手作り結婚指輪がとても良かったので完成までのプロセスをまとめてみた。
先日、結婚エントリを書きましたが、今回は指輪について書こうと思う。
指輪には様々なブランドがあるが、今回我々は2人で手作りの指輪を作ることにした。そして結論から言うと、2人で作る指輪は最高だった。
これから指輪を買う予定がある人はぜひ参考にして欲しい。ブランド物の指輪もいいけれど、2人で頑張って作る指輪もまた良いものだった。
ということで指輪作りの楽しさが伝わるように、写真と合わせて指輪作りの様子をお届けする。多少工程は端折っているがご容赦していただきたい。
↓ちなみに指輪を作った工房はこちら。鎌倉ってのがまた良いよね。
--指輪の作り方--
早速指輪作りに入る。まず最初に、どんなデザインがいいのか、どんな素材を使うのか、叩いて作るのか削って流し込むのかなどカルテを記入して、作業に入っていく。
我々はある程度つくりたい指輪のイメージも固まっていたのでこの工程はスムーズだった。読者に対しても事前の認識合わせをオススメしたい。
ちなみに指輪の原型がこちら。
棒だ。
この棒がしっかり指輪に仕上がるのだ。そう思うとなんだかワクワクしないか。
そして、指輪作りはまずこの棒を素手でぶん曲げるところから始まる。
うむ、こんな感じで気合いで指輪っぽい形に近づけることができた。意外といけちゃうものだ。その気になればグニャっといけることがわかったので、別れ際に海に投げるくらいなら一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。
その指輪になる予定の棒の端っこがしっかりとくっつくように、木槌で調整する。
見事に端っこが合わさった。
ただこれだけではまだ合わせただけなので、完全に結合すべくバーナーで炙る作業に入る。バーナーはそれなりに光るので、職人用のグラサンで目を守ることが必須だ。
これでばっちりだ。
準備が整ったところで炙ってくっつけていく。
火炙りのプラチナもなかなか美しい。こうして完全に溶接したこれから指輪になる予定の三角形を水で冷やし、形の調整に入る。
基本的に調整はプラスチックのハンマー→木槌で行う。金属の重たい棒に指輪になる予定のリングを通して、角を無くしていく。
思わず真剣な顔になってしまった。これは完全に職人の顔。職人芸ならぬ職人顔。←うまいこと言おうとしたけど思いつかなかった。
そして、以下のように綺麗な丸いリングになる。美しい。すでに美しい。もうこれで持って帰っていいんじゃないかと思ったがまだ早い。とりあえずまん丸指輪にドヤったところで先に進む。
続いてはこちら。
黒電話風の物騒な機械の登場だが、こいつで指輪になる予定の輪っかをピッカピッカにしていく。1年生もびっくりなほどピッカピッカな指輪に仕立て上げていく。
美しい。美しすぎる。やっぱり私は職人に向いているのかもしれない。生まれ変わったら職人になろう。畳職人あたりが穴場っぽい。指輪じゃねーのかよっていうツッコミ待ちである。
そして今回は槌の模様にしたかったので金槌でぶん殴っていった。ここまできたらもう気合いと根性と愛情とリズムでやり切るだけだ。カンカンカンとな。
カンカンカンカン。
カンカンカンカン
カンカンカンカン
カンカンカン
カンカンカンカン
カンカン・・・完成!!!!!
ジャジャジャジャーン!!!
どや!!!
ただの棒だったプラチナが、こんな立派なリングに。感慨ぶけえ。。
ちなみに裏には刻印も入れられるので、下記のように紙で書いてオーダーした。色々検討したけど一番無難なものに着地。
以上、約2時間半ほどの長丁場だったが、終わってみればあっという間。とても楽しいひと時だった。
途中、隙間時間に「鎌倉でしたい100のこと」という雑誌を与えられたので読んでいたが、間違いなく指輪作りはランクインさせるべきだと思った。
最後は記念撮影パシャり。
ということで、もはや報酬を貰ってるんじゃないかってくらい楽しげに書いてきたが、本当にすごく思い入れのある指輪になった。一生に一度の記念に、ぜひ手作り指輪をおすすめしたい。
そしてこんなにたくさんの写真を撮ってnoteも書きたくなる気持ちもわかってもらいたい。そんなことを思う今日この頃。
今回は以上。
おぎそ
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