あなたにとって、「小説を書く」とは?
小説を書こう!と考え始める人は、
・投稿サイトで読んでもらいたい!
・新人賞に出してプロデビューしたい!
大きく分けると、これらどちらかを目指し始めます。
書くからには多くの人に読んでもらいたい!やるからには、プロとして書籍化したい!
と考えるのは当たり前の話です。
ただ、そういった気持ちから
「上手く書かないといけない!」
「読んでもらえるものを書かないといけない!」
という脅迫概念に駆られて、なかなか先を書けなくなり、書くのが楽しくなくなり、気づけば筆を置いている…なんてことにもなります。
上手く書こう!上を目指そう!と考えるのは素敵なことですが、上ばかり見つめてしまうあまりに、一番大事なことはついつい忘れてしまいます。
『楽しく小説を書くこと』
上手く書く技術よりも、何よりも大事なことだと私は考えています。なぜなら、誰もがはじめは、ただ楽しくて書きはじめたはずだからです。
それがいつしか周りを見渡して競争し、勝つことだけにこだわるようになってしまっていませんか?選ばれることだけを考えていませんか?
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まずは周りではなく、自分と自分の作品だけを見つめてみましょう。
自分が書きたい物語を書き切れた!
自分の好きなキャラを思った通りに描けた!
一作品完成させられた!
まずはこれらの喜びを忘れないようにしましょう。自分が書いていて楽しい、達成感を持った上で、上手く書けるか人に見てもらえるかはプラスアルファーで考えることです。
正直、趣味で書くならば読まれなくたっていいんです!
もちろん読まれたいんだけどね。
もしも今、読まれることばかりを考えて疲れてしまっているならば…自分が小説を書く目的はなんなのか?を考えてみましょう。
単純に小説を書いていたい!
物語を描くのが好き!
書いているだけで楽しい!
だけならば、書くことを楽しみましょう。
反対に
読者に何かを届けたい!
人の役に立つような小説を書きたい!
書籍化したい!
という目的があるならば、読者のことを考えて書くようにしましょう。
目的を見失わなければ、いつまでも小説を書くモチベが下がることはありません。最初は、見つかるまでは難しいですが、目的が見つかればそこに一心に向かって書けるようになりますよ。