイルチャンピオンシップ1着
前走のレース:2024マイラーズC2着。
ナミュール/武豊
前走ヴィクトリアマイルでは期待したが、スタート出遅れ、進路もやや狭く、末脚も不発と不完全燃焼だった。
力を発揮すればここでも主力の一頭だが、今までの東京のレースのイメージが良くない。
豊さんとの2回目のコンビで、鞍上も陣営も今回はリベンジの意味合いが強いだろう。
1回でも東京での爆発した末脚を見てみたい。
過去のベストパフォーマンスレース:2023マイルチャンピオンシップ1着
前走のレース:2024ヴィクトリアマイル15着
パラレルヴィジョン/ルメール
只今2連勝中。過去にはダートも経験している。
東京の芝も3戦2勝。
ルメールだし、ある程度の人気にはなるだろうが、今回最大の惑星の匂いがする…
こちらも馬場が荒れても大丈夫か?
やはりルメールは怖い。
過去のベストパフォーマンスレース、前走のレース:2024ダービー卿CT1着
見解まとめ
近年では中距離で実績のある馬、スターズオンアースとジャックドールが安田記念に挑戦したが、二頭とも善戦はしたもののやはりマイラーのスピードや切れ味には敵わなかった印象。
やはりスペシャリストには一目置くべき必要があると感じた。
そして今年は香港の中距離チャンピオンホースが参戦。マイルG1でも善戦した実績はあるようだが、香港中距離チャンピオンの先行力からの勝負根性VS日本のマイラーの切れ味という構図か。
今のところ、馬場が良ければセリフォス。荒れればパラレルが本命筆頭だ。