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【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 4巻 感想(ネタバレ)

こんにちは、あるいはこんばんは。
末端冷え性で本を読む手がかじかんでしまうβ(ベータ)です。(逆に室温を上げると手汗がねぇ……)

さて、今回はよう実の2年生編第4巻の記事となります。

毎度言っておりますが、感想と言いつつもネタバレがほとんどなので、ご注意いを!

ではではいきましょうっ!

ようこそ実力主義の教室へ 2年生編4

4巻の巻頭イラストは、鬼龍院と八神です。(キリッとしてお美しい)
カラーページはどれもワクワク、ゾクゾクするイベントで目白押しの予感。
特に、一之瀬のシーン。(でっ……)
是非購読して見てください!

ということで、ざっくりとした感想を。

前巻から引き続き、無人島サバイバル試験も後半戦ということで、全体を通して、暴力で解決するシーンが非常に多く読み応えがありました。
(ホワイトルーム生ってほんとに強いね……)
中でも、龍園と宝泉の対決、そして綾小路と鬼龍院の共闘は熱かったです!
綾小路と接するキャラクターたちの綾小路への態度も、1年前を思うとずいぶんと変わりました。
思いがけない告白の場面も非常に良かったです!(ムフフ……)
試験結果も(私にとっては)まさかでした。

と、ひとまずこんな感じでしょうか。

(※ 前回のお話しを忘れちゃったという方は此方からどうぞ→【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 3巻 感想(ネタバレ)

ではでは、内容(ネタバレ)に移りましょう。

▼ ▼ ▼

ストーリーの流れ〜

・ホワイトルーム生、天沢一夏
・高円寺、想像以上の無双ぶり
・椿桜子の包囲網
・VS月城理事長代理
・試験終了&試験結果発表

こんな感じです。

それでは細かいストーリーを見ていきましょう。

恒例の独白シリーズは天沢一夏。
自身が試験管ベビー(体外受精児のこと)であることを語ります。そして、ホワイトルームの出身であることも……。
しかし、ホワイトルームの理念にはあまり関心がない様子。(味方……?)

場面は、前回、七瀬との決着がついた所から。
綾小路と七瀬が和解したところに、背後から天沢が現れます。
七瀬は天沢を警戒します。小宮と木下の事件の際に、現場から逃げる天沢の姿を確認していた為です。七瀬は天沢が犯人だと言います。
そんな中、天沢は自身が『ホワイトルーム生』であることを綾小路に告げます。しかし、自分はただ綾小路に憧れているだけの乙女で、味方であることをほのめかします。
天沢がホワイトルーム生であることは信じつつも、正体を明かしてきた理由には納得のいかない綾小路。

天沢は、あたしの許可なく勝手に潰されないで下さいね、と言い残しどこかへいってしまいます。

その後、降り出した雨は大雨となり、試験7日目の『基本移動』と『課題』は中止されることになりました。その代わり、試験最終日の獲得ポイントが全て2倍になることに。
綾小路と七瀬はテントで雨宿りをしながら現状を整理し始めます。
まず、天沢が小宮木下事件の犯人と断定するのは困難であること(バレなきゃ犯罪じゃあないんですよぉ? ってね)、GPSサーチを駆使し全体の動きがなんとなく把握できたこと。
そして、現時点の『上位10組一覧』を確認します。
1位 2年高円寺グループ 168点
2位 3年南雲グループ 166点
3位 3年桐山グループ 150点
4位 3年溝江グループ 133点
4位 3年落合グループ 133点
6位 2年龍園グループ 128点
7位 2年坂柳グループ 127点
8位 1年高橋グループ 115点
9位 2年神崎グループ 104点
10位 3年黒永グループ 101点
と、このような順位でした。そして綾小路は78点で49位です。
単独で無双する高円寺とグループを使い効率よくポイントを貯める南雲の戦いになっています。

翌日は快晴となり、ここで一度、七瀬と別れることになります。
この日、最後の基本移動の途中、スタート地点以来の堀北との再会を果たします。堀北も単独ながら、グループの枠を増やすことに成功しており順調です。その後、水(500ml)が参加賞としてもらえる課題に2人で参加してから別れます。

また翌日。9日目、最後の基本移動にてエリアに到着すると、Bクラスの伊吹と遭遇します。伊吹は堀北に勝ちたい一心でかなり無理をしている様子で、脱水症状が見て取れました。綾小路は伊吹の食料半分と、昨日課題で手に入れた水を無理やり交換させました。(1本しかないのに、2本あるからと気遣う綾小路が紳士すぎた)

そしてまた翌日。10日目の夜、ライトを持って1人迷っている女子生徒を発見します。2年Cクラスの白波千尋でした。綾小路はGPSサーチを使い、彼女のグループと合流を果たすことができました。
グループにはAクラスの竹本がいたため、(坂柳の指示を受けるための)トランシーバーを借り、坂柳に"ある"協力を要請するのでしした。(ついでに坂柳の配慮でトランシーバーもゲット)

試験も残り4日となり、大雨で丸一日休みになったとはいえ、全体のポイント獲得のペースは落ちていました。しかし、まるでペースの落ちていない化け物がいました……高円寺です。
3年生は南雲の支配下にあり、南雲を勝たせるために動いています。このまま高円寺を良いように野放しにしておけば、南雲からの評価を落としかねません。
生徒会副会長、桐山は高円寺を止めるべく動き出します。
作戦その1 高円寺を言葉で説得し1位を諦めてもらう。
作戦その2 制止を聞かず行動する高円寺を取り囲み行動する。
作戦その3 高円寺が狙う課題に先回りする。

………………しかし、高円寺は3年生の妨害をものともしません。
まず、言葉による説得は当然不可能で、その後、3年生に取り囲まれても脅威の運動能力で振り切って見せます。
高円寺が狙う課題を先回りしようにも、高円寺のスタミナについていけず、作戦倒れとなってしまいます。
焦った3年生は強硬手段(暴力)に出ますが、それでも華麗にくぐり抜け、とうとう3年生たちの心を折るのでした。

場面は変わり、試験11日目。最後の指定エリアを踏んだ綾小路は、石崎グループと遭遇します。(ひよりと良い雰囲気の綾小路……そこ変われ)
その夜(深夜)、七瀬がこっそりと綾小路のテントまでやってくると、試験12日目(明日)、綾小路に対して大掛かりな奇襲があると知らせます。

そして翌日。七瀬が危険を冒してまで伝えにきた奇襲の情報は空振りに終わります。しかし、ここまで指定エリアのランダムが影響し2度スルーを食らっていた綾小路。明日は絶対にスルーできません。

試験13日目。朝、指定エリアの発表が行われた段階で、綾小路は異変に気づきました。GPSサーチを行なった際、宇都宮、八神、椿が固まっていたのです。(宇都宮と八神は同じチームだが、椿はそうではない)
今日が奇襲の決行日だと綾小路は悟ります。

奇襲の指揮官は椿桜子。
1年生グループを5グループ綾小路のもとへ派遣し、自身は常に遠方からGPSサーチで綾小路の位置を追いながら、トランシーバーで指示を出します。
綾小路の足止めをして指定エリア、スルーのペナルティを与える作戦です。
しかし、綾小路が一向に捕まりません。
椿はGPSサーチによって、自分の派遣した5グループが全て、2年生のグループに足止めを食らっていることに気づきます。
これは、綾小路の要請で坂柳が指示を出した結果です。
妨害を妨害され、綾小路は包囲網を1年生の包囲網を抜けます。

しかしながら、これも椿の計算のうちでした。
必ず妨害の妨害があると踏んでいた椿は、綾小路に直接、宝泉をぶつけます。宝泉は綾小路とのリベンジマッチを熱望していました。

だがしかし、坂柳は強力な力をもった1年生を綾小路にぶつけてくると読んでおり、傭兵を綾小路のもとによこしていました……果たして、それは龍園でした。綾小路は龍園と一瞬目を合わせると、森の更に奥へ消えていきました。
宝泉は綾小路を追いかけたかったですが、そうも行きません。

「龍園VS宝泉」という、中学時代に悪名を二分した因縁の戦い(殴り合いの喧嘩)が始まります。
喧嘩が始まると、両者の実力差はすぐに現れました。
龍園が一方的にボコボコにされてしまいます。地に倒れ、脈拍の異常を検知した腕時計の警告アラートも鳴り出します。しかし、龍園の目はまるで死んでおらず何度も立ち上がります。
そして、宝泉が決着をつけようと龍園のガードをこじ開けようとします。しかし、その腕を両サイドから掴む影が二つ……石崎とアルベルトです。

いくら力自慢の宝泉と言えども、大柄の石崎とアルベルトに取り押さえられてしまっては身動きが取れません。(卑怯すぎて最高)
完全に形成が逆転し、クソ野郎とのたまう宝泉をボコボコのリンチ状態にします。とうとう、力を振り絞った一発が決まり宝泉は意識を失います。

「最後に立ってたヤツが勝者なのさ」と吐き捨て、石崎とアルベルトを先に行かせます。流石の龍園もズタボロで、意識を失った宝泉の身体をベンチ代わりに腰を下ろすのでした。

椿の奇襲作戦は失敗に終わり、坂柳の指示で動いていた鬼頭により、首謀者が椿であることも見抜かれます。(坂柳おそるべし……)

その後、椿の指示で動いていたと思われる宇都宮が不穏な言動を……。

翌日、試験最終日。
昨日の奇襲の影響で1度も指定エリアを踏めていなかった綾小路。(昨日、宝泉から逃れた後、椿が送り込んだ5グループとは別の1年生グループに指定エリアを先回りされ、リスクを回避するために迂回する必要があった)
夜中のうちに移動し、なんとかスルーペナルティを止めることはできました。
2回目の指定エリアの発表が行われ、色々と考え事をしていると、声が聞こえてきました。
「綾小路くんっ」
声の主は一之瀬でした。
体操服はドロドロで、単身、ずっと綾小路を探してここまでやってきたということでした。息を切らしながら、足もガクガクの一之瀬。
よろけて倒れそうになるところを綾小路が抱き止めます。
そして、どうしても綾小路に伝えなければいけないことがあると一之瀬が
言います。
それは昨日、月城理事長代理と1年Dクラス担任の司馬が話していた内容で、i2の地点で綾小路を葬り去るというものでした。
月城の脅しを振り切って、悩みに悩み抜いて、決死の思いでの行動。しかし、自分は敵なのだから放っておけばよかったのだと綾小路は言います。

どうしてそこまでするのかと問う綾小路に。
「私は、私は綾小路くんのことが、好きだからっ……!」と、思わず口をついて出てきたのは告白の言葉でした。

一之瀬に思われていたということに驚いたという綾小路。(嘘つけぃ!!)
ただ、今すぐ気持ちに答えることはできないとし、しかし、ここまで決死の思いで自分を見つけてくれたことに感謝しながら、綾小路は戦地へ自ら赴くのでした。

自身を葬り去るという地点に向かう途中、綾小路は南雲に遭遇。
「偶然だな」と声をかけられます。(そんなはずないよねぇ)
今回の試験の全体図について南雲の口から語られると同時に、今向かっている先に何があるのかと聞いてきます。
綾小路は無視して先に行こうとすると、南雲は立ち塞がってきます。
しつこく絡んでくる南雲に対し、綾小路はみぞおちに一発入れ南雲を気絶させます。

目的地に着くと、先客が2人……月城と司馬です。
スルーペナルティによってのリタイアが現実的ではなくなったため、自ら物理的に綾小路をリタイアさせるつもりのようです。
綾小路の目から見ても、2人ともエージェント級の凄腕。
2対1の戦闘が始まると、2人とも容赦なく襲いかかってきます。綾小路は浜辺の波打ち際にまで追い込まれ、それでもなんとか攻撃をいなしていると……
「こんなところで、何をされているのかな?」と現れたのは鬼龍院でした。
3人ともが想定外といった様子で、GPSの反応はなかったはずだと言う月城と司馬ですが、もしかしてこれが原因か? と表面が粉々に砕けた腕時計を見せる鬼龍院。(あーらお茶目さんっ)

しばらく遠くで様子を見ていたと言う彼女でしたが、綾小路が追い込まれているのを見て助太刀に入ってきました。
人を殴ったことがあるのかと綾小路に問われる鬼龍院ですが、ないと答えます。しかし……一度くらい殴ってみたいと思っていたところだ、とやる気満々の様子。(カッケェ)そして、再び戦闘開始!

同じ頃。
堀北のテントのもとにとあるメモが忍ばされていいました。
綺麗な文字で『正午』『K・A』『退学』『i2』と書かれており、この『K・A』が綾小路を指していることに瞬時に気づき、i2へ向かうことを決めます。
しかし、そこに天沢が立ち塞がります。行かせませんよ〜と余裕の天沢に、堀北は力尽くで押し通ることを決め、立ち向かいますが、全く歯が立ちません。一方的にやられていると、なんと伊吹が参戦。自分以外に勝手にやられるなと、いやいや共闘します。天沢の隙をついて、なんとか一度取り押さえることに成功するも、すぐに逃れられてしまいます。

場面は戻り、2対2となった綾小路たち。
鬼龍院が司馬を抑え、その間に綾小路が月城とやり合います。
幾らエージェント級とはいえ話が変わってきます。徐々に綾小路が優勢を取り戻し、月城の無力化に成功します。防戦一方でしたが、鬼龍院も司馬の攻撃を耐え抜きました。

そして、それと同時に沖から船がやってきます。
乗船しているのは真嶋と茶柱。
事前に坂柳に根回ししていた結果、功を奏することとなりました。

試験は終了し、全生徒が客船への移動を完了させます。
そして結果発表。

第3位 2年Aクラス坂柳有栖グループ
第2位 3年Aクラス南雲雅グループ
第1位 2年Dクラス高円寺六助グループ

高円寺は堀北に一度視線を向け、分かっているね? と問いかけました。


と、いったとろでいかがでしたでしょうか。
かなりすっ飛ばして書いてますが、高円寺の想像以上の無双ぶりが伝われば嬉しいです。
今後、高円寺の本気をみられる機会は再び訪れるのでしょうか……?
楽しみに待ちたいと思います。
あと、やっぱり一之瀬はかわゆいですねえ、最高です。(次回どうなるか)

では、今回はそんなところで!


次巻→【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 4.5巻 感想(ネタバレ)

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