フリーランスに向かない人
2014年に購入していたこちらの本を思い出して再読してみた。
この本が出版された2014年時点で、企業に10-15年勤めた文系総合職の女性がフリーランスという選択肢を選び始めていると書いている。実感としては、新型コロナウィルスの影響でやっと選択肢として増えていたフリーランスも不安定なものとして扱われてしまっている気もする。
この本では、最初にフリーランスという働き方を選ぶにいたる背景が書かれている。
・企業からみたフリーランス人材を求める事情
・フリーランスを選ぶ個人の理由
・フリーランスが増えている社会的背景
そして、文系総合職フリーランスになるために
・身に付けるべきスキル・経験
・働くための心得
・目指すためにいますぐやるべきこと
と続く。
特筆すべきは、その後に
文系総合職フリーランスに向く人、向かない人
がはっきりと書かれている点。
これは、なかなか言いづらいことを的確に書いていると思う。
フリーランス人材に職を紹介している企業の人である著者が、はっきりここまで書くのだから、やはり向かないのに目指すというミスマッチは存在するのだろう。
詳しくは、読んでいただきたいのだが、一つ紹介しておきたいのは
不安を抱きやすい、心配性の方
という感情や性格の面の特徴に言及していたこと。
こればっかりは元々持っている資質によるところが大きいと感じるし、もっともだなと思う。
ただ、かくいう私もつい最近まで、心配性の部分が大きくて一歩を踏み出せずにいた。
経験を重ね、スキルを磨くうちに、心配性の部分がかなり減ったと思う。
もし今、不安や心配で踏み出せない人がいたら、フリーランスに踏み出すのは、もう少し待ってみるといいかもしれない。