ターニングポイント#1|ゲスト:「コピーライター」松井稜弥
夢中教室で12月から新たに始まったキャリアプログラム「ターニングポイント」。
今回は、その1回目の内容をまとめてレポートにしました。
第1回目は、コピーライターでもある伴走先生の松井稜弥さん(通称まっちゃん)をゲストに、これまでの人生や、今の仕事のやりがいなどを聞いていきました。
今回子どもの頃は「サッカー」だらけ
まっちゃんは小学生時代、サッカーに打ち込んでいました。
ただ、同時に他人の目を強く意識することもあったようです。周りからどう見られているかに敏感で、自分の行動や言動に対する周囲の反応を気にすることも少なくなかったようです。
中学生になると、サッカー部のキャプテンとしてチームを引っ張る役割を担うように。
この時期に彼は、チームをまとめ、目標達成に向けてメンバーと一丸となる重要さを学ぶ反面、自分はキャプテンとしてどうメンバーに映っているのか、このやり方でいいのか、そんなことに悩むこともあったようです。
高校時代もサッカーに情熱を注ぎ、同じくキャプテンをつとめ、時には責任と圧力に直面しつつも、困難を乗り越える経験を積んでいったとのことでした。
ただ、この頃も人から嫌われることはまだ怖かったんだ、と彼は語りました。
ターニングポイント。大学時代に訪れたインド
大学生になり、元々は教員になるため教育学部へと進学したまっちゃん。
しかし、インドへの旅に出かけたことが、人生のターニングポイントになったと言います。
インドへの旅は、単なる観光ではなく、現地の文化に深く浸り、地域の人々との交流を重ねる体験でした。
毎年夏休みや春休みを利用してインドを訪れは、路上で生活する子供たちや地元の人々と時間を共にしていったのです。
インドで彼が出会ったのは、貧困や困難な状況にあるにもかかわらず、希望と明るさを失わない子供たちでした。彼らの生きざまは、まっちゃんに「人生において何が本当に大切か」ということを考え、自身の価値観を根底から見直すきっかけとなったそうです。
もちろん異国の地での生活は決して容易なものではなく、言葉の壁や文化の違い、生活環境の違いなど、数多くの困難に直面したと言います。
しかし、そういった困難以上に、出会った人々や文化を通して得られたものは、今にも大きな影響を与えています。
かっこいい大人と出会えた社会人
大学を卒業したあと、1社目の経験と学びも生かしながら、コピーライターおよびファシリテーターという職業に就きました。この仕事は、単なる職業以上のもので、彼自身の人生観や価値観を形作る重要な要素となりました。
コピーライターとして、彼は様々な人々の物語を言葉に変換し、その言葉を通じて彼らの思いや経験を広く伝える役割を担います。一方、ファシリテーターとしての彼の役割は、人々が自分の考えを明確にし、コミュニケーションを通じて互いに理解を深めることをサポートすることが仕事です。
そして仕事を通し、様々な業界や分野の人々との出会いっていきました。
医療、教育、地方自治体など、多岐にわたる分野の人々の話を聞き、それを広告や記事、ビデオコンテンツなど様々な形で表現していく中で、人々の生きざまやキャリアの多様性を肌で感じていったのでした。
人々のストーリーを通じて、様々な価値観や生き方、仕事の意味を学び、それが巡って自身の人生も豊かになっていったと彼は語ります。
「かっこいい」大人たちとの出会い。
それが何よりもまっちゃんにとって豊かさとつながることでした。
最後に彼は参加してくれた生徒たちにこう伝えます。
「自分や誰かを傷つけないかぎり、自分がおもしろいと思うことを信じればいい」
今後のターニングポイントの予定
◯2回目(12/11)
2回目は、月に1回の「自分や将来を考える講座」。
「好きなことマップ」と「得意なこと発見ワーク」に取り組み、自分の興味あることや得意なことを再発見するワーク形式の講座を行います。
◯3回目(12/18)
3回目は、大学生の市来陽さんをゲストに呼び、トークセッションを行います。
(プロフィール)
日本大学芸術学部文芸学科在学。小説、エッセイ、詩、俳句などの文章芸術を勉強中。自身の保健室登校や不登校を経験から夢中教室にも関わる。
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