【よう実】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 1巻 感想(ネタバレ)
こんにちは、あるいはこんばんは。
ここ最近あまりラノベが読めていなかったβ(ベータ)です。
さて、今月の25日は待ちに待った『よう実』2年生編の11巻発売日ですね。私自身、2年生編に入ってから全然読めていなかったので、これを機に一気に読み進めたいと思い、記事を書くに至った次第です、はいぃ。
というわけで、既読の方も未読の方も気持ちをまっさらにして読んでいってください。いざ。
1年生編11.5巻では新キャラクターのシルエットが出てきましたが、その後、公式にて、新キャラクターイラストの発表並びに、2年生編1巻のあらすじが公開されましたね。
新キャラのイラストやあらすじから、既に様々な考察や憶測が飛び交っていますが、さっそく、読んだ感想などを(主にネタバレ)述べていきたいと思います。
それでは参りましょう!
ようこそ実力主義の教室へ 2年生編1
巻頭イラストは綾小路と新キャラの七瀬翼(ななせ つばさ)です。
良いイラストですねー。カラーイラスト、挿絵、素晴らしです。
さてさて、まずは適当に、読んだ感想を〜
2年生編突入ということで、とにかく新しいキャラクターの登場が多く、物語でどのような動きを見せてくれるのか、非常に先が楽しみとなる展開でした。
また、進級した者たちの成長が顕著に見られ、1年生編を懐かしく思いました。
1年生編を通しての綾小路自身の変化が、彼に対する周りの目を徐々に変えつつもあり、人間関係の変化にもさらに注目していきたいところです。
謎はまだまだ深まるばかりですが、いつか迎える卒業に向けて、彼らがどう成長していくのかとても楽しみです。
面白かった!
という事で、どんなお話だったのかさらっと見ていきましょう。(ガッツリとネタバレですので注意を)
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ストーリーの全体的な流れ〜
・1年生の入学。
・新学期さっそくの特別試験。
・彼がとうとう数学で満点をとる。
・Who is the ホワイトルームからの刺客?
こんな感じ、でしたかね。
それでは、細かくストーリーを見ていきましょう。
場面は2月某日。とあるホワイトルーム生と月城理事長代行の会合から始まりました。
(当然だけど、セリフからは誰なのか、そもそも男なのか女なのかも分からん)
ホワイトルーム生は相当、綾小路への憎しみが強そうです。
そして、『高度育成高等学校』の基本事項についてのおさらいを挟み。
綾小路たちは新たに1年を過ごす2年生の教室へ。
始業式の日を迎えました。
春休みから明け、久しぶりの学校という事で、教室のあちこちで弾む会話。そこに堂々と登場するショートヘアになった堀北に、皆驚きを隠せません。
それから早数日が過ぎると、茶柱の口から、今年から導入されることとなったモノについての説明がなされます。
生徒それぞれに配布してある端末で利用できる、高度育成高等学校専用のアプリです。
その名も『Over All Ability』略して『OAA』。
アプリは南雲が発案したもので、その内容は。
全生徒のこれまでの成績を数値化し、それを全生徒が互いに閲覧出来るというもの。
(綾小路曰く、このシステムがこれからの学校生活において、何らかの鍵になるらしい)
さらに、新学期最初の特別試験の発表もありました。
今回の特別試験〜《2人1組の筆記試験》
【簡単なルール説明】
・1年生と2年生が2人1組となり筆記試験を行う。
・試験は5教科各100点の500点満点。
・ペアの合計点数が500点以下の時、2年生は退学し、1年生は3ヶ月間のプライベートポイント支給の停止。
・故意に問題を間違え点を下げた時、学年に関わらず退学。また、それを強要しても退学。
・学年別において、クラス全員とペアの人物全員の点から導く平均点によりクラスポイントの報酬を得る。
・ペアでの合計点数の上位に、プライベートポイントの支給。
『OAA』によって成績が数値化されているため、当然ながら成績の良い者からペアの打診がなされるわけですが、そうなると、成績の良い者の奪い合いはプライベートポイントでの買収合戦になりそうです。
まずは一之瀬率いるBクラスが動きますが、成績が優れない者たちを集めて、退学者をださないように、買収を用いない信頼関係の構築を始めます。これは、クラス順位にこだわらない手です。
一方、坂柳率いるAクラスは潤沢な資金を用いて成績の優秀な者の買収を始めます。
完全復活した龍園率いるCクラスは、坂柳の後を追うように、Aクラスとの買収合戦に持ち込みます。
Dクラスはそもそものブランド力で他クラスより劣っているため、中々ペアの決定が進みません。
退学者を出さないために、平田、堀北を中心に方針を固めていきます。
そんな中、2年生のフロアに1年生がやってきました。
(新キャラの登場だぁ!)
1人は大柄で口が悪い1年Dクラスのリーダー、宝泉和臣(ほうせん かずおみ)。いきなり、2年生に喧嘩を売りに来ます。腕っ節は相当強いそうで、それは、突っかかった石崎を龍園が止めるほど。
そしてもう1人が同じく1年Dクラスの、正義感が強そうな女の子、七瀬翼。喧嘩腰の宝泉をたしなめます。(一之瀬に似てる……)
さらにもう1人、黙って成り行きを見ていた1年Bクラスの爽やかな男の子、八神拓也(やがみ たくや)。どうやら櫛田と同じ中学校出身らしく、彼女とペアを組むという条件で、色々とペアの根回しをしてくれるそうです。(櫛田の事を”知ってる”のかな……?)
八神の根回しによって、2年Dクラスの幾人かのペアが決まりますが、しかし、根本的な解決にはなりません。成績の数値が低い、須藤や池などと組んでもらう人を見つけなければいけません。それも成績が優秀な1年生を。
今年の1年生は例年とは違い、クラスポイントやプライベートポイントについて、序盤からしっかりと教えられているようで、成績の良い生徒はポイントを要求してきます。
しかし、2年Dクラスは資金力がそれほどありません。出来る限りプライベートポイントを使わずに、優秀な1年生を獲得したいところ。
そこに登場したのが、1年Aクラスの天沢一夏(あまさわ いちか)。かなりの学力を有していて、なんと須藤と組んでも良いと言います。しかし、その条件として、綾小路に料理を作って貰いたいと……。味にうるさいという自身の舌を唸らせてみろという事で。
後日、ケヤキモールにて。綾小路は天沢に食材だけでなく、鍋やらボウルやらレードルやらペティナイフやらを買わされ、その足で綾小路の部屋に。
天沢はトムヤムクンをリクエストし、綾小路はなんとか作り上げると、彼女は綺麗に完食。結果は……及第点という事でしたが、須藤とペアになってくれる事になりました。
しかし、須藤のペアが決まり一安心という訳にもいきません。
2年Dクラスはまだまだペアが決まっていない者ばかりです。
そして、宝泉の指揮で個人主義が著しい1年Dクラスもまた、ペアが決まっていない者ばかりでした。
綾小路は、登校中に偶然(偶然なのか……?)遭遇した七瀬に、Dクラス同士の協力関係を持ちかけますが、中々良い方向に進みません。
その後も、七瀬自身はDクラス同士の協力を望み、堀北と話し合いをするも、宝泉の圧力がそれを許しません。
そうして、1年Aクラス〜Cクラスまでの成績の良い者はどんどん買収され、2年Dクラスもそろそろ焦りが見えてきます。
そんなある時、ケヤキモールの帰り道を歩く綾小路にまた、2人の1年生が接触してきます。
1年Cクラスの、椿桜子(つばき さくらこ)と宇都宮陸(うとみや りく)です。
ペアが決まっていない焦りを感じた椿に宇都宮が付き添っているようで、ペアになって欲しいと綾小路に声をかけてきました。
綾小路は既にペアの目星をつけていたため、断る事になります。
だんだんと試験日が迫ってくる中、ついに堀北は1年Dクラスとの、宝泉との、最後の交渉に挑みます。
七瀬、宝泉、堀北、綾小路、須藤の5人で話し合いは行われました。
堀北はプライベートポイントを使わずに協力関係に持ち込みたい。一方、宝泉は巨額のプライベートポイントを要求してくるばかり。
堀北は交渉は決裂だと言い、その場を後にします。
そして宝泉は堪らずに、まだ交渉の余地はあると、堀北を引き止めます。
5人は人目につかないように、寮の裏手に移ると。
宝泉はさらに巨額のプライベートポイントを要求してきました。
これには堀北も呆れます。
すると、再び去ろうとすると堀北に、宝泉が蹴りを繰り出しました。
須藤が慌てて堀北の手を引き、蹴りは当たりませんでしたが、須藤はぷっつん。
宝泉と須藤の喧嘩が勃発します。しかし、力の差は歴然。宝泉は須藤をボコボコにすると、次は堀北をターゲットに。
堀北は武道経験者ですが、敵うはずがありません。かるく平手で吹っ飛ばされてしまいます。
宝泉は最後に綾小路に向くと、ナイフを取り出すのでした。
そんな宝泉の前に七瀬が立ちはだり、これ以上はやめてと訴えかけるも、堀北と同様、平手で払われてしまいます。
宝泉は徐々に綾小路へと距離を詰め、とうとうナイフを振りかぶると。
次の瞬間、綾小路は宝泉の持つナイフに自らの手のひらを突き刺すようにして、その腕を静止させました。
困惑する一同に、綾小路が種明かしを始めます。
宝泉が取り出したナイフ。それは綾小路が購入したものでした。(天沢に購入させられたペティナイフ。2度目に彼女が来訪した際に回収した模様)
そして、宝泉がナイフを刺そうとしたのは、綾小路ではなく、自分自身。
綾小路の指紋が付いたナイフで自身を刺し、学校側に刺されたと騒ぎ立て、ナイフという物証とともに綾小路を退学へ追い込む。そういう魂胆だったのです。
ナイフを自分に突き刺した綾小路は、宝泉との立場が入れ替わり、これを逆手に、Dクラスの協力を今度は確実に取り付けました。
綾小路を退学にさせると2000万プライベートポイントが支給される。そんな特別試験が一部の1年生に言い渡されていたと七瀬は言います。
今回は、宝泉と七瀬、加えて天沢がグルだったというわけです。
後日、試験は予定通り行われ、またすぐ後日、試験結果の発表が行われました。
結果、退学者は0人。
各々黒板に表示された点数を見て歓喜に沸く中、それは徐々にざわめきへと変わっていきました。
90点以上が出ないような難易度であった今回のテスト。
『87点 堀北鈴音』の上には『100点 綾小路清隆』と記してありました。
(勝負は綾小路の勝ち)
それから、月城理事長代行に呼び出される綾小路でしたが、今回、ホワイトルームの刺客が誰なのかを見破ることは出来なかったようです。
謎は深まるばかりです……。
さて、かなり端折って書きましたが、いかがでしたでしょうか。
ホワイトルームの刺客が誰なのか皆さん、分かりましたか? 是非教えて下さい。
(考察苦手なもんで……)
私的には取り敢えず、軽井沢が可愛かったです。
あと、七瀬がボクっ娘というのは分かりました。
今回は、新キャラが沢山登場しましたが、どれもどんな人物なのかまだまだ分かりませんね。
次回は、どれくらい伏線を回収してくれるでしょうか。楽しみです。
ではでは!
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