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オリジナルビジュアルを作りました。

今回絵師さん、スタイリストさん、カメラマンさん達のご協力のもと「DJ硝子」のオリジナルビジュアルを作りました。
コスプレというよりは、アーティスト写真やファッションのコンセプトビジュアルでしょうか。

とはいえ根がヲタクですし、またやりたい作品があれば二次創作のコスプレもやりますし、今ある衣装を即座に処分するようなことはないです笑
ですが、色んなことを考えてみた結果、オリジナルビジュアルという武器が自分にとって必要だなと思いました。



新しいことを始めるのは勇気がいりますね。
しかも一次創作、オリジナルというのは、二次創作より浸透するのに数倍の時間がかかるのではないかなと思っています。
ただ、オリジナルは「唯一無二」であるからこそ「無敵」だとも思っています。


時間をかけて色んな方に関わって頂いたのには、私が活動してきた中で感じた「壁」がきっかけと言えます。

二次創作のコスプレは、その作品を通じて人と出会えるという大きなメリットがありました。たくさんの仲間や友達もできました。
ただ、今までのきっかけは「コスプレだから」見てもらえたのだと思っています。


ここから、私が活動の中で感じてきた「壁」について話します。

リーチする層への限界
「コスプレだから」見てくれる人もいれば、「コスプレだから」見ないという人もかなりの数存在しています。
これは「コスプレ」という4文字が持っているイメージのせいもあるかもしれません。



・作品自体の旬の問題

SNSで活動をしていると、その作品の流行り・廃りを肌感覚で感じる人も多いのではないでしょうか。
そして私はあいにく流行のものを積極的に好きになれるタイプではありません。その作品が古くても新しいものであっても、マイナーだったとして、自分が好きなものを大切にしたいんですよね。
旬に乗り換えていく人たちを175と言って揶揄する人もいますが、私からしたら感性が柔軟でいいなと思ったりします。マジで。
そんな私が、流行っているものだからといって表層をすくったような表現でやったとしても、作品に対して申し訳ないなと思うのと、見る人が見たらメッキだと分かると思います。


・私自身への印象が薄くなる(かといって生身の自分に私が興味がないw)

男女問わず色んなキャラのコスプレをするのは強みでもありますが、「DJ硝子はどんな人なのか」という私自身の印象は薄くなっていたと思います。人によっては、私の姿は「生身で勝負しない人」と映っていたことでしょう。
DJや配信をしている知人友人には、「生身のお前自身をもっと出した方がいい」と言われたりもしました。でも私自身がそんなに生身の自分で前に出たいと思っていないのです。キャラクターを演じている方が楽だし、楽しいのです。
前に共演したV系バンドマンさんが「とてもじゃないけどすっぴんじゃステージに立つ気になれない」と話していたことがあって、それに近いかもしれませんね笑


私が思う私のジェンダーについて
オリジナルビジュアルは中性的なデザインにしました。
話が長くなるので割愛しますが、私は「女性」としてあからさまに扱われることがあまり好きではありません。

生身の私はどちらかというとフェミニンな容姿だと思うのですが、男装でフロアに立って、着替えて戻ってきた時に突然丁重な扱いを受けると「はい?」と度々思っていたりしています笑
配信でもよく「男ですか?女ですか?」と聞いてくる方がいますが、聞かれた側が性に悩みを抱えている人だったとしたらこの質問に過敏に反応してしまう話題だと思います。

容姿によって扱いを変えたり、ジェンダーに関する質問することそれ自体をどうこう言うつもりはありません。言えるような立場でもないです。
ただ、男でも女でも私は私なわけです。その人はその人な訳です。
性のバイアスにとらわれないデザインにしたのはそういった想いからです。


以上のようなことから、「DJ硝子」のキーとなるビジュアルを一つ確立したいと思い、今日に至りました。

新しい節目と思い、新しいことを始動したいと思いますので
今後とも仲良くして頂けますと幸いです。


硝子

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