先日、受講生からお話を聞いて思った事
先日、講義が終わった後、一人の受講生から話かけられた。
受講生「先生、聞いてください。 講義を受ければ受けるほど今働いている職場が最悪なんだなぁって思うんです。」
どのような職場かと…。
受講生「ベットから車椅子へ移乗する方法を先輩にお聞きしたんですが…。」
先輩「じゃあとりあえず見ててください。」
3回くらい見て頂いた後…。
先輩「じゃあやってみて…。?」
受講生「えっ? まだ何も教わっていませんが…。」
先輩「今、見てたでしょ?やってみて。」
受講生「は…。はい。」
実施し失敗ししりもちをつかせてしまう…。
先輩「何してるの??事故報告書書かなきゃじゃん…。」
よくありそうな現実ですがあってはならないことですよね…。
他のことでも利用者さんが歩いていて転倒して…。職員が発見して…。頭打っているかもしれないにもかかわらず何もなかったことのように隠そうとしている。
施設長にそのことを報告すると「報告ありがとう。何かあったらクレームになるところだったよ…。」 うーん。そこではないですよね??
だったり、とても熱いお茶を何も声掛けせずに利用者に提供したり、同じ利用者にトロミを付ける時にトロミの量が統一されていなかったりと…。
僕はお話を聞いてもうこれは介護以前に一人の人間としての問題だなぁと思いましたし、これって虐待ですよねって正直思いましたし、そのように受講生にお伝えしました。
受講生「そんな職場で働いているので講義で聞いていることは当然なんだろうと思いますが私は綺麗ごとにしか感じられなくなる時がある」と…。
僕は本当に悲しくなりました。本当に真面目に受講されているのに真面目に仕事している方の方がダメになっていってしまう現実…。
最後に受講生から「これだから介護嫌いになるって…。」
きちんと真面目に仕事をしようと思って受講されているのに…。 介護離れにつながってしまう…。
講師として、同じ介護職員としてまだまだやること、できる事沢山あるなぁって本当に思いました。