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オープンで安心できるチームとは?
「オープンで安心できる職場」にしよう、というのは簡単。
だけど、実際に自分自身がオープンであるのはなかなか難しい。
それはなぜか?
以下に挙げるような理由から。
・上司の評価によって給与が決まるから上司の意向に沿わないことは言いづらい
・周りから好かれたいから反感をかう意見は言えない
・有能と思われたいから、失敗は隠したい
・言ったことを非難されて、傷つきたくない
職場ではその場の役割を演じている。他人からみた自分が存在する。
オープンであることが時にはその役割、つまり他人からみた自分から外れることになりかねない。外れたことによる非難への恐れは大きい。
前回書いた「ノーと言いやすい」ことが「異なる意見を言いやすい」につながる、という「ノーと言う」も「自分自身をさらけだす」に近い行為かもしれない。
さらけ出した自分を否定されたり、受け止めてもらえなかった時のダメージを想像して、オープンとは程遠い感じになっていく。
すると、周りが何をどう感じているかが気になり、ますますオープンではなくなる。悪循環である。
オープンであることを推奨するなら、どんな価値観でも否定せず、一度受け止める用意が必要で、そこからオープンなチームがはじまる。