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年齢のキリ番で焦るな
ビジネス拡大・加速期の経営者に寄り添う「そうだんやく」の原点。
それはベンチャー企業(8名)に在籍していた10年以上前に遡る。
自社プロダクトを開発しつつ、コンサルティングをする。2本の事業で回していた。自社プロダクト開発は出来上がりつつあるけど、行き詰まっているように見えた。今になるとわかるのだが、作る人はいて、売る人はいても、ブランディングやマーケティングの人はいなくて、そこが明かにネックになっていた。
廃業直前、なんとか力になれないかと、育児休暇中だった私は、乳飲み子を抱えながら1日8時間のコーチングの研修に参加したりしていた。(もっともこれは後々役に立つといえば立つのだが)
その後、吸収合併という形で別の企業に転籍して、そこで良き上司に恵まれ、時短勤務ながらも責任ある仕事を任され、充実した日々だった。
通勤時間が長いことを除けば・・・
最初は都内勤務で片道1時間ちょい。その後横浜勤務になり往復で3時間はかかるようになった。そうこうしているうちに、往復4時間ほどはかかる場所への移転が決まった。
移転まで数年あったが、40歳も間近だったので、気が焦り初の転職活動を行う。
出てきた案件はフルタイム、残業つきの裁量労働制。
とにかく早く決めたくて、スキルマッチしていたこともあって、即決。
転職してみて解ったのは、明かにカルチャーがあってなかった。転職組はいつも文句言ってた。
並行してやっていたボランティア活動の方がやりたい気持ちも大きくなり、仕事上提案していたことや仲間の退職で降ってきた仕事のボリュームに疲弊して体を壊してしまった。
そこで一旦会社員を辞めることに決めた。それと同時にやりたいプロジェクトが出てきて、次の働き先のお声がかかった。
転職先を探すこともやっていたけれど、しっくりこなかったこともあって、お声がけに応じた。
自分から焦って闇雲に探すより、お声がけを待つ方がいいことってあるんだなと学んだ。
隣の芝生が青かったり、どこにも所属してない不安があったり、そういうのはとてもよくわかる。一方で少なくとも、次の行先を探すやり方はいろいろあると、今となってはハッキリわかる。