ユリア100式

最近オリエント工業が廃業とのニュースを見たからか、このマガジンで次書くものを選んでいたとき、「ユリア100式」が思い浮かんだ。
朧げながら。
「ユリア100式」はダッチワイフの話なのだが(ラブドールも出てきたと思う)、正直ダッチワイフとかラブドールとかの違いは分からない。
教えてエロい人。

青年マンガではあるものの、ほぼほぼ成年マンガである。
実際に有害図書に指定されていた気がする。
しかし、あくまでエロコメディーだと思っていて、お色気モノより直接的かつ全面的にエロを出してはいるものの、劣情よりも笑いが込み上げてくる、絶妙な作品だった。
そしてエロよりもプロレスの方が丁寧に描写と解説がされている。
勢いのあるツッコミの表現として殴られるとかジャーマンスープレックスされるとかはよく見かけるが、ゴッチ式とかを解説付きでやっているのは少なくとも僕はこの作品しか知らない。

ギャグはプロレスを除けば基本的に下ネタなのだが、小学生向けマンガレベルのアホな誇張表現で、そのギャップがなかなか面白い。
ダッチワイフたるユリアたちが散々ギャグを飛ばしたあとに耐えかねた主人公・瞬介がツッコミながらプロレス技をかけるというのが恒例なのだが、たまにサイドキャラクターの良夫の密かな性的好奇心に親フラが入るとか、アメリカ製のダッチワイフは喘ぎ方もアメリカナイズで日本ウケしなかったとか、エロを絡めたギャグのレパートリーも広い。
個人的には教師志望である一平が子供たちを前に性教育について大変悩ましい事態に発展してしまうシーンが深く考えさせられた(深く考えるな)。

噂によると実写化もしているらしい。
それってつまりAVってコトですよね……?

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