りーちゃん

この徒然マガジンも記事が増え、ダブっていそうな気がしてくる作品が増えてきた。
これまで&これからダブった記事を書いたらスマン。

「りーちゃん」はSNS上で連載していた作品である。
とは言っても、今やSNS連載している作品はゴマンとあり、RTを始めたくさん流れてくるから、読んだか読んでないか覚えてないものも多い。
そんな中で、たまたまマンガ新刊情報アカウントからこの「りーちゃん」が書籍化して販売されるという発信があった。
そしてジャケ写買いならぬ表紙買いをしたのであった。
表紙で書籍を買ったのは「IQ探偵ムー」が初めてであったが、以降は「悪魔のリドル」「ガールズ&パンツァー リボンの武者」「ハッピーシュガーライフ」と時々ある。
意外とあるものだ。
理由は単純で、僕が治安の悪いビジュアルの女の子が好きなだけである。
夢羽に関しては逆にオシャレだったからだが、まぁ兎にも角にも特徴的な顔とファッションが好きなんや……。

SNSらしく、冒頭から分かりやすいコマが置かれている。
それは当然のように治安の悪い女の子がギャップのあるたどたどしい言動をしているワケなのだが、よく見かけるこの手の属性ギャップのキャラクターにしてはそのワンシーンで前後背景が伺えるのが良い。
SNSで伸びてはいるが面白くないなと感じるものは、やっぱりその辺りが雑というか、キャラクターの表面的な可愛さだったり表面的なシチュエーションしか見えてこなくて、本当の意味でのフックがあまり感じないことが多い。
確かに可愛いしシチュエーションも萌える(死語?)のだが、そのキャラクターに思い入れるものもなければ、もっと知りたいとももっと読みたいとも思わない。
町中でちょっと可愛い子とすれ違って「今の子バチバチにキメてたな〜!」と感嘆した時とか、女の子二人組がふざけながら歩いてるのを見かけてホッコリした時とか、そんな感じの完全な通りすがりの傍観者レベルの移入度なのだ。
「りーちゃん」のりーちゃんは明らかにマイナスな理由でのグレ方をしていて、かつ主人公との関係性もチラリと見え、少し話を聞いてみたいと思う魅力があった。

数奇なことに「りーちゃん」も音楽の要素を孕んだ設定があり、そういう意味でも不思議な縁を感じた作品だった。
絵は決して上手くないが、絵柄は好きだし、何より頻出するりーちゃんのギャグ顔が「おさわり探偵小沢里奈」の「なめこ」みたいでとても可愛い。

いいなと思ったら応援しよう!