TOEICで点数を取るために必要なこと。
はじめに
はじめまして。ホワイティンです。
大学時代は言語学を学んでおり、
塾講師としての日々に明け暮れていました。
言語学の専攻は認知言語学と呼ばれる、
ネイティブスピーカーの視点に立った言語活動の分析研究です。
脱暗記に応用できる使い勝手のいい学問です。
TOEICは学生時代に930点取得しています。
このような記事を書いていくわけですから、
990点を取得することも目標としつつ、読んでくださる皆様にとって有益となる情報も発信していければと思います。
自己紹介はここまでとして、ここからはTOEICの基本をお話します。
私が考えるTOEICで成功するための二大要素をお教えします。
ただし、今回お話する内容はTOEICに関する知識やスキル的な話ではありません。
あくまでも受験をするにあたっての心構え的な部分が多くを占めています。
TOEICに必要な二大要素
1. TOEIC問題形式の理解
2. TOEICを申込む
一見すると、当たり前に思うかもしれませんが、これはきわめて重要です!
TOEICは問題数が200問もあり、7つのパートに分かれています。
また、語学上達の最終形態は反射的に言葉を理解できる状態だと思います。
つまり、TOEICの問題形式をよく理解し、”英語力”をいかに伸ばしていくかがTOEICで高得点をとるうえでのポイントになります。
それでは、TOEICの問題形式について詳しく説明していきましょう。
TOEICの問題形式を紐解く
すべての試験に言えることですが、どんな問題が出題されるかを知っていることはとても大切です。
出題形式を熟知していれば効率的かつ迅速に解くことが可能ですが、事前に知らないとなると出題の意図を汲み取ってから問題に取り組むことになりますのでより時間がかかってしまいます。
ですから、必ずTOEIC公式問題を解くだけではなく、問題分析までしましょう。
TOEICの問題と試験時間
問題構成は以下の通りです。
▼問題数
Listening 100問
Reading 100問
計 200問
▼時 間
Listening 45分
Reading 75分
計 120分
【Listening Section】
Part1 写真描写問題 6問
Part2 応答問題 25問
Part3 会話問題 39問
Part4 説明文問題 30問
計 100問
【Reading Section】
Part5 短文穴埋め問題 30問
Part6 長文穴埋め問題 16問
Part7 長文読解問題 54問
計 100問
問題は全てマーク方式でA〜Dからの4択(Part2はA〜Cの3択)です。
リスニングから問題を進めていき、休憩を入れることなく、リーディングに取り組んでいきます。
つまり、120分ぶっ通しで問題を解いていきます。
並大抵ではない集中力が必要となります。
これを可能にするのは演習を通じてだけですから、TOEICの問題集を何度も解きましょう!
次にTOEIC高得点を出したい方にとって、有益なポイントをお伝えします。
高得点狙うならリスニング?
英語のスキルとTOEICの問題の性質から、実はリーディングよりもリスニングの方が高得点を取りやすいということです。
人間は言葉を用いることができるわけですが、人間が生まれてすぐに身につける言語スキルは何でしょうか?
「聞く(リスニング)」です。
本来、人間が身につける言語スキルの順序は 聞く→話す→読む→書く です。
つまり、リスニングは一番最初に身につけるスキルということになります。
言い換えれば、最も身につけやすいスキルとも言えます。
しかしながら、日本の英語教育はリーディングを学習することがメインで、リスニングやスピーキングは後回しになっていることが多いです。
この事実からも日本人のリスニングに対する苦手意識は根強いものとなっています。
リスニングが難しいと感じる理由は他にもありますが、これまでの英語教育がリスニングを軽視していたことが根底にあることは間違いないです。
TOEICリスニングで高点数を取れるもう一つの理由
リスニングは試験の前半に行われますから比較的集中して問題を解くことができます。
言い換えれば、コンディションがいい状態で解けるので、高いパフォーマンスによって高得点が出せるわけです。
一方で、リーディングはリスニングを終えてから大量の情報を処理することになるので 途中で集中力を切らす方もいらっしゃいます。
こういった点においてもリスニングのほうが点数を取りやすいです。
リスニングは問題も比較的簡単
問題の性質からもリスニングは比較的簡単です。
なぜなら、リーディングと比べて、リスニングの方が使われている語彙レベルが低いからです。
つまり、リスニングの難易度はそれほど高くないということになります。
ポイント:リスニングを重点的に学習しよう!!
さて、次に”TOEICを申し込む”についてお話します。
TOEICを申し込むことの副次的な効果
TOEICに申し込むことの本来の意味は受験をすることですが、それ以外にも意味するところがあります。
1つ目は"申し込めばやらざるを得ない "です。
TOEICに申し込むことで、"TOEICを勉強しなければならい"という強制力が働きます。
外的要因の力を借りて、無理やり学習環境に身を投じさせることは有効な手段です。
何かをしようと思ったときに、実際の行動に移れないという経験は誰しもがあるはずです。
これを脱するために、TOEICを申し込みましょう。
いざ申し込んでしまえばキャンセルはできませんし、お金がもったいないから頑張ろうという気になるはずです。
多少の効果はあるはず...(笑)
「全然勉強してないし次回にしよう」「もう少し勉強してから申し込もう」で、後回しになってしまっている人は、申し込みをしてこの問題を解消してみてください。
TOEICにたくさん申し込むことで成長を実感
TOEICは英検よりも成長を実感する機会は多いです。
TOEICは年に10回実施されていますから、ほぼ毎月受験することが可能です。
私は大学3年生の頃にTOEIC900点を意気込み、4月〜12月(8月除く)の全てに申し込みました。
ほぼ毎月結果を見て点数が上がっているのを実感することができたので、モチベーションを高く保つことできました。
点数が伸びていると素直に嬉しいですよね。結果を知るときのワクワク感は病みつきになります(笑)
語学学習はどうしても上達しているかどうかわかりにくいです。
TOEICのように点数の上昇で成長を可視化できるので、より上達していくのが楽しくなってきます。
慣れこそが正義
TOEICを申し込んで実践を積むということは”TOEICに慣れること”と同義です。
とにかく、本番の雰囲気と問題に慣れてください。
前述した通り、TOEICは年に10回行われているテストですから問題の内容がいくらか似通うこともあります。
そもそもTOEICの設定はビジネスの世界ですから、そのストーリー展開はパターン化されています。
やればやるほど、TOEICに出てくる話の展開を容易に推測することが可能になるわけです。
とりわけTOEICでは推測力こそがポイントになります。
そして、その推測力は問題をこなした量に比例します。
この推測力についての詳細は別記事でお話したいと思います。
TOEICの受験と参考書の活用を通して、テスト慣れ・問題慣れ・英語慣れをしてください。
まとめ
いかがでしょうか?しつこいですが、「TOEIC問題形式の理解」「 TOEICを申込む 」はきわめて重要な要素だと思います。
試験を受けるにあたって、問題分析・モチベーションの維持は必要不可欠です。さらに"慣れ"も合わさることでより高いパフォーマンスを発揮できます。
今回の記事にて言及した二大要素を踏まえたうえで、具体的な学習に着手することを推奨します!
少しでも皆様のお役に立てたなら幸いです。