210728の日記
初めての刈谷日劇。自宅からかなり遠い。でも私はここへ足を運ぶことに決めた。というのも遡ること、今月の頭に私は誕生日を迎えた。誕生日へと日付が変わるその瞬間に私は映画・hisを鑑賞。出演していた藤原季節という俳優の演技とルックスにどっぷり惹かれる大事件、19歳一発目の大事件。
6月の頭に見た「くれなずめ」でも雰囲気いいな〜、この人の演技吸い込まれるなあ、程度には気になっていたけれど、ここまで心動かされるとは。好きになるタイミングって本当に分からない。し、いつも突然。そこからめちゃめちゃに過去作を見返し、主演映画が今公開しているらしいと噂を聞きつけ、調べればなんとこの辺じゃ、刈谷と伊勢のシアターでしかやっていない。困ったもんだ。刈谷にした。
それで刈谷日劇へ。愛三ビルっていう廃れに廃れまくったおんぼろなビルの5階。階段の壁に映画のポスターが綺麗に貼られていてそこにはちょっと味がある。せまーいロビー。ロビーに割と大きめの水槽、その中にクソでかい金魚がゆらゆら泳いでる。居心地は素晴らしく最高だ。
「のさりの島」を見た。映画の感想っていうかそもそも感想をべらべら話すの、全然得意じゃないから大層なこと言えないけど、とりあえずめっちゃ良かった。大きな事件が起きる訳でもない(主人公はオレオレ詐欺常習犯だが)、ただゆっくりと時が流れる映画が好き。私も天草行ってみたいな〜、それと季節さんの心の揺れ動きを表情や仕草で繊細に表現されていて。なんかもう本当にこの役者好きすぎ、、、、、って感じた。
終演後、15:10。お昼ご飯を食べようと思って事前にいいなと思ってた食堂に行くも準備中。クソッ!下調べが甘かった。マップ上で色々探してたら出てきた手打ちうどんのお店発見。まだやってる。よし、行く。高架下をとぼとぼ歩く。滝のような汗。友達からLINEが来たので、返事の代わりに電話をする。宗教論のレポートの提出方法?が違うことに気づかせてくれた。危ない危ない、あせあせ・・・(友達よ、急に電話かけてごめん)
13分ほど歩いた末、店に着く。自動ドアがガタガタ開く音でうたた寝中の店のおばあちゃんを起こしてしまった。いや、起きてないとダメだが。海老天きしめんを頼んだが、きしめんが切れました と言われる。海老天うどん で。 海老天は譲れない。店内は涼しかったはずなのに、うどんが熱かったせいか汗が本当にとまらない。店の売りであろう''手打ちうどん'' 、まさに自家製なんだろうなということが伝わるほどに、麺の太さがバラバラ。笑えるくらいにバラバラ。麺は歯ごたえがあってお出汁も割と自分好みな濃ゆい味付け。
美味しかったです。ご馳走様。16:01に食べ終わった、16時閉店らしい。店を出る。
道中でセミが死んでて、ふと坂田蝉丸(46)を思い出す。これをネタにストーリー載せようかな、って考えたけどしょうもなさすぎて、やめた。(おめーいつもしょうもないだろ❗️)
ここで1つ気付いたことがあって、それが、
この街やたらとチェリオの自販機があるな〜
館内の自販機もチェリオ1台だった。なにこれ?なぜ?癒着?
16:40くらいにまた刈谷日劇に戻る。受付の女性の方にまたコイツ?みたいな顔される。(気のせいです多分) あたかも、映画2本とか普通ですけど?みたいなウザイ素振りを見せつつ明るい声色で「くれなずめ で!」
2回目のくれなずめ、いや〜まじでなんでこんなにこの映画が好きなのか分からない。分からないけど、1回目のとき目がバンバンに腫れるほど泣いたし、マスク時代で本当によかった〜、って思えるくらい笑いを押し殺しながら見てた。友人の死をを受け入れられない男5人が死んだ友人のことをズルズルズルズル引きずりながら生きていく話。引きずったっていいじゃん!ずっとあの頃みたいにヘラヘラしてればいいじゃん! これ好きなセリフ(へ〜え)
藤原季節さんハマってしまったのでやはり藤原季節贔屓目にはなってしまうけれど、とにかく、まじで、表情にやられる。藤原季節が泣けば、もれなく私も泣いてしまうくらいに感情揺さぶられる。語りだしたらキリがないのでこの辺にしよっと、、。18:50、劇場を出る。ハチャメチャにくれなずんでいた。
廃れた街。時が昭和で止まってる街。
こういう時に使いたい、エモい。最高に気分が良い〜
駅の道中、Twitterを開けたら、なにわ男子がデビュー発表してた。やべー、おめでとう。切符を買って慣れない名鉄に乗って家路につく。イヤホンからはウルフルズ
それと今日、アマプラで見てたカルテットも見終わったので(これにも藤原季節さんが超超超脇役で出ている) 、ネトフリ加入してまた色々見ようと思う。