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キャラクターの衣装作り

eスポーツで上場した会社「GLOE」のずーサンです!ちゃす!

今は人事/採用に関する新規事業を計画しながらオリジナルキャラクターのプロデュースをしています。
※社内でもかなり特殊な立ち位置

実は最初のキャラクター「彩葉(iroha)」が誕生してから2年以上が経過しまして…

最初はかなり細々と運用していたんですが、ようやく戦略を固めて本格的に動かしていこうってタイミングでして。そういった背景もあって衣装をリニューアルしました。拍手!

て事で新旧の衣装を並べてみましょう。

これが初期衣装。左が彩葉(iroha)で右が白渚(shirasuka)
これが新衣装


衣装の大切さを学んだ

初期の衣装は絵師さんに丸投げでした。「全部おまかせしまーす」はあまりにも無責任ですね。非常に反省しています。。

最初は勢いでスタートさせたものですから、そこから試行錯誤しつつ日々キャラクターについて学んできました。
今回は何を考えて衣装をデザインしたのか書いていこうと思ってます。
※絵師さんとラリーしながら決めていきました


なぜ制服なのか

衣装は非常に重要な情報源です。なので、パッと見た時にキャラクターの設定や特徴が少しでも見た人に伝わる方が良いです。
そこで色々と思考を巡らせてたどり着いたのが学校の制服でした。
彼女たちが「見習いである事」「同世代の仲間とチームで動いている事」を伝える為です。あとは全員の衣装がある程度揃っていた方が集合絵を描く時に統一感が出るのもポイント高いですね。


eスポーツ現場に入れる衣装

彼女たちは弊社(eスポーツ会社)に勤務している子たちなので、当然大会やイベントの制作/配信現場に入る事もあります。なので制作現場における裏方として相応しい衣装にする必要があって…

まずスカートはNGです。
物を運んだりしゃがんで配線を整えたり色んな体制になりますから、スカートなんて履いてきたらパンツ丸見えです。

それから基本は黒である事。
裏方ですから目立つわけにはいきません。上下ともに黒で統一するのが常識です。なので黒が面積として一番大きくなるようにしています。


シルエット

キャラクター作りにおいて大切な要素の1つがシルエットだと聞きまして。
要するに、キャラクターを全部真っ黒に塗りつぶした時にちゃんと「あのキャラクターだ」とわかる事が大切。シルエットに特徴が出ている事が大切だという事ですね。
今回のデザインで言うと彼女たちが腰から下げている紐みたいなものがそうです。あれはデザインとしての特徴やシルエットを意識した装飾品です。


色にフォーカスする
キャラクターを立てる上で色の要素は本当に重要です。「あのキャラクターは○色」というのは人の印象に残りやすい。キャラクターの髪の毛の色で表現するケースが結構多いですね。
各キャラクターにはベースとなるカラーコードが設定されていますが、その色が印象に残りやすいように他の色を出来るだけ使わないようにしています。1キャラクターにつき使う色は基本4~5色以内になっています。

シャツの白。
制服の黒。
そこにキャラクターごとのキーカラーとサブカラー。

これが基本。
黒の上に鮮やかな色を乗せる事でよりキーカラーが目立つようになっているってのもポイントです。

おわりに

こんな事を考えながら衣装は制作しました。
ベースとなる参考衣装画像を探してきて、それを基にこういった考慮や狙いを踏まえながら絵師さんとラリーして最終的に仕上がりました。

一応補足しておくと…
リアリティは追求していますが、リアルに縛られすぎると面白みや魅力が半減したりします。なので、「これ現実的にはちょっとなー…」といったものもデザインとして許容している部分はあります。

因みに最初に彩葉の衣装をデザインしたんですが、それが完成したのは今から半年以上前です。随分と寝かせてましたね笑

ただ、半年経った今でもこの衣装を見て「最高だな」と思えているので、最高なんだと思います。それだけ寝かせてようやく動き出せる所まできたので、ここからの展開を楽しみにしていただけると幸いです。

eスポーツ界隈で愛されるキャラクターになるよう仕掛けていきます。

最後に。
カラレスのキャラクターデザインも衣装制作も絵師のu*riさんにお願いしています。まじで神絵師なので皆さんフォローしておきましょう笑

ではでは。


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