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NHKマイルC 回顧
95年いちょうSに出走し圧倒的人気に推されたエアグルーヴは、直線で前が塞がり鞍上が立ち上がるほどの不利を受けながらも、体勢を立て直し優勝。
09年安田記念ではこれまた圧倒的人気のウオッカが直線で前が壁になって出られず、ゴールまで残り1Fの時点で他馬と接触しながらも半ば強引に間隙を作り、あっという間に先に抜けたディープスカイを捉え優勝。
不利がありながらも勝つこともあれば、02年NHKマイルCでは1番人気に支持されたタニノギムレットが外へ出そうとした矢先に前をカットされて追い出しが遅れ、懸命に伸びたものの3着止まりに終わった。
さらに89年天皇賞秋2着のオグリキャップや96年天皇賞秋3着のサクラローレルは直線でポケットに入り進路がなく脚を余して敗れるなど、それぞれ勝負処だけに致命的な不利が敗因になることもある。
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ジャンタルマンタル疲れはあっただろうが、強い内容だった。
今回は皐月賞の早仕掛けとは違い、追い出しを待って残り350から一気に追い出した。
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追い出しを待つことで、アスコリピチェーノもより窮屈になった。
しかしこの馬は、今までもそうだった抜け出す脚がいつも素晴らしい。
しかしルメールは、らしくなかった。
NHKマイルカップのパトロールビデオ
— あさひ (@as012_mado) May 5, 2024
空いた内をルメールがいこうとしたら岩田が同時に内によれてきた感じか pic.twitter.com/M3JIAA6SWS
あそこでこじ開けないと、ジャンタルを捕まえられないと判断したのか、もしくは一カ月休んで募った焦りの気持ちがあそこで出てしまったのか、今回本人も是非とも結果が欲しかっただろうが、いつも冷静なルメールとは思えない選択だった。
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休み明けで勘が鈍っていたこともあるとは思うが、いくら一流騎手でもブランクの影響はあると感じた。
特に感覚がものを言う競技や場面ではなおさらだ。
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遡ってパドックで、アルセナールの丸みを帯びた馬体に驚いた。
とても状態が良く見え、これはひょっとして弾けるのでは?と思ったが、結果出遅れて最後ボチボチきた。
今回のレースのヒントは、アドマイヤマーズだった。
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