日本一わかりやすいSDGs〜ファッション編〜(文字起こし)
この記事は、こちらの動画の文字起こしになっています。あわせてご覧ください!
やぁヒーロー!学長のWoWキツネザルとサイドキックのこめまろだ。
このチャンネルは"地球を救う"。つまりキミの未来のために役立つ授業をしていく。この動画を見終わったあと、キミは地球を救うヒーローになっているはずだ。
さて今日の「地球を救うアカデミー」の教科はこちら
「日本一わかりやすいSDGs〜ファッション編〜」だ。
「SDGsってなに?」というキミは、こちらの動画で解説しているのでSDGsの基礎を知りたいなら、まずこちらを観てくれ!
今回の授業では、環境や生き物を傷つけないファッションについて伝えていくぞ!
キミの生活と関わる視点でSDGsをワクワクサクサク学んでいこう!
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おしゃれをするのって楽しいよな。新しい自分と出会えるチャンスでもあり、自分の個性を表現できる方法だ。
シーズンごとに変わる流行。安く手に入るセール。並んでも買えないブランド。ファッションってなんて心躍るんだ。
そんなワクワクするファッションを取り巻く世界をどれくらい知っている?もしキミが着ているその服を手にする過程で、自然や生き物が犠牲になってしまったり、誰かがつらい労働で健康や人権を傷つけられていたとしたら、どう感じる?
こめまろ「(泣)」
そう。とても悲しいし、驚きだ。そんな服を着たいと思うか?自分の買ったものが、なにかを傷つけるなんてまっぴら御免だ!できるなら、そんな悲しいことにつながらない商品を選びたいよな。
その気持ちがサスティナブルな選択に繋がるんだ!
ではキミは普段買い物で何を意識して選んでいる?
値段が安い、デザインに惹かれて、品質がいい、芸能人が着ていた、口コミ、有名なブランドだからなど、いろんな情報から商品を選ぶはずだ。
サスティナブルな選択をするためには、まずはファッション・アパレル業界の問題について知る必要がある。その上で、どうやったらサスティナブルなファッションができるのかを解説するぞ。
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「安い!はいいこと?」
ファッション・アパレル業界は、アテクシたち消費者が買いたくなるように、次々とアプローチしてくる。非常に早いスピードで移り変わる流行の変化に応えるように
2000年代に入る頃、ファストファッションが日本でブームになった。ファストファッションとは、流行を取り入れつつ大量生産された低価格のファッションのことを指す。
よく目にするこれらのブランドはファストファッションブランドだ。
金額が安いということは、誰でも、いろんな服を楽しめるということ。お金がない学生やこれからファッションを楽しみたい初心者、子育てにお金がかかる親世代にとって、とても助かる存在だ。きっとキミも利用したことがあるだろう?
だが、安いというメリットの一方で、アパレル業界は多くの問題を抱えている。材料の調達、生地や衣服の製造、そして輸送と廃棄まで、いろんな過程で環境に影響を与えてしまう。
ブランドや企業によっては、環境負荷を少しでも減らすために様々な改善や取り組みを図っているが、衣服はいろんな素材が混ざってできている。
そして生産過程で数多くの工場や企業によって分業されているため、どれくらい環境に影響を与えているかを調べるのがとてもむずかしいんだ。
では実際、服を作るためにどれくらい環境に影響を与えているか、みていこう。
「ファッションと二酸化炭素」
服はどうやってできているか知っているか?
糸を紡いだり布を織る機械を動かしたり、ミシンで縫ったり。工場を動かすのに必要な電力を作るために大量の二酸化炭素が出るんだ。そして、ナイロンやポリエステル、アクリルなどの合成繊維を作るのにも多くの電気が使われる。
例えばポリエステルの服を作るのに出る二酸化炭素は、綿に比べて3倍も多い。
日本で、服の生産から廃棄までの過程で出てしまう年間の二酸化炭素は、推計9000万トンに上る。(環境省)これは世界のファッション業界全体の4.5%の量だ。
日本が出している9000万トンの二酸化炭素の9割は海外で排出されている。この量はコロンビアの2020年の年間排出量に匹敵するんだ。
日本で売られる服を作るのに、二酸化炭素排出の責任を海外に丸投げしているってわけだ。
Tシャツ1枚作るのに、二酸化炭素は約25.5kg出る。
ペットボトルを約255本分を作るのと同じ量だ。
地球温暖化の原因である二酸化炭素の年間排出量の10%は、アパレル業界からなんだ。これは、飛行機や船からでる二酸化炭素の量を超えている!!
こめまろ「ひえ〜〜〜!!」
「ファッションと水問題」
次に水だ。
原材料となる植物の栽培や服を染める染色などに使われる水の消費量は、日本だけで83億立方メートル。これは1400万人が利用する琵琶湖の1/3の水の量と同じだ。
世界のファッション業界全体の9%にあたる。日本は海外の貴重な水資源を、服をつくるために大量に消費してしまっている。
世界では年間930億立方メートルという、500万人が暮らせるのに十分な水を使用している。(エレン・マッカーサー財団調べ)
Tシャツ1枚作るのに、水を約2300L以上消費する。浴槽11杯分で人ひとりが3年かけて飲む量と同じなんだ。
ジーンズ1本だと、7500Lの水が必要だ。これは人ひとりが7年間かけて飲む水の量と同じ。
衣服全体のうち、30%は綿、つまりコットンを原材料にしている。
こめまろ「綿はごうせいせんいより二酸化炭素がすくない!いいもの!」
たしかに、二酸化炭素の排出だけで言えばな。だが、綿が取れる植物 綿花の栽培には大量の水が必要になる。綿って植物からできているので、環境に優しいイメージがあるが、実際はそうじゃない。
綿花が栽培されているのは、もともと水資源が乏しくて、貴重な国や地域なんだ。なぜなら綿は乾燥に非常に強く、暑く乾燥した気候を好むからだ。場所でいうとインドや中央アジア。
水が貴重な場所で大量の水を使うと、川や湖、沼の水位が下がり、地域の野生生物や人々の暮らしに、大きな被害をもたらしてしまう。
綿栽培が盛んなインドでは、安全な水を使えない人は1億人もいる。そういった人々の水を奪ってしまっているんだ。
「ファッションの汚染問題」
そしてアパレル業界は世界で2番目に環境を汚染している産業なんだ。(国連貿易開発会議より)
こめまろ「そうなの!?」
例えば、綿。デリケートな綿花の栽培には農薬が大量に使われる。
雑草が生えないように除草剤、虫がつかないように殺虫剤、そして一斉に収穫できるように枯葉剤を使う。生態系を傷つけるほど昆虫を殺し、収穫する人や地域の人たちの体を蝕む。
世界にある耕作地面積のたった2.5%しかない綿花の栽培面積で、
世界の殺虫剤の16%が使われている。
世界中で使われる農薬の6%以上にあたる。
綿は、世界一殺虫剤を使う農作物なんだ。
それに農業に携わる人たちの多くは、十分な教育を受けられていない。つまり文字が読めない。そうなると農薬を扱うための注意書きを理解できない。マスクや手袋をしないと扱ってはダメなのに、それを知らないんだ。どれだけ危険な状況かわかるだろう。
次に、布を染める染色は世界で2番目に大きな水の汚染の原因になっている。
染色の過程で汚染された水が、水路や川に流されてしまう。そうなるともうこの水路は使えない。なぜなら染色をする過程で使われる化学物質の中に、人間にとって毒である窒素や殺虫剤が含まれるからだ。
[UNEP] https://www.unenvironment.org/news-and-stories/story/putting-brakes-fast-fashion)
[The New York Times] https://www.nytimes.com/2013/07/15/world/asia/bangladesh-pollution-told-in-colors-and-smells.html)
[The Guardian] https://www.theguardian.com/sustainable-business/dyeing-textile-sector-water-risks-adidas
作ったあとも、汚染は続く。ナイロンやポリエステル、アクリルなどの合成繊維の衣服を洗濯することで、毎年50万トンのマイクロプラスチックが海に流れ出している。これは500億本のペットボトルと同じ量だ。
ファストファッションを中心に、アパレル全体 60%の服の原料にプラスチックが使われる。
よく、ペットボトルやプラスチックの容器が浮かぶ海の写真や動画を見てショックを受けるが、こういった目に見えないプラスチックの汚染もとても恐ろしい。
マイクロプラスチックについては、また別の授業で解説しよう。
[UNEP] [Ellen MacArthur Foundation]
「もったいない!ファッションのゴミ問題」
衣服一枚あたりの価格が年々安くなり、この30年で供給される服の量は2倍になった。だがファッション業界の市場は小さくなっている。
大量に作られ大量に捨てられている、とってももったいない現状なんだ。
日本では、1年間で約35億着以上(81.9万トン)が作られて売られている。35億!(日本繊維輸入組合「日本のアパレル市場と輸入品概況2021」)
WoW!なんて数だ!と思った?だがこれは2020年の数値で、2019年に比べてコロナの影響もあって国内供給量と輸入はどちらも10%減った数値なんだ。(2019年の国内供給量は39億着以上)
服は何を指すかというと、外衣、下着、補正着、寝着、乳幼児用の服の合計だ。
35億7280万着のうち約34.9億着(79.9万トン)が海外から輸入され、
8179万着(2万トン)が国内で作られた。
つまり日本で売っている服の97.9%は外国産だ。
こめまろ「こんなに作ってあまらないの?」
国内で出回る衣服81.9万トンのうち、72.2万トンは家庭で購入される。
3.6万トンが事業者が購入し、残りの5.8万トンが在庫として残ってしまっている。
このうち日本人が1年間に買う服の平均量は約18着。
手放すのは約12着。
そして買ったのに着ないでクローゼットにしまいっぱなしの服は約25着だ。
重さでみるとわかりづらいが、家庭から手放した服は一年で12億着を超えるってことだ!
手放した服がリユースやリサイクルに回ればいいんだが、65%は捨てられている。
日本では、毎日1300トンもの(51.2万トン/年)衣服が焼却、または埋め立てられている。(出典:環境省 令和2年度 ファッションと環境に関する調査業務 -「ファッションと環境」調査結果-)
世界全体ではどうだろう。毎秒トラック1台分(2.6t)の衣服が処分されている。
その量、毎年約8300万t。これはオーストラリアのシドニー湾を埋め立てられる量と同じだ。
[United Nations Economic Commission for Europe (UNECE)]
[World Resources Institute (WRI)]
2021年11月に衝撃的なニュースが報道された。南米チリのアタカマ砂漠に、売れ残った服や使用済みの服が山積みになっているという。
写真:MARTIN BERNETTI / AFP
アメリカやヨーロッパ、アジアで不要になった推定3万9000トンが毎年不法に捨てられている。砂漠の一部が、ファストファッションの墓場になってしまっている。
そんな!アテクシたちをワクワクさせていたファッションが、こんなにも多くのゴミになっているなんて!こういったまだ着ることができる衣服が廃棄されることを「ファッションロス」という。
こめまろ「なんでこんなにあまってるのに、服をつくるの?」
2つ理由がある。
1つ目の理由は、ファストファッションのおかげで安くファッションを楽しめるようになったからだ。短いサイクルでかつ、安く作れるシステムがより多くの服を生み出して、消費されることに繋がったんだ。
2つ目の理由は、ファッション業界の伝統だ。それぞれのブランドが「売り切れ」を避けるために、売れ残る一定数を生産する。
売り切れはブランドにとって、売れたかもしれないチャンスを失うことにつながるからだ。そして服の低価格化により、1着のコストを下げるために大量生産をしなければならないんだ。
こめまろ「買うひとも売るひとも、かわらないといけない!」
その通りだ。
「サスティナブルなファッションにするには」
さて、ファッション・アパレル業界の抱えている環境問題について学んできた。ここまで聞くと、ファッションを楽しむことがいけないことのような気がしてくるな。
では、なるべく環境に負荷を与えないサスティナブルなファッションの楽しみ方を伝えていくぞ!
まずはお金をかけずにできる、サスティナブルなファッションは”買わない”ということ。
こめまろ「え!きゅうきょく!」
言い方を変えると、「今持っている服を大切に着る」ということだよ。そうすることで、新しい服を何枚も買わなくて済むじゃないか。
「今持っている服を大切に着るには」
服を大切に長持ちさせる方法はいくつもある。たとえば洗濯をすると、衣服は劣化する。少しずつ傷んでしまうんだ。なので洗濯の回数を見直してみよう。
日本に住む3人家族は年間で平均520回も洗濯をしている。
毎日洗濯をすることで衣服も痛むし、水も大量に使ってしまう。世界全体で洗濯に使用している水の量は20兆L。このうち3兆Lが日本で消費されているんだ。
ちなみにアメリカやヨーロッパでは週に平均一回しか洗濯をしない。
それはちょっと少ない気もするが。。
暑い時期や、汚れやすい下着や靴下、タオルなどは毎回変えないと不衛生になってしまう。それ以外の服は、汚れたら洗うという意識に変えるといいぞ。
シミができたら、部分洗いしてから洗濯だ。そうするとただ洗濯機で洗うより汚れはよく落ちる。
アテクシはウタマロ石けんを使っているぞ!
出典:「ウタマロ石けん」公式サイト
合成繊維製の服は洗濯するたびに、マイクロプラスチックが出ると言ったな。マイクロプラスチックをキャッチする洗濯ネットが販売されている。
出典:グッピーフレンド・ウォッシング・バッグ by パタゴニアHP
是非、使ってみてくれ。
服にブラシをかけるのもいいぞ。外はホコリやチリが舞っているので、それが服について汚れになる。その汚れを落としながら、繊維を整えられるから毛玉もできにくい。
大切にしていても、穴があいたり取れないシミがつくこともある。
こめまろ「さすがにすてる?」
キミが本当に大切に服を着たいというなら、縫い直したりアップリケをつけたり染め直すこともできるし、新しい服や小物にリメイクすることだってできる。
こめまろ「すごい!でもむずかしそう」
アテクシも、縫ったり染めたりの技術はない。そんなときは、リペアや修理の専門店があるぞ。
例えばアウトドアのパタゴニア。パタゴニアの製品なら修理やパーツ交換を積極的に受け付けている。むしろ新品買わないで!って言うくらいサスティナブルに力を入れている。
出典:wornwearjp by Instagram
買わない方法はまだあるぞ!
服のシェアリングサービスやレンタルサービスを使えば、頻繁に着ない服や買ったのに着ないで捨てるということはない。
こめまろ「でも買い物もたのしみたい!」
たしかに!であれば服の原料を見直してみるのがいいだろう。
「オーガニックコットンを選ぶ」
綿は生産するのに、環境を大きく傷つけてしまうことは説明した通りだ。合成繊維も二酸化炭素やマイクロプラスチックの点から、サスティナブルじゃあない。
そこでオーガニックコットンを選んでみよう。
こめまろ「おーがにっく、こっとん?」
肥料や農薬といった合成化学物質を使用せずに生産された綿のことだ。
通常の綿と比べ、オーガニックコットンで作られたTシャツ一枚にかかる水の量は243L。(綿は2700L)水は91%も抑えられる。これなら、近くの川や湖から水を引かなくても雨や土壌に蓄えられた水で事足りる。
さらに、二酸化炭素を放出する肥料や農薬だけじゃなく、機械化農業に頼らなくていい。そのため、温室効果ガスの排出量は46%も少なく、水質汚染は98%抑えられる。
そして、オーガニックコットンは再生可能な原料だ。着古したらリサイクルし、埋め立てても微生物が分解できる。
こめまろ「さいこうだ!それにする!」
ただし!デメリットもある。現在生産されている綿のうち、オーガニックコットンの割合は1%にも満たない。そんなに多くは収穫できない。効率のいい作物ではないんだ。
そして生産で出る温室効果ガスが少ないとは言え、物流でアテクシたちの手元に届くまでの排気ガスや梱包はサスティナブルじゃない。
こめまろ「もっとよくなるために課題があるんだね」
「サスティナブルな買い物を楽しむコツ」
買い物をするとき次の5つのポイントを覚えておこう。
①認証マーク
オーガニックコットン製の商品を選ぶ際に、消費者が問題を検査しクリアしているかを知れる認証マークがある。
環境への影響や有害物質が気になる人は「OCS(オーガニック・コンテント・スタンダーズ)」や
「GOTS(グローバル・オーガニック・テキスタイル・スタンダード)」のマークを探してみよう。
他には、生産者にちゃんとした賃金が行き届くかどうかが気になる人はフェアトレード認証。
動物実験や動物性の原料が含まれてないかを知りたいなら、ヴィーガン認証(もしくはCruelty free認証)をチェックするといい。
↑ Leaping Bunny
↑ Beauty Without Bunnies
②トレーサビリティをチェックしよう。
その製品が、いつ、どこで、だれが、どうやって作られたのかを明らかにし、原材料の調達から生産、消費または廃棄まで追跡できることをトレーサビリティという。
そういった情報を公開している責任あるオープンなブランドの服を選ぼう。例えば、店員さんに聞いたり、QRコードなどで商品情報をチェックするんだ。
③アップサイクルな製品を選ぼう。
捨てられるはずの廃棄物から、新しく服やバックを作ったり、着なくなった服に新しいデザインを加えたり、その生地を使って新しい製品を作ることをいう。
廃タイヤや海洋ゴミ、廃材から作られた製品なんてのもあるぞ。
出典:SEAL
④修繕や染め直ししてくれるブランドを選ぼう。
壊れたり、穴が空いたら、直してくれるサービスがあるか店員さんに聞いてみよう。もしなければ、リペアショップや染め直しのお店を探すか、自分でDIYに挑戦してみよう!
⑤古着やフリマアプリを使おう。
服がほしいとき、リサイクルショップやフリマアプリを覗いてみよう!手放された服の20%はリサイクルショップやバザー、フリマアプリに行く。
誰かにとっていらない服は、キミにとって新しいお気に入りになるかもしれない。是非活用してくれ!
買うときのポイントは以上だ。そしてもう着なくなった服を手放すときは、ゴミ箱に捨てるのではなく次のやり方を参考にしてみれくれ。
リサイクルショップやフリマアプリで売るのはもちろんだが、リサイクルボックスに入れるという手がある。
BRINGは不要になった繊維製品を回収し、そこから服をつくるプロジェクトを行っている。イオンやイトーヨーカドー、無印良品、GUなどにこういったボックスが設置されている。
出典:スノーピーク
最近はファストファッションブランドも回収ボックスを設置し、積極的に不要になった衣服を回収しているので是非利用してくれ!
出典:TOKYO GINZA OFFICIAL
https://lifehugger.jp/column/clothes-recycle-apparel-brand-selection/#chapter04-09
ZOZO TOWNでは、以前購入したアイテムを下取りして、次に購入する商品を割引いてくれる買い替え割を導入している。
出典:ZOZOTOWN
こめまろ「いっぱいやりかたがある!!」
ファッションは楽しいもの。何かを犠牲にするやり方を変えていこう!
「おわりに」
さて、いかがだったかな。衣服は食べ物と違って賞味期限はない。だが、消費期限があるそうだ。
こめまろ「!?服はくさらないよ?」
服のトレンド、つまり流行は目まぐるしく変わる。アパレル業界からすると、消費者がその服を「おしゃれ!欲しい」と思えなくなったらその服は腐ってしまったのと同じことなんだ。
だからセールをやるんだけど、それでも売れない場合は廃棄されてしまう。
こめまろ「アウトレットで売ればいいのに!」
売れ残りをアウトレット専用店舗で販売するブランドもある。そうなると原価を割ってしまう商品が増える。つまりブランドに利益がなくなってしまう。
それにアウトレットで安く買いたいと消費者が求めてしまうと、アウトレットでしか売れなくなってしまう。そうなると結局、売れ残りが増えることに繋がるんだ。
クリスマス、年末年始のセール、最近はブラックフライデーなんかも日本で見るようになった。
本当に、必要なものなのか?をよく考えて買わないといけないな。
値段が安いという理由でその服を買うならやめておこう。本当に、何度でも何年でも着たい!と思えるなら買う。そういったこだわりがとても大切なんだ。
これからもファッションを楽しむために、キミ自身が変わらないとな。
こめまろ「かわる!」
そうすることで、消費者がサスティナブルじゃないファッションはしたくない!とブランドや企業に働きかける意思表示になって、一緒に変わっていけるはずだ。
ちゅーことで、今回の授業はここまで!
是非、理解できるまで何度もこの授業を見返して、地球を救うヒーローになってくれ!
次回は「日本一わかりやすいSDGs〜カフェ編〜」をお送りするぞ!
こめまろ「おたのしみに!」
※ちなみに毛皮や革業界について知りたければ、こちらをご覧ください!
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