【危険】薬の写真、載せないで【拡散希望】
2017/12/29 はてなブログ自記事より
お久しぶりです。あすぺるがーるです。
凍てつきそうなほど寒い日が続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私は休学の手続きや母とのゴタゴタでなかなかブログを書くだけの精神的余裕がなかったのですが、最近少し落ち着いてきました。
もっとも、母とのゴタゴタの根本的解決はまだまだ先なのですが…。
そんな私のもとに、鍵アカの某ツイッタラーさんから拡散希望の案件が飛び込んできたので、書かせていただきます。
Twitter, InstagramなどSNSの公開アカウントに、薬の写真を載せている方はいらっしゃいませんか?
もしその薬が、流通規制のある薬(リタリン・コンサータ・モディオダール・ベタナミンetc.)だったら、
薬の写真を晒すのは、絶対に止めてください。
あなたや身の回りの人が、悪質な薬物乱用者に襲われる危険性があります。
流通規制がある理由
そもそも、薬に流通規制がかかっているのはなぜでしょうか?
それは、依存性が高く、容易に手に入れることができてしまうと乱用者が多発する危険性があるからです。
つまり、手に入れたくても入手できない人が大勢いるのです。
その中には、「処方してもらえないのならば、薬局や個人を襲撃して薬を手に入れよう」と考える人間も少なからず存在し得るのです…。
(もちろん、この手の薬を利用している人全員が、というわけではありません)
実際に、こんな事件が起こっています。
「リタリン出せ」薬局で強盗容疑 代々木、男を逮捕
依存性の強い向精神薬「リタリン」を奪ったとして、原宿署は横浜市旭区今宿2丁目、無職A容疑者(29)を強盗容疑で現行犯逮捕したと10日発表した。「リタリンの入手が困難になり強奪しようと思った」と供述しているという。調べでは、A容疑者は7日午後6時45分ごろ、渋谷区代々木1丁目の薬局で、女性店員(32)に刃物を突きつけ、「リタリンを出せ」と脅迫、同薬27錠(販売価格計313円)を奪った疑い。薬剤師がすきを見て近くの交番に駆け込み、署員が取り押さえた。《後略》(『朝日新聞』2008.3.11 朝刊)
こんな人間が、SNSに上げた写真からあなたを特定し、あなたに襲い掛かるかもしれないのです…。
薬の写真で分かってしまうこと
あなたが薬局からもらってきた薬の写真を撮影した時、その写真には以下の情報が含まれ得ます。
① あなたの出入りしている病院② あなたが処方を受けている薬局③ ②の薬局で実際に処方を受けて、手持ちの薬があること
このうち、①や②だけならまだ良いのです。
③の情報がない限り、①や②の情報は、その病院・薬局でこの手の薬が処方できるという確たる証拠にはならないからです。
それに診断書さえあれば、自分とは縁もゆかりもない薬局で処方を受けることだってできるのです。
実際私は中学校の時、行ったことのない病院の会ったこともないお医者さんに処方箋を出してもらい、同じく行ったことのない薬局でコンサータの処方を受けてました。
(ちなみにこの病院は母の勤務先です。家から2時間超の僻地にあるので、家から通える代物ではありません。仕事でもない限り。)
問題は③。
Googleで薬の名前を入力して画像検索してみると、個人が撮った画像がヒットすることはものすごく少ないです。
個人がスマホでパシャリと撮影した写真にしてはやけに背景がきれいすぎたり、影が被っていなかったりするような写真がほとんどです。
つまり、個人で撮影した実物の写真を所有していることが、自分や身近な人が薬を持っていることの確たる証明になってしまうわけです。
SNSへの投稿により、もし悪質な薬物乱用者に個人が特定されてしまったら、あなたが病院を出たところや同じ病気の当事者同士で待ち合わせしているところに、薬に飢え、理性を失った人間が襲い掛かってくることでしょう…。
そして、③の情報が、①や②と結びついたら、病院や薬局の関係者、そしてそれらの利用者にも危害が及びかねません。
よって、鍵アカでないSNSに流通規制のかかっている薬の写真を晒すのは、本当に危険です。
あなたやあなたの周りの人、そして同じ病院に通っている人のためにも、即刻止めましょう。
追記: これは元々某鍵アカのツイッタラーさんとのやり取り以外に出典のない記事でした。
他フォロワーさんが一次出典を見つけてくださったので掲載しておきます。
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