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よく聞かれる「ライターへの質問」に答えてみた【書くのが嫌になりませんか?】

お久しぶりです。ライターのトイです。

毎度毎度noteの更新を怠ってしまう……というのも、本当に多忙な日々を送らせていただき。
ようやくここ最近は落ち着いてきたので、noteを更新していきます!

もちろん、ここまでの実績なんかも更新予定なのですが、最近「ライターさんに聞いてみたいんですが……」と質問をいただくことが多いんです。
いただいた質問に対して、自分なりに考えをまとめてみたので、きちんとお答えしたいなと思い文章を綴っている次第です。

Q.書くのが嫌になりませんか?

文章を書かない仕事の方にとって、文章を書くことって相当ストレスがかかるようで……

書くのが嫌になるかどうかと聞かれると「嫌にならないです」というのが答えです。好きとか嫌いじゃなく、呼吸も同然に書いている感じ。

過去を振り返ると、まともに「文章を書きたくない!」と思ったのは、卒論でしょうか。2万字がどうしても書けなくて書けなくて。あれはしんどかったなあ。
当時の私よ。10年後、2万字を3日かからず書くようになっているぞ。

社会人になってからずっと「書く仕事」に就いていますが、書くこと自体は好きなんですよね。
「書くのはいいけれど、上司が嫌」
「書くのはいいけれど、うまく書けない自分が嫌」
「書くのはいいけれど、このテーマは今の気分じゃない」
なんてことはありました。すべてにおいて「書く」は苦痛にならないんです。

いわば"書きジャンキー"。
書けないストレスを書いて発散しています。

Aの原稿が進まなくなってきたらBの原稿に手をつけ、それが進まなくなってきたらCの構成を書き、それに飽きたらAの原稿に戻ったり日記を書いたりスケジュール帳にとろとろ書いたり……

常に何かしら書いています。書きジャンキーの書きジプシー。
言い換えれば、書くことの延長線上にあることばかりやっている気がします。

書けない人は、成功体験が足りないかも。

では、書くのが苦手な人が書くのを好きになるにはどうしたらいいか。
書くことの成功体験を積み重ねるしかないかな〜と思っています。

書くのが嫌・苦手な人って【文章を書く基礎がない】もしくは【いい文章を書こうとしている】のどちらかが多い気がします。

【文章を書く基礎がない人】は、圧倒的にインプットが足りないので、ちょっと別の問題。これについてもよく質問をされるのでなんとか答えを導き出したい。

【いい文章を書こうとしている】というのは、向上心があるということでもあります。でも理想が高い分、思ったような文章が書けなくて嫌になる……
きっと「いい文章」「いい言葉」をたくさん読んできているからこそ、自分が書けないことにヤキモキしてしまうんですよね。

これを解決するには、結局「書く」しかない。
ポイントは「下手でも書く」こと。

たとえば、キャッチコピーやタイトルなんかを書く時に「うまいこと言ってやろう」「人の目を惹こう」なんて思っていると、いざ書いたものを見て絶望しちゃうわけです。「全然上手くない……」と。

そういうことを積み重ねていくと、最初の1文字すら書くことができなくなるんですよね。

で、これを打破するには「下手でも書く」こと。下手でも意味不明でもいい、とりあえず思いついたことを書くんです。

それこそ「布団が吹っ飛んだ」みたいなダジャレや、誰もが思いつくような定番の言葉なんかも書く。頭の中で書くんじゃなく、ノートなりドキュメントなりにアウトプットする。

こうすると、頭の中が「このくだらないやつは書いたから、別の案を書こう」と切り替えができます。そうすると、ほかの言葉や考え方を捻り出そうとする。

書けないと思って悩むなら、書いてみて開き直る。書くことに慣れていく。そうすると「あれ、案外いいじゃん!」という言葉に巡り合う打率が上がっていく。

1も産み出していない人は、10を産み出せません。0を1にできる人が、1を10に変えられる。そう思って藁にもすがるような気持ちで書いています。

言っても私だって、万人が素晴らしいと思うパーフェクトな言葉を紡げている自信はない。ない(笑)!それでもなんとか、もがいてもがいて書いています。

みなさまにおいても、どうか一緒に頑張って参りましょうね。

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