2歳馬パフォーマンス指数(7/20~7/21)

7/20

未勝利戦

福島 芝 1800m
ソルエパトリオット 87.8
評価A

新馬戦

福島 芝 2000m
ピコチャンブラック 98.5
評価A+

小倉 1800m
ジュンライデン 61.7
評価C

7/21

未勝利戦

小倉 芝 1800m
ワンモアスマイル 90.5
評価A

新馬戦

福島 芝 1800m
ブラックルビー 75.6
評価B

札幌 芝 1800m
キングスコール 126.6
評価SS

☆今週のイチオシホース☆

キングスコール

もうとにかく圧巻、その一言に尽きる。
7月にして早くもダービーを意識させる馬のお出ましだね。

レースの振り返り。スタートして5秒くらいで思ったのが、この馬はスピードを持て余している。気を抜くと突き抜けるんじゃないかというくらいスタート直後の行き脚がいい。
1コーナーの入り、運良くハナを主張してくる馬がいて番手に控えることができたから良かったものの、下手すりゃ新馬戦でこの素質を台無しにしてしまう所だった。

1000mを通過した辺りで逃げていた馬が脱落。さらには外から2頭もまくってくる馬が現れ、押し出される感じにハナに立った。3,4コーナーでもリードをキープし、直線に入るとともうそこからは独壇場と言ったようにグングン加速し、POGでも注目されていたような2頭に3馬身もの差をつけて1着。さらには2歳レコード更新のオマケ付き。
この時のキングスコールの脚元に注目すると、経験馬かのように滑らかに、スムーズに、手前を変えて見せた。
ストライドも広く、さらには後ろ脚の跳ね方と来たら一流馬のそれだった。

先週のアスクシュタインも同じドゥラメンテ産駒。あちらはやや重めの走りで本質はダートなのでは?という印象だったが、キングスコールはとにかく軽い走り。
ドゥラメンテ牡馬の代表的な活躍馬であるタイトルホルダー、ドゥラエレーデのようなパワータイプという印象は全くなく、府中でキレるようなタイプという印象。
ドゥラメンテは母方のいい所を引き出す系の種牡馬で、あまり自信に似た産駒は排出してこなかった。
しかし、キングスコールは間違いなくお父さん似だね。だってパドックで暴れ散らかすほどの気性まで受け継いじゃっているもの。

次走は札幌2歳Sのようなことが名言されていたけど、これからよほどの馬が現れない限りは負けないだろう。

最後に将来的な話。
矢作厩舎ということで、2歳にして早くも目線は海外にあるかもしれない。さすがにクラシックは日本のものに出走してほしいが、ドゥラメンテの最後にして最高傑作だと思って凱旋門賞も目指してしまってもいいのかもしれない。さすがにそこまでは妄想しすぎかも。
とはいえドゥラメンテ産駒の中でもとびきりの父似。くれぐれも脚元のケガだけは避けてほしいところ。

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