見出し画像

ゲーミングマウスのホイールを修理する


あらまし(読み飛ばしてOK)

ご無沙汰してます。最近はPCでちょくちょくゲームをするようになりマウスなんかも拘りだすようになりました。
VGNのdragaonfly f1 pro max MOBAというマウスを使っているんですけどこれが凄く使いやすくていいんですよ。

安いし バッテリーの持ちもいいし 4Kにも対応しているし

良い買い物をしたなと思っていたんですが、最近ちょくちょくマウスのホイール誤入力が気になるようになってきました。

上スクロール入力は問題ないのですが、下入力の際ごくたまに上に入力が一回入ってしまうというもので、マウスホイールに武器取り出し等を仕込んでいるとちょっと致命的でした。

他のメーカーのマウスを買うにしても4Kレシーバーも買わないといけないし、全くの同機種を買うのもちょっとね…って感じで今回は自分で修理してみようと思い至ったわけです。


修理の際の 基礎知識

さて、本題に入ります

マウスホイールの(スクロール)入力がおかしい場合の原因は第一にホコリ、
その次にロータリーエンコーダの不良によるものです


えっ ホコリ?

まずホコリを疑ってください!!!!

最近のゲーミングマウスは軽量化がトレンドなのもあって肉抜きがされていたりします。
構造的にホコリがホイールに溜まりやすくなっているんです。

隙間からでも構わないのでエアダスターなどでホイール部をエアブローしてみましょう。もちろん、中を開いてした方が確実ですけどね。

案外これで解決するケースも多いんでまず試してください。

それでもダメな場合ロータリーエンコーダが怪しくなってきます。
ロータリーエンコーダはホイールの回転を電気信号に変える部品でこいつが不調のため逆入力が入るという訳です。

その場合、ロータリーエンコーダを交換すれば治るわけですね。

STEP1 ロータリーエンコーダの高さを調べる

ロータリーエンコーダには高さがありマウスによって使われているものがまちまちです(5mm,7mm,9mm,11mm,13mm等)

これを間違えてしまうと マウス内にうまく収まらなかったりホイールが嵌ってくれません。 まずはこれを調べていきます。


ほとんどのマウスの場合、裏にネジがありマウスソールで隠れています。
これを剥がしてネジを外していきます。

自分の場合、汎用ソールをネジ穴を避けて貼り付けています。
見た目が多少悪くなる代わりにメンテ性が高まります。
と言っても裏面ですしね

dragonfly f1 の場合 白色の爪 をピンセットやマイナスドライバーで手前に引いてやると外れます。


※ケーブル類を外す前に一度写真を撮っておくと組み立て直す際に重宝します。
あとで後悔するくらいなら撮りましょう。

ケーブルを外していきます、サイドボタンはマウスシェルの方に付いてるんですね~(学び)

基板のみの状態


blue shell pinkdot じゃない だ、と!?

左側についているのがロータリーエンコーダです。
高さを測っていきましょう!


高さは基板から穴の中心まで という点に注意してください。

横向きになっている H が高さにあたります

測ったところ11mmでした。

STEP2  ロータリーエンコーダを購入する

amazonや秋月電子、千石電商等で取り扱いがあります。
今回は千石電商の店舗に行きました。

11mm、 ありました。(150円)

探している高さが合致する場合は秋月電子で買ったほうが安そうでした。(50円)
どちらにせよマウスを買い直すことに比べたらとても安いですね。

千石電商さんにて

STEP3 ロータリーエンコーダを交換する

交換の際

  • はんだごて

  • はんだ

  • ハンダ吸い取り線or器

が必要です。あるといろいろ便利なのでこれを期に買ってみてはいかがでしょうか

ロータリーエンコーダのはんだ付けを取り除いていきます。
外す箇所は5箇所あります。

はんだごてを温めた後、5箇所のはんだを溶かして取り除いていきます。
この際、ニッパー等で端子を切り落としておくと作業がしやすいです。

※ロータリーエンコーダ自体にはんだごての熱が伝わりますので取り外す際はやけどに注意してください。

取り外せたら同じ場所に新しいロータリーエンコーダを取り付けてはんだ付けします。

STEP 4 動作確認

無事作業が終わったら動作の確認をします。
こちらのサイトがマウスホイールの入力の確認に便利でした。

交換前は下スクロール入力中に上が突然入ることがあったのですが交換後
綺麗に下スクロールのみの入力になりました。

マウスのネジを締めて完了です。


おわりに

誤入力がなくなり快適に遊べるようになりました。
と、同時に誤入力を恐れてゆっくりホイールを回す変な癖が自分についていたのを自覚しました。

お気に入りのデバイスが100円ちょっとで完全に治ったことを考えると満足感と愛着が湧きますね。

最近何人からかdragonfly f1 MOBAの使用感について聞かれることがあったのですが、どうやらAPEXの世界大会 ALGS にてsplit1優勝を収めたREJECT WINNITYの選手がこのマウスを使用していたみたいです。なるほど

という訳でマウス修理の雑記でした。

これみて修理できたよって人、amazonリンクがアフィリエイトになってるのでそこ経由でなんでもいいから好きなものを買うとちょっとだけマージンが自分に入って喜びます。それでは。


いいなと思ったら応援しよう!